2009年2月 8日

鬼門払拭

「バスなんざ走ってませんよ〜」
しれっと言い抜ける岐阜県バレー協会管轄会場へと、本日もタクシー相乗り(最寄り駅での配車手配もなし)。なんでこないなところでバレーファンが無意味なお金を落とさねばならんのでしょう。名古屋からJR鈍行1,280円という金額だけでもどないやねん、ですし、タダ券配りまくりのくせしてタダ券組の態度がひっじょーに悪いのも、今更ながらにどうなのかと。特に昨日が酷かったんですが、保護者も引率者もプレー中にも関わらずサイン&写メに走る子どもを止めようともしないんですよね。ちょっと頭を叩いてやりたくなりました。なのに観客はシールやらリボンやらで色分け管理てね、むちゃくちゃ気分悪かったです。昨年に続き「二度とやるな!」という気持ちで一杯。連勝後やなかったらもっとブチギレてますよ。

Springs vs Marverous
(3-0)

心配半分安心半分てな試合でしたが、蓋を開けてみれば久々の完勝でした。
第1セット開始直後でしたかね、前衛サキさんの背後とローガン選手の間にJT返球が落ちたんです。「サキさん!!」というムック選手の大声にローガン選手が取るのを躊躇ってしまい、サキさんは振り返るのが遅れ、結果的にお見合いになっちゃったんですが、なんやしばらくサキさんとローガン選手の間で「自分が悪い」論争が巻き起こっておりました。最終的にはサキさんが「まあええやん」てな感じでローガン選手に笑いながらポンポンと手をやり一件落着。

常に「コートの主」的なローガン選手ですけど、サキ(カナ)選手には一目置いている雰囲気なのがファンにとってはたまらなくツボです。や、ローガン選手を好きだから、なおさらという意味でね。フルセット続きやらなにやら心配事は多いんですけど、今年のこのキャラ立ちまくりチームは見ていて楽しいですわ。あとはミユキキャプテンが戻ってきてくれればねえ。きっとものすごく面白くなるだろうに。

試合全体としてはディグがとても良かった印象でしたんで、すなわちブロックが良かったということなのかな。JTサイド陣がこぞってスパイクをふかしたのもブロックが効いていたからでしょうしね。
スパイクでは安定したセンター線にくわえて兵動カズ選手がJTサイド陣に「身長の低い選手のお手本」を見せつけたような格好でした。硬軟の織り交ぜ方が素晴らしかったですわ。

まぁ相手セッターは竹下選手ですからSpringsにとっては「勝手知ったる」なのかもしれませんが、途中二枚替えで出てきた控えセッターが河合選手てのはどういうことなのやら。ほんとにこのコンビが北京に行ってたんかいなというグチはともかくとしましても、んんん、まだまだ中途半端、河村選手より上なのかなあ?

あとはそうですねえ、ユウ選手のサーブミスに殊更に反応するのはもうやめようよと言ってあげたいなあ。実際にはゲームを救っていることの方が多いんですし、Springsはサーブミスを責めるようなチームじゃないんですからね、某チームみたいに変なプレッシャーをかけるのはやめましょうぜ、と。

本日で2leg終了。次節からは2週連続ホームとなります。怪我人を増やさないように、勝ち星を増やしたいですね。

さあ、やるぜー。

*****

めずらしく早く試合が終わりましたんで、第2試合も見ていくことに。もちろんバンブー(つかケイさん)贔屓で。

んーむー。

勝負所という勝負所であんなにミス重ねてちゃねえ、特に#7キャプテンと#12アユ選手、そこは外しちゃいけないというところでことごとく失点していては、老獪コンビのいるNECには勝てません。今日はそのNECも途中でフォフィー選手を替えたり、第3セットを落としたりと付け入るスキは充分にあったように見えたのですが、バンブーさんは人がいいのかな・・・詰めが甘いっす。去年から何度か書いている気がしますが、ケイさんから優しさだけでなく厳しさも学んでほしいです。笑顔のステキな石原監督ですけど、やっぱもう少しシメの姿勢が必要なのでは?

とはいうものの、ここも決して選手層の厚いチームではなく、試合を通じて使えるオールラウンダーは吉澤選手だけとなれば厳しいですわなあ。あ、石川選手は良かったですね。たぶん一番よかった。二段トスを打ち切れる外国人選手が居ないこともあり、いくらセンター使いのケイさんでも、その負担は尋常ではないと思いますが、なんとか二年連続の入替戦は避けてほしいと願っております。

   2009020806.jpg

遠くに(白い)御岳さん。眺めと空気は最高の立地でした・・・

 

2009年2月 7日

ホッとしました

勝ったことにではなく

サキさんがフルセット通じて調子悪くなかったことに、です。

若手の成長は嬉しいんですが、前回あんな形で引っ込められてしまって大丈夫かしらと気を揉んでいたのです。ファンですからねえ。ああちょっとだけやれやれ。

本日はパイオニアも懐かしのメンバーを揃えて総力戦の気配でしたが、勝敗を分けたのは最終的にセンターの差でしょうか。で、結局こうなるんなら、最初からこうしておけば良かったのにねえってなことはさておき、吉田監督はいったい誰と試合してるんでしょ。ローガン選手と?まったく堪え性がないですねえ。タイムアウトと二枚替えのタイミングが素人にはどうにも理解できませんでした。

Springs vs Redwings
(3-2)

体調不良のワンジョ選手欠場のなか、ユウコ選手が初スタメン。日替わりスター誕生は...なりませんでした。

応援はしてる選手ですし、頑張ってるのもチームを支えてるのも見てとれるんですが、やっぱり打点が低いのですよなあ。緊張もあってかレシーブも弾き、いいところを見せられません。第2セットでマイコ選手に交代となってしまいました。ああうう。

そのマイコ選手は...足ほっそ!なんたって大怪我明けですからまったく無理はしてほしくないんですが、替わりも居ませんものねえ。パワーはなくとも、高さと器用さで乗りきった格好でした。あ、第4セットでのトスアップはよかったですね。バランスの良さに改めて気付かされましたよ。

選手がこうも替わるとトスを上げるムック選手は大変だろうにと思いますが、どうなんでしょう。全身でブロックを振ってはマイコ選手にトスを上げるたび、凄いもんだと感心しきりでした。尊敬。試合後はユウコ選手とずっと喋ってましたねえ。

そろそろフルセットロードは終わらせたいですが、第2試合のJTさんを見てましたら竹下さんを含め、ちょっと嫌なモードに戻りつつあるようでしたので、要注意ですな。

えいやあ。

 

2009年2月 1日

大久保さん吠える

本日のMVPは大久保コーチでしょう。
(ヒロインインタビューは平井アン選手)

Springs vs Airybees
(3-2)

*****

昨日の大荒れ天気とは打って変わってピーカンのもと、平らな道をてくてく歩いて会場かなくぼ体育館へ。ここには3年前、12V開幕戦で来ているはずなのですが、記憶にあるようなないような。あの時はワンジョ選手がスタメンで、ムック選手はまだピンチサーバーでしたが、たしか二人のサーブが炸裂してストレート勝利をおさめたんですよね。相手はくしくも本日と同じデンソーでした。懐かしいなー。

外見は立派ながらも座席の少ない(そりゃチケットも売り切れますわな)体育館に入り、コートを覗いて見ると、一人黙々と走っている選手の姿が目に入りました。
・・・よかった・・・ひとまずはホッとしました。前日の試合で腰を痛められたようだったので、むちゃくちゃ心配していたのです。

で、試合はといいますと、思いのほかデンソーペースで始まりました。
セッター転向一年目新人鈴木選手を守り立てようと、チームがまとまりつつあるデンソーに対し、Springsはといいますと、前日(というか4試合連続)フルセットの疲れが歴然です。得意の中央突破がコミット気味のデンソーブロックに捕まり、センター線が膠着状態に。ブロックも今ひとつ機能していません。第1セットを落としてしまいます。

第2セットに入り、サキさん→カナコさんにチェンジ。しかしこれまたチームとしてはあまり改善が見られず、コート内は混乱の様相さえ呈してきました。相手チームのサイドばかりかセンターまでをも活躍させ始めてしまいます。自滅まっしぐら。見所はムック選手がセンター真正面からツースパイクでブロックアウトを取ったことぐらいでしょうか。

最終盤は大差をつけられたところで、#1カズ→#18シュリ、#5ワンジョ→#16ユウコ、#8カナコ→#9アン、#17ムック→#13ルカと総取っ替え。私の前に居た女の子集団が「アンさ~ん!ルカさ~ん!」と叫んでいたところをみると、彼女たちはツクバーズなのかな?しかしルカ選手はいつものように淡々とトスを上げ、そして淡々と終了。んー、いくら逆転は難しいとはいえアピールのチャンスを無駄にするのは勿体無いと思うのですが・・・無欲なのですねきっと。

第3セット、メンバーを戻して#8→#9アン選手がスタートから入ります。センター攻撃で点を取ろうとしつつも、コート内はまだ浮き足状態。そんなとき、1stテクニカルタイムアウトの後だったでしょうか、大久保コーチの大声がコート全体に響き渡りました。

「見たこと、喋る!口、動かせ!」

応援席も一瞬シーンとなったほどの大声でした。その後も声掛けは続き、傍目には試合が大久保コーチの支配下で進んだかのような印象さえ受けました。学生バレーではよく見かける光景ですが、従来のSprings的ムードからはかけ離れた雰囲気です。しかしこの辺りからプレーがやっと落ち着きを見せ始め、それに伴って相手コートを良く見たプレーが出るようになってきました。

実は普段の試合では失礼ながら大久保さんの声はちょっとウルサイなーと思ってたんですけど、今日は有効でしたね。だってこの後明らかに連携ミスが減りましたもの。やっぱり声出しって大事なんだなーと改めて。是非ともこれは次回以降の試合にも繋げてほしいと切に願っております。ゲームは中盤にサイド陣奮迅プレーによって4連続得点(デンソーの#2矢野選手→#3福田選手の交代も大きかったのかな)。ムック選手もツーでダメ押し。なりふり構ってなどいられません。第3セットGET。よしよしよしよーし。

タイムアウトでは(川北)元コーチがローガン選手を笑わせます。そしてローガン選手も積極的に選手と笑顔交流。いいっすね。

第4セット、アン選手がアタックにブロックにと大活躍。ツクバーズな後輩ちゃんたちは大盛り上がりです。「アンさん!アンさん!アンさん!」その様子を見ているだけでも面白かったですよ。後輩に良いとこ見せられて良かったですねえ。

そしてローガン選手、豪腕としか言いようがないアタックが次々に繰り出されました。誰だよ「爆発力には欠ける」とか言ったヤツ(監督でしたっけ?)。やっぱ後半上がってきてこそエースですよな(ミユキキャプテンもこのタイプ)。今季見てきた中でも一番感動を覚えるスパイクの連続でした。

ブロックが安定してきたことにより、レシーブもきっちり返るようになりました。そういえばこのセットからでしょうか、ミスした選手が「今の(ミス)は自分の責任!」ってなジェスチャーを示すようになりましたね。ローガン選手も相手強烈スパイクを弾いてしまったとき「今のは私」というジェスチャーを見せていたのが印象的でした。てなわけでムード良し。さぁ、あと1セット!

既にフルセット慣れしてきた感のあるSpringsですが、第5セットではデンソーの反撃にあい、一時は7-11と4点差をつけられます。普通だったら諦めかねない点差ですが、いやあ・・・負けなかったですね。ムック選手は#9アン選手と#11ローガン選手にボールを集め、前衛が1点1点とブロックで点を重ねるうちに、とうとう#28ロンドン選手のバックアタックを#9アン選手がブロック!!12-12の同点に追いつきました。会場の(そして私の前のツクバーズの)どよめきっぷりは最高潮に。もう冷静になんざ見てられません。

#19コウキ選手の二段トスをローガン選手が決めて14点目、いよいよマッチポイント。ムック選手は迷うことなくローガン選手へトスを上げました。ガッチリとレフトからクロス15点目!勝ちましたあっ!!うううよかった・・・そして疲れた・・・。

周りの観客も、そして前のツクバーズも興奮のるつぼでしたよ。
「私もファンクラブに入ろうかなあ。で、バースデーカードは絶対アンさん!」

*****

冷静に考えますと、デンソーさんは正セッター抜き、リベロもおそらくセミファイナルからは櫻井エビ選手でしょうからね、そうそう喜んでばかりもいられないのですが、前節@佐賀はルカSpringsで敗北を喫していますから、まぁ今回はおあいこってなとこですか。

とはいうものの、怪我人だらけチーム状況を考えると、今日の勝利はやはり大きかったですね。2セットダウンから盛り返したチーム力もですが、なんといっても嬉しかったのはアン選手の活躍です。ここ最近試合中のセット間(アップ中)におけるアピールぶりが激しかったので、密かに期するところがあったのですが、予想以上お見事でした。顔つきも笑顔が減って少し精悍になられたかな。接戦を勝ち抜いた経験がいいキッカケとなりますように。

とにかく前へ前へと進むチームです。見とかなきゃ損ですぜ!

 

2009年1月31日

掟やぶり

茨城...遠いんですよね。
全国どこでも怯まずに観戦遠征しているわたくしですが、茨城だけは下手な地方よりも気乗りせず・・・とはいうものの、このカードはあまりに魅力的です。
仕方ありません、来ちゃいましたよ。

「雷雨のため名古屋着陸したり引き返したりするかもよ」と脅す飛行機に乗り
「強風で動けないよう」と泣き言をいう常磐線を見捨てて
なのに結局、家から会場まで一度たりとも傘をさすことがなかったという

ワケの分からん天候に振り回されながらも何とか体育館に辿り着いたのは、試合開始間もなくのことでした。

頭のモードが試合仕様になるまでは漫然と見ておりましたが、セット最終盤あわや...というところをローガン選手が二連続サービスエースにて第1セットgetという最高のスタート。自然とヒートアップ。

第2セットはSprings自慢の攻撃陣が次々決まります。ムック選手のツースパイクがズバーンと入ったのも、サキさんのジャンプトスを見られたのもこのセットでしたでしょうか。

しかしスッキリ決着をつけられないのが今季のSprings。第3セットではNECの高いブロックに捕まり始めます。ラストはカズ選手からシュリ選手への交代もありました。13-25。

第4セット、なんどもマッチポイントを握りながらもサイドアウトとサーブミスを延々と繰り返し...Oh No!会場が最高潮に盛り上がる中、セットポイントはNECの手に。フォフィーだったかなあ。

第5セット、今季は既に何度も見てきた光景がまた再現されました。
秋山選手のトス回しのツケが来たといった感じでもありましたかね。疲弊しきったNECサイド(特にフォフィー)がSpringsブロックに完全に捕まってしまいました。杉様必殺ブロードも軽々とレシーブ陣の餌食に。
ラストは第4セットでファンの溜息とも苦笑ともつかぬサーブミスをしでかしたユウ選手のノータッチエース。熱闘が嘘のようにあっさり決着がついてしまいました。

一歩ススム。

まあしかし疲れましたわ。
試合になのか、試合に辿り着くまでの工程になのか、はたまた別の出来事なのかは分かりませんけどね。

明日はまたもう一歩。
しんどいでしょうけど、応援してます。のぼりましょう。

 

2009年1月30日

悪役紹介

アレルギー検査の結果が返ってきました。

スギ:±1
ヒノキ:0
ダニ:0
イヌ皮:0
ハウスダスト:0

ゴミ屋敷でもしっかり生きていけるようです。
ついでの血液検査もγ-GTP筆頭に優良数字が並び、もすこし虚弱だと思ってたんだけどなー。軟弱なのはココロだけみたいですね。

仕事の方は昨日の余波さめやらぬままに、今日もまたトラブル勃発。
なんだろうこの無責任っぷり。同次元で相手しても仕方ないと思いつつ、なお腹立ちは収まりませんが、焦らず対策と報復を考えよー。


よれよれっとなりながら帰りの電車で「イブニング」をヘタリ読み。
あ、「少女ファイト」は「イブニング」連載と連動してるんで、コミック発売月だけお楽しみで購入してるのです。

いやあまいった。

想定していた伏線がピタリピタリとハマリ、G戦読者であれば次に取り上げられる人物の輪郭も展開もうっすら想像がつくってなもんですが、分かっていても尚やられましたね。10回読み。目鼻グズグズ。なんでこんなネーム書けるんかいやー。凄すぎる密度です。これ以上カラダ壊さんといてくださいよ、日本橋さん。
私の中ではこのマンガ、バレーの枠を越えてきたなあ。

といいつつ、現実的バレーに話を移しますと
Springsは今週末ちょっとした第一天王山を迎えます。シーズン予定表を見ただけで、ここが一つのキーになるってことは素人でも予測がつくのに、なぜ辺鄙きわまりない茨城くんだりで、しかも中継無しなんでしょう。センスないよね。

てなわけで対戦相手はNECとデンソー。デンソーさんは正セッター横山選手の負傷にて1legのSpringsよりもヤバい事態に陥っていますので(控えセッター大槻選手のケガもそこまで酷いものだったのか)ひとまずは怪我の早期回復を願うとしまして、まずはNECさんですね。

某選手を獲得後、まるでプライドを捨てたかのような再構築が効を奏し、首位へと踊り出たチームですが、なんつか「勝てば何をしても許される」的なノリといいますか、今年のNECはちぃと品性に欠けますね。正直いまひとつ敬意が湧きません。

なんてなことを思う人間は皆無でしょう、世間一般的にヒール扱いされるのはSpringsです。金で新人選手のみならず全日本監督までをゲットしてしまったんだそうですからね。まして相手がNECとくれば尚更です。なにしろ後ろ足で砂かけて辞めた選手がスタメン。ま、そんな清濁併せ呑む懐の深さもSpringsの魅力なんですけど、純朴な方たちには伝わらないか...

悪役上等。いいぢゃんいいぢゃん。やってやろうじゃん。

ヒールにとっちゃあまりに美味しすぎる試合ですよ。できることなら圧倒的な強さでもって正義面いやヘラヘラ笑顔を凍らせたいものですが、そう簡単にはいかないでしょう。やー、テレビ中継がないのが実に残念ですが、チケットは売り切れのようですから、まあよしとしますか。

もしかすると瓢箪から駒なのかもしれませんけど、現チームにはまだまだ潜在的な魅力と可能性を感じます。真鍋さん自身の価値観をさらに変えてしまうような、斬新な戦いぶりを期待してやみません。

 

2009年1月25日

テレビから分かること

小仕事に明け暮れているため、体の節々がガタついております。んーっ!
ちなみに肋骨は順調に回復中。クシャミを除いては日常生活もほぼ支障なくなりました。

さて、GAORAで放映されていたNECvs車体、JTvs岡山の試合はいずれもちょこちょこっとテレビ観戦。基本的にテレビと生は別モノとさえ思ってますが、アップでなければ分からないこともあるわけで・・・

まずは車体。モロにフルセット明けの影響出てますやん。皆さん早々と肩で息をされてますし、昨日が嘘のような足運び。サイドは一向に決まらず、セッター船崎選手がテンパっているのも丸分かりです。いっそミドリ選手をセッターにしちゃえば・・・センターが居なくなっちゃうのか。チーム構成の難がだんだん出てきそうですね。

レナタ選手を筆頭に悲壮感があふれるなど、浪花節路線ど真ん中を行く車体チームに対し、そのお姉さん格レッドロケッツは終始ニヤニヤと首位堅守。来週はなんとしてもこのニヤニヤを凍りつかせたいものです。ん、Springsもニヤニヤしてるって?いえいえ、Springsの笑いは危機時にこそ最大限に発揮されるのですからね、一緒にされちゃ困りますよ(120%贔屓目込みで言ってます)。

んでから第二試合はですね、ちょっとビックリしました。試合内容にではなく、竹下選手の顔の変化にです。なんか憑き物が落ちたとでも言いますか、私が苦手だなーと思ってた表情がまるっと抜け落ちてるんですもん。優しい顔になったといえば聞こえがいいですが、アスリートとしてはどうなのかと思うとともに、いったいこの人はオリンピックで何を背負ってたんだろうかと、ちょっと考えてしまいました。

シーガルズの勝因は言うまでもなくリベロ金森選手。できるだけ早く吉田選手を育成したいところでしょうが、勝てる相手には勝っておかないとそれどころじゃなくなりますもんね。Springsも早くミスを減らしてもらわないとなぁ。去年デンソーにやられた(セミファイナルからリベロが櫻井選手になった)ことを思い出してちょっと嫌な気分になりました。

ま、お見合いも衝突もあれだけ頻発すれば、もはやミスとは言えませんよね。さらなる怪我人を出す前に早いとこ解決してほしいものです。

*****

Springs公式にて内定選手発表。
公的文書にあるまじき点が多々見受けられる文章構成はともかく、文面からも岩坂選手への熱の入れようは伝わりますね。狩野の舞子選手ほど騒がれることはなさそうですし、どうかしっかりとトレーニングを積んで、跳べる選手になってください。

ちなみに舞子選手は案の定ケガの具合が良くないようですが、なぜに世の監督さんたちは彼女の起用を早まってしまうんでしょう。見てると使いたくなっちゃうのかなあ。演出家が誰しも使ってみたくなるらしい大竹しのぶさんみたいなもんでしょうか。ちょっと違うか。

とにかく若い選手は体作り最優先でお願いしますよ。

 

2009年1月24日

レナタ車体

第2セットを取って安心していたら、お決まりの第3セットを取られてしまいました。んー、第2セットを取られるよりかはマシかなーという気がしますが、どうでしょう。さすがに応援5シーズン目ともなりますと、多少のことには慣れてきた・・・はず。

Springs vs Queenseis
(3-2)
25-21
25-20
21-25
17-25
15-9

負けセットはあまり気合入れて見ないので、第3,4セットの記憶が既にほとんどないんですけど、カナコさんが入った時点で「やりぃ!」っと。2leg復帰以降、公式練習では明らかにサキさんより調子良さそうでしたんで、こりゃ助かったわーって思ってたのですよ。予想以上にしっかりとしたクイックが決まり、嬉しさと安堵でおもわず吠えてしまいました。やっぱり美しい。ほんとに美しい。

チームがすさまじく苦しい時に牽引してくださったサキさん。そういや車体には元々あんまり相性良くないんですよねえ。でもね、戦う背中はしっかりと見せていただいたんで、ちょっとだけ休憩してほしいっす。ちょっとだけですけどね。アン選手もワンポイントの役割をしっかりと果たしておられ、安心しました。

テレビ中継ゲストは第1試合に引き続き吉原さん。お疲れさまです。
先程の試合ではほとんど飛び出さなかったクイックをかつてのブロードマシン山本選手が打ちまくっていることにいたくお喜びの模様でした。そうよねえ、私もです。センター'sがダイエー時代の後輩なら、セッターは練習熱心で闘争心あふれるセンター愛好家。それこそ兵動選手を除いては吉原さんの好みドンピシャだったんじゃないでしょうか。第1セット24点目でしたか、それまでほとんどトスを上げなかったワンジョ選手にバックセンターから決めさせたムック選手のトス回し。思わず「ほーっ!」と感服したんですが、吉原さんも大絶賛でした。気が合いますな。

とまあ出足快調なのは良かったんですが、ちょーっと持たなかったですね。原因についてはよく分かりませんが、ワンマンエースチーム対策をなんとか3legまでに確立してほしいと願ってます。がんばれアナリスト陣!

寒くなっちゃったのでケガ持ちの方々にはツライ日々かと思いますが、来週の第一天王山に向けて少しでも休んでいただきたいものです。ファンの皆さんも風邪を引かぬようお気をつけ下さいね。

 

ぐちぐち

朝っぱらからまたも報知のすっぱ抜き。

女子バレー新監督選出に異議...「独断人事」理事から噴出(スポーツ報知)

今この時期に誰が音頭を取ってるんでしょう。前強化委員長?
(どうやら違うみたいで失礼しました。早まった憶測はあきませんな)

そこまで書くんだったら全チーム名も公表してほしいものですが、デンソー東レの親分子分はともかくパイオニアまでが入っているのが面白いですね。ご自分が全日本監督になりたかったからなのか、はたまた栗原選手以外全日本に召集されなさそうなことを危惧しているのか。そもそもセッター育成時期に自チームのセンター&エース3人を差し出すような監督もどうかと思いますが。

ま、選考自体は真鍋さん自身には責任ない話ですし、トップ交代すらしなかったバレー協会の怪しさ自体は明らかですから、気の済むまでおやりになられりゃいいとは思いますが、被害者(そして主役)は常に選手なんだということを忘れないでいただきたいです。しかし真鍋さんって上級コーチの資格って持ってませんでしたっけか?

あと個人的に引っかかるのは、この動きというのがあくまで全日本にまつわる内部抗争に過ぎず、リーグ体制の改革意識が伝わってこない点です。リーク作戦なんてことも含め、旧態依然とした空気を感じるんですよ。そう考えると年齢というのもあながち無意味ということはなく、そしてその年齢以上に陰気に見えるトップはやっぱりヤだなあ。

*****

さてさて、本日はトヨタ車体戦。
できるだけトスを無駄にせずラリー回数を減らしてほしいものですが、試合としてはやはり高橋翠選手にどれだけ仕事をさせないかがポイントになりそうですね。特に彼女のブロックアウトには要注意。ワンジョ選手、引っかかるなよー。
そして今日はなんとしても第2セットを取っていただきたい。今季はどうも第2セット落とし率が高いのが気になっておるのですよ。これを落とすと試合運びも観戦もしんどくなるんで、どうかよろしくお願いしますわ。

 

2009年1月20日

黒船待ち

ACミランのカカ選手が残留宣言。よかったねー。移籍金の額も桁違いなら、こうして世界のニュースになるってのもまた凄い話です。

さくさくと帰宅途中、ケータイにメールが入りました。母からです。
subject:「ビールかてきて」
・・・なんというかまあ、買いますけど。

*****

日曜日のシーガルズ戦(録画)を抜粋、すなわち取ったセットのみストレスフリー観戦。
NHK=アケさんは、民放=お花畑素子さんの時のような変なバイアスが少ないうえ、数少ないSprings贔屓の方なので(NECのご出身なのに)助かります。テレビ観戦って予想以上に解説に左右されますからねえ。
とはいえやはりテレビ映像、生観戦とは印象が異なるもので、ワンジョ選手のプレーがテレビ規格外だということを今更ながらに再認識させられました。

この試合はどうやらシーガルズセッター岡野さんの不調ということでまとめられていたようですが、レセプションが安定しないことが前提のチームがうまく回らないと、そういうことになっちゃうのでしょうか。
トス質がちょっとアカンだけで打てなくなるようなヘボアタッカーばかりじゃないはずなのに、第1セットからセンター線をほとんど使ってこなかったのは作戦なのか、あるいはブロックマークされて使えなかったのか。セッターだけの問題ではないと思うんだけどなあ。ま、ここも控えセッターの小菅選手は岡野コピー版に近く、二枚替えがあまり有効ではないので、サイド勝負に持ち込まれるときついですか…。ただ、最近の不調とそして昨季の好調は#55堀田選手による影響が大きそうなので、はやくケガが治るといいですね。

さて、アケさんからも評価されていたムック選手のトス回しですが、ファン的視線でさらに付け加えさせていただきますと、レセプションがどんなに苦しいときでも何とか良いトスを上げようとする姿勢、なかでも昨季は封印されていたバックライトへのトスがいいんですよ。ふわっと浮き上がったボールを上空でワンジョ選手が捉える瞬間というのがまたカッコよくってねえ、今季はこのコンビを見られるだけでも観戦の価値がありますわ。あとはカナコさんとのクイックを待つだけですなー。

 

2009年1月18日

攻撃第一

愛されるバレーで勝つのは難しいことだなぁと心の中で呟きつつの観戦。もちろん勝つ気まんまんでしたよ。つうか、ストレートとは言わないまでも3-1で勝てた試合でしょうに。
前日のフルセットが響いたか、スタミナ切れが露呈した東レとはうらはらに、Springsの方は昨日の反省を糧としたといったところでしょうか。最終5セット目で攻め抜いて勝利を収めました。

Springs vs Seaguls
(3-2)

バレーボールというチームスポーツを応援している以上、個人責任はあまり問いたくないのですが、それにしても今日の兵動さんはちょいと目を覆いたくなるミスが目立ちました。守備の難にはだいぶ慣れましたけど、決まる攻撃がフェイントとムック選手渾身の超高速トスのみなんてことでは困ります。監督が頑なに前衛で交替させない理由は分からなくもないですが、ならばなんとか気持ちを切らさず乗りきっていただきたく。

そして山本選手、攻撃はともかくブロックをもう一息・・・頼みますよー。なんだか試合中やけに目尻を気にしてるなぁと気になってはいたんですが、マスカラだかエクステだかの調子でも悪かったのか、巷では化粧の是非を巡って多少話題になってたみたいですね。長いネイルと違い、化粧は普通にされればいいと思いますけど、試合に支障をきたすモノはやめた方がいーのではないでしょうか。

この2人がイマイチだったのは、元ホームで何らかの後ろめたさが働いたのか、はたまた、とどろきの呪いなのかは分かりませんが、ともかくも休養とそして修正をよろしくお願いします。

以上、文句終わり。

チームとしてはシーガルズの軟攻にきっちり対処できたのが良かったですね。序盤の大量失点がなければこんなに苦労することはなかったはずですが、これをキッカケにまたチームとして進化してほしいです。でも交錯はそろそろ無しにしてくださいな。

そして遅くなりましたが、本日大活躍エースはなんといってもワンジョ選手。破壊力抜群でしたねぇ。一緒に見ていた辛口友人が第3セットだったかな、バックライトからのストレートアタックが決まった瞬間「今の、マンガだったら床から煙がシューッと出てたよね!」と興奮気味だったのが印象的でした。
ま、シーガルズ相手に限らず、やっぱり勝つには相手コートに叩き込まねばならんわけですからね、オポジットはチームで唯一ミスが許されるポジションなのだと割り切って、これからもガンガン行ってほしいものです。なんたって空気を読まないことこそがワンジョ選手の長所なんですから。

チームが勝つことだけが喜びのセッターさんもお疲れさまでした。
来週もまた少々厄介なチーム相手ですが、負けるつもりは毛頭ないでしょう。コート外から観戦した2試合分のデータをどう活かしてくれるのか、見物です。

トムさんサキさんについては「ありがとう」の一言につきます。
あ、海外サッカーファンに言わせると、サキノバンドはまだ少し太いのではないかとのご意見でした。「紐だとなお良し」だそうですが、それだと付け外しが面倒そうですもんねえ。

フルセットづくしの週末お疲れさまでした。

また来週!

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