よじ登り
会場に着いてみますと、あらまSpringsは二試合目でしたか。ちゃんと確認しておけば入替戦とハシゴできたのになあ。ライブスコアを追いつつ東レ×NECの試合をゆるりと観戦・・・と行きたい所でしたが、頭の中ではセット率と勝率とがグルグルと駆け巡っておりました。最終的には「ま、勝つしかない」ってことね、と。
んーなんだよ東レ。リベロ筆頭に疲労でぼろぼろではないですか。昨日の試合がウソのようなパフォーマンスです。かたやNECは松崎選手が大活躍。なにかと気の毒なイメージが付きまとう彼女ですが、改めてよく見るとおもしろいスイングですねえ。ゆっくりなのに相手ブロックはつきにくいのか、よく決まってます。逆にスイングはシャープに見えるのに、やたらブロックにかかりやすいのが有田選手。サウスポーですし、何かと面白要素が揃っているので期待してるんですが、なかなか上がってきてくれなくて残念です。要所要所では省エネ高橋選手も確実得点し、試合序盤はNEC優勢モードでしたが、これが持たないのもまたNEC。途中からはセミファイナル不振続きの杉山キャプを降ろして臨みますが、流れは徐々に徐々に東レへ。そしてフルセット勝利。
リーグ順位通りの順当な結果ですが、この負け方は尾を引きそうですね...。
そして第二試合。
試合前のベンチはいたって和やかでした。ローガン選手も昨日とは打って変わって良い子モード。ムック選手とニッコリ目線を合わせたりなんかして、ははは、試合中には絶対ない光景ですよなー。
スタメンはサキさんを外してアン選手in。デンソーさんはトス回しが分かりやすいチームですから(東レ戦の結果如何を問わず)この三連戦でアン選手を有効に使うならここだろうなと思っていたのですが、はたしてその通りとなりました。
肝心の試合内容はといいますと、特に第1、第2セットはバレーボールを見ている気がしなかったですね。オカトモ主将抜きのデンソー相手にプレッシャーと疲労とで動きはガチガチ。ブロックを警戒してかフェイントもやたらと多く、なんとも無茶苦茶な、ちょいと異種格闘技的な様相さえ呈しておりました。ムック選手への二段トスなんてのもありましたっけか。ま、それならそれでそういう闘い向きな人も多いチームではありますし、内容よりも結果が大事な試合でしたから、ともかくも勝ってよかったですよ。第二セット最終盤などは応援席も大興奮でしたし、生観戦の方々が不満を抱くような試合にはならずにすんでよかったですね。
Springs vs Airybees
(3-0)
デンソーはお祓いに行った方がいいかもというシーズンになってしまいましたが、二年連続同じ外国人さんだったことを含めて、昨年準優勝からの上積みなく守りに入ってしまったことが最後に次々と最悪な形で出てきてしまったのではないかなと邪推してしまいます。選手に責任はないのですが、監督責任は...これで全日本の監督騒動も一区切りでしょうか。
さあ、なんとかこのステージに辿り着きました。条件状況が良いとはとても言えないシーズンでしたが、ここまで来ることが出来たのはチームの頑張りに対する天からのご褒美のように感じます。
あとは少しでも良いコンディションで闘い抜くことが出来ることを心から祈っております。
...韓国どうしましょう。