2007年1月 6日

サキノマツリ

様々なる情報を伝聞しつつ、いざ岡山へ。

2007010601.jpg
 「4番GOGO 4号車 17番でー」

コート上に出てくる選手達の様子がいつもと少し違います。
ケイさんを始め、皆が交互にムック選手の肩を叩いていきますよ・・・。
そしてこれは選手全員ですけど、皆がお互いにHugし合ってます。
これはどこの風習?どうやら新手の儀式が作られたようです。

パス練習が始まりました。

♯2(イク)-♯5(ワンジョ)
♯4(サキ)-♯16(ユウコ)
♯8(カナ)-♯15(エリ)
♯7(ミユキ)-♯13(ルカ)
♯3(マリ)-♯10(リョウ)
♯11(フォフィーニャ)-♯17(ムック)

んーむ、あの選手もあの選手も外れちゃったかと思いつつ
あぁ、ホントに来たんだなあと実感した瞬間でもありました。
外国人さんとパス練を組むのは正セッターですからね。
とうとうムック選手がVリーグスタメンデビューであります。

初スタメンコール等々に感動する間もなく、試合開始。

ムック選手による1stトスは、誰もが予想できたことではありますが
やはりサキさんへのクイックでした(ちなみに2点目も)。

しかし、1set目こそ圧勝と言ってもいいほどの出来だったものの
以降は1セット落とすなど、けっこうな苦戦試合となってしまいました。

(3-1)
25-14
21-25
25-18
25-21

ブロック吹き飛ばしアタッカーが居ませんから
しつこく相手にブロック→レシーブされ、キツかったですね。
(裏を返せば、トス回しが単調になったということでもある)

あり得ない状況でボールが落ちてしまうことが多々あるなど
チームの決まりごとも明らかに固まっていませんでしたし、
やはりなんといってもセッターが緊張しまくりでしたからね
周りのお姉さま方も決めてあげようと、必死でしたよ。
(よって、チームというよりも個人技繰り出し的な試合展開になった)
セッターを育てるって本当に大変なことなんだなと痛感&感謝。

最終セットでは、それまでサーブミスを重ねていたムック選手が
のっけからサービスエースを決めるなど調子を上げ始め
最後はミユキ選手(おもろい)のサービスエースにて幕を閉じました。
勝利ヒロインインタビューは♯4あるいは♯7が妥当でしたが
ここはお約束、初スタメンなセッターさんが初インタビューとなりました。

「まず最初に・・・スタートが良くてよかったです」
「これからのことは・・・かんがえてないです。一戦一戦頑張っていきます」

なんだか、ひらがなチックなインタビューでしたよ。
ほんと、試合のことだけで精一杯だったんだなあ。

そうそう、今さらながらスターティングメンバーは以下の通り。

♯2(イク)♯4(サキ)♯7(ミユキ)
♯3(マリ)♯8(カナ)♯17(ムック)
♯10(リョウ)

ははは、SpringsB(無難)チーム、超手堅く来ましたね。
サキさんの活躍は言うに及ばずとして(29打数16安打4ブロック)
アルカス時代から見ていたはずのミユキ選手の凄さに目を奪われました。
ほんと凄いのなんの。他チームファンに妬まれるのもムリないわ。

3セット目からは♯3⇔♯11チェンジ。
フォフィーニャ選手は昨季のケニア選手ほどの爆発感はないものの
レシーブ・アタックともに手堅いプレーをされる様子でしたので
コンビがもう少し合えばいい感じになってくるのでは?(なってほしい)

そうそう、同じく3セット目にピンチサーバ登場したワンジョ選手が
これまた予想通り、ですが、見事なバックアタックを決め込んでました。
パッと見では、そろそろ呪縛が解けてきているのでは?とも。
正直、「後衛で」彼女が入れば面白いのにと素人は思いましたもの。
パワーアタッカーは必要。とにかく早く修正してくれーー。

そしてムック選手。
まずボールの指離れ?が以前よりもキレイになりましたねー。
レシーブは元々良い選手ですが、ブロックも改善されたように見えました。
(チーム全体で強化してるんですから当たり前の話ですが)
サーブは4セット目は良かったんですがね、最初からこの調子で頼みます。
肝心のトス回しについては、これから経験を積んでもっと上手くなってほしいなと
期待値込み初スタメンご祝儀で、ちょっと甘めに・・・なんて偉そうにスミマセン。
ツースパイクは我慢してらっしゃる風でしたけど、やっぱ出ちゃうんですね(笑)
いやいや、もっと打っていいよー(でも入れてね)。

改めて見るとV公式帳票ってけっこう間違いも多いのね。
そしてやっぱりこの手の数字はアテになりませんよ。

試合終了後、Springsの選手たちが次の試合を観戦している最中
エンドスタンド裏で真鍋さんとマリキャプテンが話す姿が眼に入りました。
かなり長い間のことで、明らかに何事か叱責され続けている様子。
あぁやっぱりキャプテンって大変なんだわねぇと気になりつつも、
コート内での試合に目をやっているうちに、二人の姿はなくなり
ふと気付くと、キャプテンは後方で別の誰かと話し込んでいました。

現・広報さんでした。

試合前は皆の緊張をほぐそうと頑張っておられましたし
試合中はレポに備えて?メモ書きに追われてましたっけ。
チームにまだまだ必要な存在であるのに違いありません。
残ってくれて本当にありがとう。

スタッフも選手も全員でチームを作ろうとする様子がひしひし伝わります。
これに報いるには、とにかく「勝つ」ことしかないんですよね。

こりゃあファンも気合入れなあきませんで。

 

READY GO!

はれのくに岡山

さすがだ、晴れてますよ。

 

2007年1月 5日

石の上にも三年

朝から晩までお年賀客が途切れることなく、
経理ときどき総務な私も(当然ながら)受付業務をせねばならず
こんな時に限って経理までが〆日、しかも残高が合わない合わない。
数字突き詰め作業自体は好きなんですが、今日は疲れました・・・。

そんな残業帰り、久々に「実録!大西ユカリ・ショー」を聴いていたら

「身体が不自由になればなるほど、精神は自由になる」
という小林佐智子さんの言葉を唐突に思い出しました。
一生向き合いたいほどに、深い言葉です。

***
さあ明日はいよいよV.プレミアリーグ開幕です。
いかに「足りないところ」を早く見つけるかが勝負ですよね。
そう考えると、やっぱり不安より楽しみの方が大きい、気もしてきます。
第三者なファンには心配ばかりが募るものです。

開幕3連戦を皮切りに、どれだけ生観戦できるか分かりませんが
基本的にSprings観戦については「減点法」ではなく
「加算法による相乗効果狙い」で捉えていけたらと思ってはおります。

*****

ぐおっ、すっげー嬉しいなぁ。
・「元キャプテン鶴田桂子による『K's レポート』が始動します!」
(Springs公式より)

不安が多少和らいだ気がします。

 

2007年1月 1日

シーズン開幕へ向けて

スプリングスファンクラブの新しい会報が届きました。
移籍選手さんたちによるメッセージが興味深かったです。
あ、新レプリカTシャツはなんだか寝巻きみたいですけど。

また、同封されていた公式ガイドですが
表紙のチーム全体写真に、おや、真鍋監督が入っていますね。
フォフィーニャ選手合流後は入れ替わる位置のような気もしますが
たとえ暫定的でも、監督入りの写真というのは嬉しいものです。

傍から何と言われようとも、他チームが強く見えちゃう時期なので
正直、いろんなことを予想する勇気と根拠が私にはないのですが
そうは言いつつも、2007V.プレミアリーグに向けての所感をざざっと。
もちろんSprings限定です。

【センター】
スプリングスの誇りである先野&大村鉄壁最前線(ぐぉーっ)。
いよいよチーム現役選手最年長となられたサキさんには
とにもかくにもカッコ良いセンター像を見せつけてほしいですし
カナコさんには昨年度のギアチェンジを経てトップモードへと
遠慮することなく最高峰を目指してほしいものです。
至宝コンビを疲弊させないためにはエリ選手とルイス選手の活躍も必須。

【リベロ】
間違いなくスプリングス'07の要となる存在でしょう。
リョウ選手には格の違いを見せつけてもらいたいところ。
あとはアイ選手がどれだけサポートに入れるか・・・かな。

【レフト】
最終的には外国人+1枠における熾烈な争いとなりますが
フォフィーニャ選手(とセッターのコンビ)の出来に加えて
キャプテンがどれだけ早く食い込めるかが鍵となるのではないかと。

【ライト】
今季スタメンかなぁと目していたのはミホ選手だったのですが
この事情では、やはりイク選手が務めることになるのでしょうね。
ほんとはココにleftyが入ると面白そうなんだけど、うーん。

【セッター】
熱烈応援中のムック選手にスタメンを張ってほしい気持ちは山々ですが
長いシーズン無理はしてほしくない。こうなれば誰がスタメンでも覚悟済。
でもやっぱりむちゃくちゃ期待しています・・・ファンだもん。

【監督】
第1幕、第2幕、第3幕ひいては総合優勝しか眼中にないはず。
羨ましがられているらしい補強メンバーを存分に使い回して下さい。
いろんな戦術も(私には理解できなさそうですが)楽しみにしています。

【コーチ&トレーナー&マネージャー】
ケイさんを筆頭に、スプリングスにおける縁の下の力持ち。
少ない人数で大変でしょうが・・・たのんます!

そして蛇足ながら
【チーム】というか【スポンサー】へ
好業績なうちにクラブチーム化への道筋を作ってほしいっす。

 

2006年12月31日

吉本と真鍋さん

朝、テレビをつけたら植田さんが出ておられたんで
ちょいと「おじょママ」なんぞを見てました。
モモコさんとはかなり前からのお知り合いなのだそうで、
そういえば、大昔の月バレ(バックナンバーで見た)真鍋さんへのアンケートで
「好きな芸人:ハイヒールモモコ」とあったような気がするなと思ってたら

モモコさんが「そうそう、今は久光で監督やってる真鍋くんとかね」
おぉっと、顔写真つきでお名前も出てきましたよ。
菜摘さんには「唇の色が悪い真鍋くん」呼ばわりされてましたけど。

2006123101.jpg

中田なおきさんといい(この人はある意味ちょっと別格ですが)
吉本での人脈も広いんですねぇ、真鍋さん。

トミーズよりは、断然感じの良いコーナーを朝から見せてもらいましたわ。

 

2006年12月29日

ベテランは試合でのお楽しみ

大して疲れているつもりはなかったんですけど、ぐぐっと朝寝坊。
父と妹が帰ってきましたので、母の(グチ聞き)相手をする義務もなく
ひたすらぐうたら年賀状書き。必須な人たち(主に会社がらみ)は完了。
明日からは少し外にも出ないと。

*****
「チームの顔2007」をざざっと読みました。
まずはもちろんSpringsのアンケートページから。

相変わらず変哲ない質問内容であるにもかかわらず
どっかの豆腐以上におっとこまえな先野姐様。
バレー愛にあふれたコメントは、なぜか非常に新鮮でしたが
好きでもなきゃ、こんなに長くプレーはできませんよね。
(あの腰バンドはずっと気になってたんですが、ヘルニア予防?)
ムック選手ならずとも思いますよ。
「すべてすごい!!」
(※編集部はいいかげん名選手の名前ぐらいチェックしなさい)

いかん、これでは先野さん万歳!で終わってしまう。
というわけでアンケート、他に笑ったのはマリキャプの失敗談と
(そういえば、巻頭インタビューもなかなか良かったですよ)
ムック選手のチャームポイント(ひらがな多め)ですかね。
狩野選手の一見諦観気味なムード、私はけっこう好きです。

HOT TOPICSは密かにケイさん登場回数がダントツ。
まだまだそれだけ存在感があるということで、期待してます。
逆に微妙だったのは「KEY PERSON」対談でしょうか。
と思って他チームのを確認したら、どこも微妙だった・・・。

Springsについては以上。
たまには他チームについても寸評などを。

【レッドウィングス】
・見所はやはり♯0⇔♯1のラブコール?
・全体写真でキャプテンバーをつけた人がいません(こまかい)
・「プレーがすべて」のチームカラーは変わりませんね

【バンブー】
・チームカラー(雰囲気)はけっこう好きなんですが
・色覚検査ユニフォームはなんとかなりませんか
・2007年はいろんな意味でスポンサー次第か

【アローズ】
・春高カラーは毎年リニューアル(よって苦手)
・大山姉がどこにも居ません(アンケートには居るけど)
・鍵を握るのは果たして大山姉妹だけなのか?

【シーガルズ】
・突っ込むのも恐れ多い(河本教)集団ですが
・大幅リストラにて登録選手は20名に(内セッター6名)
・やはり鍵は野村選手復活でしょうか・・・

【レッドロケッツ】
・良い選手は多いのよね、ほんと
・でもメーキャップは変えた方がいいですよ(目バリが変)
・ひとまず吉川先生と生徒たちの関係次第ですかねー

【マーヴェラス】
・今、もっともファンに近いチーム?
・意外とみなさん庶民的です
・良くも悪くも全日本3人組次第、なんでしょうね

【リヴァーレ】
・ちょっと書くのに疲れてきました
・なんせ監督さんが苦手でね
・でもキャプテンとメグ姐は好きですよ

【エアリービーズ】
・リーグ一充実したアンケート内容
・有能そうな選手が多いのに、皆さんスラリアン(造語)
・今なぜ達川監督なのか。

【クインシーズ】
・NECを地味にした感じの女王さまたち
・気の良い感じの人たちですね
・チャレンジ!

番外編:南(克幸)選手、応援してますよ。

ふう。

 

2006年12月27日

ポルトガル語

新外国人さんの入団が公式リリースされました。
「ないものの」がリフレインされ、かえって強調されてますが
あの真鍋さんが取らないわけじゃないじゃんね。

去年のケニア選手合流もかなりギリギリでしたが
おお、来日は1/3とね、開幕戦スタメンはどうなるんでしょう。

みんなの活躍を見たいっす。
もちろんフォフィーニャ選手もふくめて。

 

2006年12月21日

レ・ミゼラブル

朝、電車でつり革片手に本を読もうとすると
向かいに座っていた女の子の会話が耳に入りました。

「今日の授業、絶対にヤジが飛ぶと思うねん」
「えー、そうなんですか」
「退官講義やから、休めへんやろうし」

手元のレジュメらしきものの表紙には、本間某の名前が。
最近ニュースに疎い生活をしているので自信はないながらも
例の宿舎問題で騒がれていたあの人のことかなと薄ぼんやり。

帰宅後、母に話すと「けっきょく竹中さんが来たらしいよ」とかなんとか。
迂闊な人なんでしょうけど、きちんと仕事してくれりゃいいじゃないんですかね。
そんなことよりも、(勉強してない)政治家のお給料問題だとか
根本的なところをもっと追求してほしいものですが。

*****
で、ええと、柳本・植田さん監督続投っと
あー、私の嫌いな名前もありますね。
またも大商大-新日鉄堺コンビにて五輪を目指すことになるのかー。

私自身、柳本さんの前時代的合宿を直接体験したわけではないので
それについては、あまり追求できる根拠がないんですけれども
あの「臆病にして大雑把」な采配がナショナルチームの指揮官に
ふさわしいのかどうかは甚だ疑問であります。

監督は協会の象徴のような、というかそのものですから
協会が代わらない限り、監督も代わるはずがなく
ということは、監督への疑問はそのまま協会に向けるべきものであり

・(特にベテラン)選手の代表参加拒否
・明らかに手薄なスタッフ、アナリスト・トレーナー
・ブロック強化以前に、それを構築する戦術のなさ

などなど、挙げ始めるとキリがありませんが
これらの問題はどう解決していくおつもりなのでしょうか。
(五輪をエサに強権発動しか出来なさそうな気がしますが)

いずれにせよ柳本さん続投ということで
ファンにとっては勝敗以前に「選手を潰すなよ」という心配が
先に立つチーム作りをされるのであろうことは明白となりました。

それよりなによりV(プレミアリーグ)ですよ。

 

2006年12月13日

なぜ

私が文句を書くと決まって翌日更新されるのか分かりませんが・・・

ともかくもSprings公式ページが大幅刷新されています。

家に帰ってゆっくり読みたいと思います。

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ざざっと感想

○インタビュー(落合、佐野選手)
どちらも面白く、深読み・・・しちゃいますよ。あはは。
プレーを見るのが楽しみな二人であります。

○新ユニフォーム
黒ユニにブルー(爽やかさ?)が入りました。
やっぱチームカラーを入れないとマズいのかな。

○個人写真
アジア大会直前に撮影されたものでしょうか。
とすると、かなり突貫工事。そりゃ更新できんわなー。
突っ込みだすとキリがありませんが、気まぐれ寸評。

・サキさんはやっぱり誰よりもニヤリ系。
・ワンジョ選手、随分かさばるヘアスタイルだな。
・ルイス選手の目標は「体づくり」・・・同意書出てないの?
・カナコさんは何だかワイルド。
・リョウ選手、すげー筋肉。
・ルカ選手、やっとこさ目立たない口紅に。
・エリ選手・・・この写真は(旧姓)大友選手に似てますね。
・ムック選手、良い表情だ!
・ケイさん、さりげなく髪が伸びましたねえ。

○メッセージ
・大量のペヤング・・・って食べたことないんですよ。
(だから「ペ・ヤングン」の面白さが最初分からなかった)
・ミッキーが密かにレクソナアデスさんのユニを着てます。
・「たぁおむ」と「たぉむ」の読み方がやっぱり分かりません。

○チーム写真
毎年、選手の並び方が興味深いんですが、考えるの大変そう。
外国人さまがいらっしゃらない写真となっておりますが
真鍋さんって勝算がない戦いはしなさそうなだけにねえ。
スポンサーの業績も良いし、どうなんでしょうかねえ。
ねえねえ?

 

2006年5月 1日

黒鷲企画 ―選手紹介③―

花粉症によるクシャミと眠気に襲われております。
眠気は単に寝不足ですけれども...

三日(坊主)目の本日は、
現段階で同列に並べるにはまだ早いかもしれませんが、
久光製薬スプリングスの未来を担う、若手期待の星をご紹介したく。

― (入れば)エース級のスライダーサーブを引っさげて
― ♯4さんと並んでいると、まるで「肩幅コンビ」
― ムックよりもガチャピンに似ているような気がしないでもない

なんて、面と向かっては絶対に言えない
コワモテNo.1ならぬ筋肉No.1セッターさんです
(笑うと、とても可愛いんですけどね)

♯17 橋本直子
(セッター)
・1984年7月11日生(21歳)
・身長172cm(指高224cm)
・最高到達点296cm
・愛称:ムック

プロフィールにはきまって
"サウスポーから繰り出されるジャンプサーブとツーアタックが武器、
攻撃的トス回しが光るセッター"とか何とか書かれていることが多く、
それは確かにその通りなのですが、何といっても一番の魅力はあふれる気迫。
コートに立つと、まるでゲートインしたサラブレッドかのように、ひたすら前向き戦闘態勢まっしぐら。見ているだけで楽しく、そしてかなり怖い。あらゆる意味で貴重なキャラクターです。

最初にプレーを見たのは、やはり2005年2月「あのJT戦」でのこと。
ピンチサーバーでの出場ながら、メグカナ世代のユース正セッターということで
注目していましたが、プレーより何よりも、お姉様方の笑顔とは真逆に近い、
その闘志あふれる眼差しが強く印象に残りました。

その後、サマーリーグで初めてセッターとしてのプレーを拝見。
どうやらバックアタック(のトス)と、自ら打つツーアタックならぬツースパイクが
大好物であるらしく、実際よく決まっていたんですが、点が入った時の喜び方が
これまた良くって、コートの中も観客も盛り上がる盛り上がる。このとき名実ともに
ファンとなってしまいました。

Vリーグでは、鶴田さんという大御所を越えることは容易なことではなく、
またもピンチサーバー枠での出場となりましたが、12V開幕デンソー戦では
サーブ8打数でノータッチエース3・効果2(効果率43.8)という
凄まじい数字を叩き出すなど、勝利にも随分と貢献してくれましたし、
リーグ後半には数少ないトスアップのチャンスにセンター攻撃を使う
"冴え"も見せてくれました。

これからどういう使われ方をされるのか、現時点では分かりませんが、
セッターとしてはまだまだ若い21歳(中田さんは、とかいうのはナシで)。
四天王の背中を最もよく見ている選手の一人でもあります。
今はまだその高い目標と現実とのギャップにもがいているようにも見えますが、
とにかく前へ前へ進んでほしい。
そして、いつか追いつく日をファンは楽しみにしています。

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