朝から一風呂浴びたのち朝食へ。おー、これですね、名物湯豆腐は。
美味しかったですよ。豆腐も、そして他のお料理も。レベル高いなあ。
そうそう、チェックアウト前に大急ぎで内湯にも入ってみました・・・あれれ、けっこう効くねえ、これはこれで。ここ嬉野のお湯って浸かってる時はさほど熱いと感じないのですが(なので長く入っていられる)、お湯から上がってからだんだんと熱くなってくるんですよ。どういう構造なんでしょうね。
そして、ほんとうに良い旅館でした。機会があれば(あるよなあ)再訪したいですね。
宿を出てバスセンターへと向かう途中、ユートクスーパーにてお土産の嬉野茶をまとめて購入。街中あちこちにお茶屋さんはあるのですが、店が開いているかどうか分からないし時間もないし、もうスーパーでいいやんということに。なにやら地元の方々も籠を片手に皆さんこちらに向かってるようですし、国内外を問わず市場やスーパーってのはお得で楽しいですからね。豆腐売場の豆腐が安いのにビックリ。
そんなこんなで無事にお茶を購入し、そして祐徳バスに乗り込みました。向かう先は佐賀...ではなく祐徳稲荷です。母によると有名なお稲荷さんなのだそうで、一度行ってみたかったとのこと。そういえば地図にそんな名前がありましたっけ。しかし、この後は親類と会う予定しかない母と違って、私の予定はギリギリです。バス停に着くのが10時10分頃(推定)なのに、最寄のJR駅に向かうバスの発車時刻は10時30分。すなわち20分で参拝を済ませなければなりません。しかししかし、そないに有名な所なのであれば折角の機会です、行ってみたいじゃないですか。イチかバチかトライしてみることにしました。
バスは麦畑の間を縫ってどんどん進んで行ったのですが、途中からやけに道端に「祐徳ロードレース」ののぼりが目に付くようになってきました。
「これっていつやるんやろね」
「・・・今日って書いてあるけど」
マジでか!
だんだんと雨の中を走ったり雨宿りしたりするランナーの姿が目に付くようになってきました。うわー、規制かかるのかしら?バスの進みが途端にノロくなってきましたよ。ああ10時15分、、、16分、、、停車中のバスから降りる乗客も出てきました。我慢できず運転手さんに「お稲荷さんに行きたいんですけど、まだかかります?」「いや、もう動き出すので乗ってた方がいいですよ(佐賀弁)」とのお返事。
バスセンターに到着したのは10時20分。あと10分。このまま引き返すのはいかにも心残りですし、試合前にそんな中途半端なことはしたくありません(私がプレーするわけではないのですが)。母にはビニール傘を買うように言い残し、折り畳み傘を片手に猛然と走り始めました。ああ、私もロードレースか!門前の坂道を走り抜けると鳥居が・・・まだか!・・・また鳥居が・・・3本目の鳥居を抜けた所でようやくお稲荷さんらしきものが見えてきました。やっとか!デカいな!
さすがにご本尊までにはたどり着けませんでしたが、なんとか入り口近くのお神楽殿でお賽銭を入れてお参りを果たしました。家内安全。そのまま下りの坂道を走りきり、バス停に着いたのは29分頃でしたかね。あーー間に合ったー。
にしてもこの祐徳つながりってば一体?
祐徳薬品はたしかHisamitsu製品のOEMも請け負ってるはずですが、どないなことになってるのやら・・・博多行きの特急に無事乗り込み、そんなことをぼんやりと考えながら佐賀駅へと向かったのでした。