2008年7月 6日

油断大敵

朝も早うから、汗をかきかきサマー3日目。
初日デンソー戦を見た時点では、決勝だなんて思いもよりませんでしたが、
いやはや何事も諦めちゃダメってことですねぇ。

Springs vs Seaguls
(2-0)
25-19
28-26

#9(アン)#12(ミホ)#13(ルカ)#14(ミナミ)
#16(ユウコ)#18(シュリ)#19(コウキ)

現若手メンバーにシーガルズへの苦手意識はないだろうとは思っていましたが
予想以上に良い試合展開でした。一番の勝因はサーブで打ち崩せたこと。
シーガルズのレセプションが安定しないのは若手に限った話ではないですが
さすがにこのメンバーでは切り返しのコンビが安定していないんでしょうね。
ムードメーカー#55堀田選手が頑張ってましたが、サーブを始め、今ひとつ乗り切れず。
かたやSprings、まあ皆さん楽しそうにプレーをしておられまして、珍しくブロックポイントも出たりなんかしておりました。やっぱシーガルズと対戦する時のキモは笑顔なんかいなあ。
2セット目はもつれたものの、次の試合に備えて出てきたJT軍団に触発されたか、なんとか逃げ切りました。勝っておきたいメンバーで勝つことが出来たのは大きな収穫。

最終試合
Springs vs Arrows
(0-2)

2008070602.jpg
練習の手伝いをしておられました・・・アシックスだ。

スタメンは第1試合と同じでしたが、序盤からダダ崩れです。
例によってセッターを中心に雑なプレーが頻出。疲れがたまるのはしょうがないけれど、3年前のサマーで決勝進出したときは最終戦(東レ)もキッチリ勝ってましたやんか。

1セット目7点差をつけられたところで、セッター交代。ムック選手in。
スタミナ切れの徴候が顕著だったミナミ選手もマイ選手に交代。
しかし、アタッカーのキレは全体的に冴えてきません。
そもそもムック選手は基本的に先発(完投)型ですからね、点差はほとんど縮まることなく第1セット終了。

第2セットはルカ選手in、ミナミ選手は出たり戻ったり。崩れた原因はなんだったかなー、もう忘れましたねえ。
とにかくスッキリとストレート負けでございました。

2008070601.jpg
 「仲良し先輩&後輩」

試合後、決勝進出のセット率は...と、考え始めてようやく気付きました。
第1試合に勝った時点で決勝進出は決まってたんやん!
消化試合だったのですか。それはさすがにモチベーションも上がりませんわな。
道理で控えゾーンが笑顔だったわけだ。

とすると、初日のJT戦がむちゃくちゃ大きい意味を持ったということになりますね。
勝利そのものもですが、この試合でユウコ選手のセンターを機能させるメドが立ったことが何よりデカかった。もちろん選手、スタッフの皆さん全ての力によるものですが、やはりユウコ選手、お疲れ様&ありがとう。エリ選手が入っていたら・・・のお楽しみは決勝まで持越し。ご活躍を期待しております。

何はともあれ、結果こうして勝ちを収めたことで、選手ならびにチームの長所と短所がいっそう良く分かり、有意義な大会となったのではないでしょうか。
決勝は武富士、NEC、シーガルズとのことで、またまた因縁めいた組み合わせのようですが、今回は是非とも記念出場にならないような結果を出せることを願っております。

暑い中の連戦お疲れさまでした。

 

2008年7月 5日

サウスポーサウスポー

遠くの全日本(もどき)より近くの生サマーリーグですよ。
基本的にはイチャモンつけるより、楽しんだ者勝ち派なのです。

てなわけでサマーリーグ2日目。

昨日の戦いぶりからして決勝進出は厳しいかなと思いつつも
2試合ストレート勝ちすれば芽があることは存じてましたので
(この時点でデンソーが健祥会に負けたことを知らなかった)
予想に反してドキドキの観戦となりました。

1試合目
Springs vs Red Hearts
(2-0)

スタメン
#9(アン)#12(ミホ)#13(ルカ)#14(ミナミ)
#16(ユウコ)#18(シュリ)#19(コウキ)

昨日に引き続き、1試合目はルカ選手先発。
序盤は昨日の再現ドラマを見ているかのようなグダグダぶりで大差をつけられましたが、データが生きたのでしょうか、中盤以降はサーブで打ち崩し、それに伴いルカ選手が調子を持ち直し、なんとか1セット奪取。あとはけっこう楽な展開だったかな。
言ってもチャレンジリーグ、サーブが弱くブロックが低いですからね。昨日大活躍のミナミ選手がさほど頑張ることなくチームも流れに乗り始めました。畳み掛け始めれば地力に勝るSpringsがサラリと勝利。

さあさ、あと2セットです。

2試合目
Springs vs Eighty8Queen
(2-0)
31-29
25-21

スタメン
#2(マイ)#9(アン)#12(ミホ)#16(ユウコ)
#17(ムック)#18(シュリ)#19(コウキ)

後方から「ムック出すんか!」と他チームファンから非難の声が洩れ聞こえましたけど、知ったことか。先発はルカ→ムック、ミナミ→マイとなりました(真鍋さんはミナミ選手を極力温存したいのではないかと)。1試合目をストレートで取っている以上、この試合も意地でもストレート勝ちしたいところであります。となれば、もうメンタル勝負ですわな。

開始早々センタークイックが2連続でアウトとなり、不穏な空気漂いまくりの展開。ズルズルと相手リードが広がってしまいました。期待のジャンサもネットにかかり、早々とフローター切り替えです。何とか差を取り戻したのはシュリ選手のサーブでしたかねえ。

しかーし、ムック選手の持ち技はそれだけではありません。昨日はほとんど出さなかったツーアタックです。普通なら返すしかない位置に上がったボールをカンペキな助走で打ち抜いたアタック、観客の度肝を抜いてました。基本的にムック選手がツーを乱打する場面は状況が悪いことの表れなんですが、そんなことを通り越してあのツーはカッコ良いっすからねえ。観客をも巻き込むセッター、いいぜ!

なのに気が付けば22-24てな展開。
見ているコチラは半分諦めかけてましたけど、タイムアウトも良い具合に取っておられましたし、セッターさんの顔を見ればこれまた全く諦めてない。サイドアウトの連続でうわうわ言ってるうちに30点て!いやぁ面白かったっすわー。
最終盤はキャプテン榛澤マイ選手のブロック&アタックが光りました。チャレンジチーム相手ということもあり、決めまくってくれました。うむ、ブロックはマイ選手>ミナミ選手ですかなあ。

「絶対にこのセットは取れる」と確信しながらも、セットが終わって足元を見ると、脚がブルブル震えてました。我ながらザマないな。

1セット取ってしまえば後は何とやら、2セット目は精神的に楽でしたね。ムック選手のツーフェイントが決まりまくっていたのが印象的でした。己のツーの威力を知りながら、知るが故に極力ツーは打たないムック選手ならではのトス、敵はおろか味方までもが惑わされてましたよ。やっぱ面白いセッターさんですなぁ。

しかし、この試合で特筆すべきはなんといってもユウコ選手のアタック。過去のサマーと比べても一番のキレ具合だったんではないでしょうか。スイングの速さといい強さといい、初めて見たぞ!!うむむ、これは真剣にリーグ戦でも見たいですね。活かし方は難しいかもしれませんが、ぜひぜひライト起用でひとつよろしくお願いしたいものです。

ちなみに本日はリベロのコウキ選手が奮わず。センター陣のサーブ時に連続得点が続いたのは好サーブだけのせいではなかったはずです。レセプションはシュリ選手が随分とカバーに入ってましたし、ブロックフォローも位置取りが悪い。ただし視野の広さとセンスでまだまだ伸びる余地のある選手だと思いますので、これから、ですね。

あとは、そうだそうだアン選手、クイックを打てるようになってきましたねえ。リーグだったらどうかな?というアタックもありましたけど、昨年より随分と意識の向上を感じました。ダイレクトの成功率も格段に上がりましたし、センターとしての違和感が減りましたね。ここ1,2年はチャンスやもん。センターのレギュラーポジション目指して頑張って下されい。

*****
決勝リーグ目指してどういった作戦で臨むのかSprings
全力で臨み、勝利を掴み取ってこそ経験は生きるというもの。

応援してますぜ。


 

2008年7月 4日

復活

雨やったんちゃうかい!というカンカン照りの蒸し暑さの中をてくてく交野へ。
1年ぶりのサマーリーグです。
きつねうどんに15分もかかった食堂から急ぎ出てコートを覗いてみれば、うわっ少な!そして誰がトス上げるんでしょうかという疑問はたちどころに氷解。だって#13と#17両人ともユニを着てるんですもの。

第一試合
Springs vs Airybees
(0-2)
スタメン
#2(マイ)#9(アン)#13(ルカ)#18(シュリ)#15(エリ)#12(ミホ)
控え
#14(ミナミ)#16(ユウコ)#17(ムック)

たいがいSpringsが負けるときは「自滅」ですが、なにやってんだルカ選手の巻。
練習段階から誰とも満遍なく合わないトス。イヤな予感はしていたのですが、それ以上(以下?)でした。デンソー新人セッターと互角以下のトス回し(=二段トスの嵐)というだけでも論外なのに、何点ドリブル取られてんですかい。どこぞのセッターじゃあるまいし、トスよりお好きなのかレシーブし過ぎっすよ。ぼちぼち猶予期間も終わるでしょうに・・・頼みますよもう。

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高いブロック力は魅力なのですが・・・

ピンチサーバームック選手のジャンサ(ネットにかかりましたが)に喜んだのも束の間、1セット目にしてエリ選手が負傷交代。センターがアン選手だけになってしまいました。

エリ選手outユウコ選手in。

アタッカーは誰も決まらず・・・レシーブはお見合い連発。

マイ選手outミナミ選手in

ミナミ選手、決め始める→すべてのトスがミナミ選手へ→捕まる

終わりました。

第2試合
Springs vs Marvelous
(2-1)

勝つ気ないかもしれないけど、さすがにこのままではマズイだろと思ってましたら、スタメン変わってました。

スタメン
#17(ムック)#18(シュリ)#16(ユウコ)#12(ミホ)#14(ミナミ)#9(アン)
控え
#2(マイ)#13(ルカ)

のっけからムック選手が大声張り上げまくり。コートの雰囲気がガラリと変わりました。
可能な限りはセンター線クイックを使い、なんとユウコ選手にもサウスポークイックをもどきを打たせて(決まって)ました。ユウコ選手、さすがにセンターは初めてだと思いますが、これが何らかのキッカケにでもなってくれればいいんですがねぇ。ブロックは相当振られてましたけど、センター位置から3枚ブロック打ち抜きなんてのは見ごたえありました。サーブミスしまくりだったのが、瀬戸際ではしっかりジャンサで打ち崩したのにはホロリ。お疲れさんです。

2008070402.jpg
 「連番!」

同期コンビの#12ミホ選手、守備はピカ一ながら攻撃力不足が悩みなのですが、2セット目あたりから攻撃も当たり始めまして、いやあ良かったですよ。見に来た甲斐ありましたわ。

前に後ろに大活躍は#14ミナミ選手。
1年ぶりに拝見しましたが、上手くなってましたねえ。本日MVP。
相手強打もずいぶん好捕してましたし、あまつさえトスもけっこう上げていたような。アタックはとにかくブロックを怖がらない所がカッコ良いです。ずいぶんと速いトスも打てるようになってました。前衛超クロスなんて技がミナミ選手から飛び出すとは思いませんでした。最終盤は得意の高速フローターでサービスエース。おっとりと勝負強いところが魅力です。課題はやはりブロックかな。応援してますぜ。

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試合後、すかさず指導するカントク

1試合目では今ひとつパッとしなかった#18シュリ選手ですが、2試合目では上手いところや意欲的なところをたくさん見せてもらいました。サーブレシーブ(1セット目を取られた一因)とネット際が課題かな。そしてセッター修行は遠のきそうだなあ。

デカイ声のお母様に応援しまくられていた#19コウキ選手はなかなか落ち着いた活躍。ブロックスカタンな試合、ほんとによく拾ってました。鳴り物琴絵さんとも互角だったと(贔屓目込みで)思いますよ。焦らず基本を固めたリベロになってほしいっす。

そしてセッター。とにもかくにも陰の立役者#17ムック選手。
さすがはピンチをチャンスに変える爆発力の持ち主です。黒鷲時より良かったですね。美しいトスを見せてもらって感無量になってるところに、チームを鼓舞する姿がますますケイさんに似てきたのに、またまたジーン。ジャンサ炸裂サービスエース奪取、ファンにとってはほんとに嬉しい1日でした。

2008070404.jpg

 

2008年7月 2日

See you again!

昨夜、甲子園観戦してきた後輩が(レプリカ)ユニフォーム購入を悩んでいましたので、後輩その2とともにオススメ候補をそれぞれに提案。

後輩2(=鳥谷ユニ所有)「やっぱり新井ですよ!なんだったら私が着てあげます」
私「えー、やっぱ渡辺やろ。昨日も渡辺で勝ったやん!」

肝心の後輩自身は赤星と金本で迷っているそうで、それはもう三者三様に噛み合わないわけですが、「そういえば渡辺って背番号何番でしたっけ?」と聞かれまして、ん?確か12番やった気がするんやけど・・・やっぱり12番でした。

*****
と、こんな前ふりはどうかと思いますが、
本家本元#12渡辺真由美選手の勇退が昨日付にて公式発表されました。
黒鷲時、いやリーグ中から薄々気付かされてはいましたが、この退団挨拶を読む限りではバレー界から引退されるということなのでしょうか。

私自身がムック選手ファンということもあって、どうしても他セッターへの視線は偏見に満ちてしまうことを自覚しており、迂闊なことは言いづらいのですが、マユミ選手は誰よりも打ちやすそうなトスを上げられる選手でありながら、その優しさが災いしてかどうにも1試合を勝ちきれるセッターではなかった印象があります。とにかくチームが大好きで、チームに尽くしまくり、ここ数年のSpringsを、ムック選手を文字通り陰日向なく支えてくれた恩人です。色んな意味で辞めるにはまだ早いと思うのですが、他チームでもう一息頑張るにはSpringsへの愛情が邪魔をしてしまったのでしょうか。嬉しいやら悲しいやらですが、そこはそれ、やはりどこのチームでもいいからトスを上げる姿を見せてほしいものです。

というわけで最後の鳥栖出身選手が姿を消してしまいましたね。
奇遇といいますか、パイオニアのリーさん、日立佐和の菅原選手が退団ということで、プレミアリーグから鳥栖戦士が居なくなった勘定です。
8年、か―。


その他退団選手は黒鷲時発表通り。
挨拶に今後の進路と性格が滲み出ていて、思わず微苦笑してしまいました。吉田、木村両選手は移籍なのかな。とにもかくにもスタメン目指して頑張っていただきたい、としか申し上げられません。上田、四宮選手も今後の人生に幸多き事をお祈りしております。

皆さん本当にありがとうございました。

 

2008年6月30日

悩ましき

2008-2009Vプレミアスケジュール発表。(公式はこちら

11/01(土)浦安 日立佐和

11/08(土)高知 岡山
11/09(日)高知 パイオニア

11/22(土)金沢 東レ
11/23(日)金沢 トヨタ車体
11/29(土)加古川 武富士 
11/30(日)神戸 NEC
12/06(土)佐賀 デンソー
12/07(日)佐賀 JT

01/10(土)岡山 日立佐和
01/11(日)鳥取 武富士
01/17(土)川崎 東レ
01/18(日)川崎 岡山
01/24(土)東京 トヨタ車体

01/31(土)茨城 NEC
02/01(日)茨城 デンソー
02/07(土)岐阜 パイオニア
02/08(日)岐阜 JT
02/14(土)加古川 パイオニア
02/15(日)姫路 東レ
02/21(土)佐賀 岡山
02/22(日)佐賀 トヨタ車体
02/28(土)茨城 日立佐和
03/01(日)茨城 JT

03/08(日)岡山 デンソー

03/20(金)秋田 武富士
03/21(土)秋田 NEC

4/3~5 有明 セミファイナル

4/11 東京体育館 ファイナル

ここ数年のキツキツ日程は多少緩和されましたが、最終戦はまたも僻地。あ、セミファイナルとファイナルが東京開催なのは良いですね。
Springs的には鳥取・茨城がらみの移動が大変そうなのと、ゲンの悪いホーム佐賀開催が4試合もあることが気にかかります。地域密着とか仰るんなら、せめて体育館は改装してほしいよなあ。
はてさて、今年は何試合観戦できますことやら。

*****
Springs公式某所に明日の発表が眠ってますな。
ざっと見たところ黒鷲発表通りですが、(窓際?)総務が復活し、コーチに変動があった模様です。専修大ってアナリストのイメージしかないんですが、こちらも地域密着佐賀ルートなんでしょうか。方向性がいまいち分かりません。あら、よく見ると主将も明記されていませんね・・・。


 

2008年6月28日

アナログ的な、

怒涛の勢いで「ちりとてちん」DVD-BOX1,2を鑑賞。夜中近くになり、流石に朦朧としてきましたので、ちょいと休憩。

WGP?なにそれ?ってなものではありますが、ひとまずざざっと戦評ブログを拝見。うーん。

代表チームにおいて「結果がすべて」率が格段に上がるのは致し方ないですが、かといって結果や戦術だけで語られると、やはり抵抗を感じてしまうもんですね。結果を語るにはそこに至る長い長い過程ももっと大事にしてほしいよなぁと。
もちろん変なストーリーなんてのはもってのほかですが、バレーの魅力というのは個人の技量はもちろん、チームワークによって更に高いパフォーマンスが生まれる瞬間を目にすることだとも思うんです。そこんとこを伝えるためには、もっと繋ぎが、いや、それがライブとテレビの差なんでしょうか。ああ、頭がややこしくなってきました。

ま、代表への思い入れはこれっぽっちもない私なので、どうでもいいっちゃいいことではあるんですけどね。

あと2ヵ月。
今はただとにかく「ケガしませんように」と願うのみです。

 

2008年6月21日

呪縛

ふとテレビをつけてみると、NHKで本年度ギャラクシー大賞受賞作品「裁判官のお弁当」が流れており、思わず見入ってしまいました。裁判長さんが夜用(すなわち2つ目)のお弁当を食べながら判決文を書いているという光景だったんですが、頭脳労働を朝から晩までとは、まさに激務。裁判の数に対して裁判官の数が少なすぎるのだそうな。また、政治活動に従事したとして万年左遷され続け、定年退官になった裁判官のインタビューも流れましたが、こういった人事権すべてを握るのは最高裁なんですってね。いやはや、陪審員制度を含め裁判についても何も知らんのだなぁ私は。もっともっと続きを追っかけてほしい対象です。がんばれ東海テレビ。

そのままの流れで、放送文化大賞作品「映像'07 私は生きる~JR福知山線事故から2年(MBS)」も続けさまに鑑賞。事故で重態となった女性の姿を2年間追ったものでしたが、ニュース等でたびたび拝見していたこともあり、大きな衝撃といったものはなく、しかし「忘れちゃいけない」ということを強く認識した次第。
放映後、ゲストの森達也さんが「もっと葛藤を出してくれたら作品の重厚さが増したのに」としきりに残念がっておられましたが、真実はともかく、確かに優等生的な作りでしたね。葛藤を流す必要があるのか、そしてその葛藤を見る権利が我々にあるのか。永遠に答えは出ないでしょうね。

ノンアルコールビールをクピクピやりながら見ていたのが良くなかったのか、
その後軽い頭痛と吐き気に苛まれ、うーむ相変わらず体調は一進一退です。
こういう時もあるわなぁ。地道にもがいてみなくては・・・明日から。

ワールドグランプリ神戸大会(第2戦)
TUR vs JPN
(2-3)

やっぱりトルキーの強さはホンモノでした。いい選手を集めて、いい監督によって作られつつある、いいチームです。ことさらに自国チームを卑下したくはありませんが、我らがミユキ主将の出番はついぞなく、どうにも応援しようがない状態ですわねえ・・・と思いながらも見てしまいました。ちぇっ。
そしてルーキーズを演じるルーキーズがテレビではこんなことになっていたとは。
これをやってしまえるTBSはやっぱりどこかおかしい。

試合のほうは昨日に引き続き、第1セット早くもカナコさんがレフト栗原選手と交代。今日はテン'sトスだったわけですが、サッパリの出来でした。トスにも問題があったとはいえ、やはりカナコさんがアテネ以降の3年間Springsで培ってきたものを活かすポジションはセンターにしかないのではないでしょうか。でも、皆さんプライドをかなぐり捨ててでも行きたいオリンピック、アテネ幻影に憑かれた監督、もはやちょっとしたホラーですわ。
って、こんなことを言うのは本意じゃないんですよ。ほんまスミマセン。

カナコさんに日本一美しいクイックを打たせる相方さんの姿をテレビ画面でチラリとお見かけしましたが、試合を見ながら何を思われていたのかなぁ。

ま、なにより疑問なのは、この人たちですね。
2008062005.jpg
後味わるっ

読了本
・石原結實「病は脚から」文藝春秋
体は温めれば治る」論の石原センセの本。
病は脚からというのはなんとなく分かりますね。私、海外旅行から帰ると絶対といっていいほど体調を崩すんですが、それはたぶん歩く量が極端に違うからだろうと思うのです。そうでなくとも低体温人間ですし、ちょっとマジメに健康生活を心がけてみようかなと。
来週は飲み会続きですが・・・。

 

2008年6月20日

ときどき大雨

本日夏休み。
冷蔵庫に山と入ったズッキーニやら何やらで朝食をとりながら
テレビをつけると、はなまるに荻野キャップとゴッツ選手ご出演。
ゴッツ選手がパフェを一気食いしてたことぐらいしか記憶に残らず。

お昼からはグリーンアリーナへ。
会社の後輩ちゃん(国際試合初観戦)と毒舌観戦。

トルコ vs アメリカ
(3-1)
2008062001.jpg
味方サーブ時にコートで手を叩くトルキエの選手たち。

観客も巻き込んでましたが、日本戦ではまったく聞こえないんだろうなぁ。
んで、どのメンバーが出ていても、お国柄と美人度は変わりませんね。
相変わらず調子に乗り出すとガンガン行っちゃうスタイルでした。
勝負強い12番とバックアタック好きな16番、おもしろいですな。
セッター17番は17歳だそうな・・・。

アメリカは主力外して戦ってたようですが
いつ見てもチームUSAってあんまり好きになれんのです。
なんでかなぁ。セッターとしては4番より17番の方がいいと思う。

2008062002.jpg
何を叫んでいるのやら、さっぱり分からずルーキーズ
や、別にルーキーズのせいじゃないんだけどさ

2008062003.jpg
若いねぇ・・・若すぎる

KAZ vs JPN
(0ー3)
2008062004.jpg

3セット目途中にコーチから声かけられてたんですけどね、ミユキ選手。
やっとこさエンジンのかかり始めたカザフスタンに逆転されそうになり
ヘタレ監督は終盤になって庄司選手⇔多治見選手なんてな選択を。
えっと、すなわち五輪メンバーはOQTから変更なしということですね。
生観戦にも関わらず、目に付いたのはリョウ選手のレシーブだけという試合でした。

読了本
・西澤保彦「解体諸因」講談社文庫
実質デビュー作のようで、若書きというか習作というか
なんしか読みづらい作品でありました。

・西澤保彦「黒の貴婦人」幻冬舎
タック/タカチシリーズ最新刊の短編集。
「解体諸因」の後のせいか、読みやすい読み進む。
安楽椅子探偵ものは長編よりも短編の方が収まりやすいのかも。

そうそう、「ザ・マジックアワー」を観た方へ~
三谷幸喜×糸井重里対談(ほぼ日刊イトイ新聞)

 

2008年6月10日

また一人

なっかなか湿気が下がりませんねえ。
「水とりぞうさん」でも背負えば楽になるってんなら
持ち歩きたいぐらいの心境です。

ボーナスが出ましたので、ヨドバシに向かう途中、知人と遭遇。
ひどい腰痛の人をお引止めしちゃってスミマセンでした。
お互い体調が快復したら、是非またゆっくり飲みましょう。
運気もじわじわ上昇しているのかなー、だといいなー。

ヨドバシで父の日プレゼントを物色して帰宅後、「おせん」を流し見。
本日発売の中島みゆきDVDをチラ見。「ファイト」で落涙。

*****

さて・・・パイオニアの新体制が発表されました。
予想はついていましたが、リーさんが退団。
こちらによると現役引退されるようですね。

リーさんといえば、なんといっても第12回Vリーグ決勝三日目。
Springs時代のリーさんを知らない私には、この日の印象があまりに強烈で
そして、忘れられないほど悔しい記憶でもあります。
リーさんさえ居なければ、リーさんさえ居れば・・・どれだけ思わされたことか。
パイオニアに大きく欠けていた部分が、リーさんというパズルが嵌ったことで
ぴたっと一つの絵(チーム)が完成した、そんな感じでしたねえ。

トップリーグで活躍する女子選手としては異色の経歴の持ち主でもあり
そういった面だけでも、もっと取り上げられてほしかった人ですが
そんなことは抜きに、すんばらしい筋肉から打ち込まれるスパイクは
ほれぼれするほどカッコ良く、その豪快な性格と美貌も加わって
チーム内外を問わず、観戦に訪れた多くのファンを虜にしてくれました。
記録ではなく記憶に残るプレーをたくさん、ほんとうにありがとう。

近年のパイオニアとフィットしていたのかどうかは
Springsファンが言うセリフではないとは百も承知の上で
正直、疑問を感じていたと言わざるを得ませんけれども
こうしてプレーを見せていただいたことについては
やはりチームにも感謝ですね。

今、書きながらいろいろと思い出していると
コートの中と外とでガラリと印象が変わるところなんかを含め
リーさんって意外とサキさんとかぶるところが多いなあ。
ああ、だから、なのかなあ―。

これからリーさんがバレーボール界のどのようなポジションに
つかれるのかはまったく存じ上げませんけれども
リーさんほどの逸材を放っておいたりしませんように。

そして、どうかその前途に幸せ多からんことを。

 

2008年6月 7日

幸せな土曜日

早いとこ行っとこう。
ネタバレが耳に入ってきたらイヤだしな。
というわけで見てきましたよ「ザ・マジックアワー」
田舎とはいえ公開初日、混雑を避けて初回に出向いたところ
客席はガラガラ、笑い声もまばらという快適環境でした。

いやいや、面白かったですわ。
老若男女を対象としたコメディとしては良い出来じゃないでしょうか。
どちらかというと細かい笑いを取る印象が強い三谷さんですけど
舞台の場面転換よろしくダイナミックな展開を無理なく持ってくるのも
実は上手いんですよね。いやすごいわーと感心しきり。
前半部分はカメオ出演の多さにちょっぴり引っかかりましたけど
全体的にとても丁寧に作られていて、そりゃ宣伝したくなるわなあと。

役者さんはまずもって佐藤浩市さん、ブラボーに上手い。
劇中で谷原さんと同じセリフ、同じ動きをするシーンがあるんですけど
演技力の違いがあまりに浮き彫りなのに驚きました。
そのコンビとなる妻夫木くんも久しぶりに良かったっすねえ。
もしかすると、彼は映画向きの人なのかもしれません。
西田さん、小日向さん、寺島さんはもう安定した上手さでした。

で、深津さん。
悪女役はちっとも初めてじゃないと思うんですが
(むしろ舞台では悪女役なことの方が多いんじゃないかと)
今回のはなんつか、ちょっと板につかない悪女ってな感じでしたね。
ちらりと見せる、不安なくせに強がる表情なんてのが良かったです。
ああこれは昔からか。あと、派手メイクが今ひとつ似合わないのも。
例の歌ってるシーンは緊張がこちらまで伝わってきましたよ。
どの役者さんもそうですが、キャパを越えようとする瞬間というのは
観客にとっても冥利につきる瞬間ですね。感謝多謝。

*****
とまあネタバレを避けつつ、こうして内容を思い出すのが大変なぐらい
鑑賞後にはまったく余韻が残らないのが三谷作品。
爽快な気分で売店でパンフ(600円)を買って帰ろうとしたところ
前方を歩く人の後姿が、どうにも知り合いに似ている気がしてならず
まさかなぁと思いながら近寄ってみると、やっぱり似ています。

「あの・・・もしかして・・・Mさん?」
恐る恐る声をかけてみたところ、やはりご本人でありました。
一緒に来られていたお姉さんとお昼をご一緒していただくことに。

まさかコウノトリの里の人とこんな所で会うとは!
牡蠣狩(&〇年振りにパイオニアに勝った試合)以来でしょうか。
いやーホントにビックリでした。とりとめなき話を繰り広げまして
なんか色々失礼しました。そして今度来られる際はぜひご一報を。

*****
盛りだくさんな1日は続き、夜は男子バレー。

JPN vs ARG (3-2)

ちょこちょこ用事を片付けながら第1セットからしっかり観戦。
全体的に連戦疲れが来てるなあ。キャプテン出すの早すぎちゃうの?
こんな試合にこんなレベルの審判出すなよ!アナウンサーうるさい!
などなど諸々思うことはありましたけど、第4セットからは釘付けでした。
フルセットは実力の世界じゃないですからね、とにかく勝ててよかったっす。
ここを越えたことで、男子はもしかすると選手入替があるかもですね。
おそらくないだろうけど、あるかもと思わせるところが救いなのです。

しかし、こうして男子がクローズアップされればされるほど
女子チーム本丸の脆弱さがあらわになってきますねえ。
神聖なるコートで心中だなんて、ほんと勘弁して下さいよ。
うわ、〆が暗くなってしまいました。

明日は待ってるだけでいいのかなあ。

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