2009年6月12日

しゃあ

ボーナスいただき。今回の使い道はちょっと考えよう。

【読了本】
三谷幸喜&清水ミチコ「かみつく二人」(幻冬舎)

実は三谷さんはエッセイよりもこのシリーズのほうが好き。噛み合ってきましたね。いやー笑った。


 

2009年5月28日

八四曼陀羅

「本の雑誌」を読みながら通勤。椎名文体も久しぶりだと懐かしいですね。巻頭の海外文学大特集がトヨザキ社長メインでしたのでこれまた楽しく、あれも読みたいこれも読みたい...タイトルをメモしとかねば。

そういやニュースを見てましたら、村上春樹さんの新刊「1Q84」が発売されたみたいですね。これはジョージ・オーウェルの「1984年」と関係があるんでしょうか。本家?オーウェル版も例の特集によると、夏にハヤカワから新訳が出るそうですが(解説はピンチョン!)個人的にはこちらの方が楽しみですよ。

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5月末を目前にしてJTマーヴェラスの引退者発表がありました。
一昨年の江藤さんと同じようなカタチで、監督、宝来さんの退社はリーク報通りでしたが、それに加えて退社発表されたのは、なんとセッター河村選手。センター千野さんはマネージャー転向とのこと。

マジメさだけではどうにもならなかった千野さんはともかくとして(そういえば彼女も相原門下生だ...)河村選手はムック選手とともに1984年組期待の一人でしたからねえ。ただ、彼女はセッターとしてソツがない反面、これという売りもまた少なく、土壇場でのメンタルが弱いイメージがつきまとう選手さんでもありました(ムック選手がJTさん相手だと、ことさら強気になるので尚更そう見えたのかもしれませんけど)。監督さんが彼女のブロック力を活かす度胸がなかったがために、ワリを食っちゃったような気がしているのですが、はてさて移籍されるのでしょうか。ぜひとも選手生活を続けてほしいですね。

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読了マンガ
・中村光「聖☆おにいさん」(2)(3)講談社

1巻がさほどインパクトがなかったので、更なるプレッシャーを感じながら読み進めていたのですが...迂闊にも爆笑しちゃいました。小ネタばかりなんで、ちょっとここには書きづらいんですけど、1巻の仕込み(伏線ともいう)がネタネタに繋がって非常に面白いです。シルクスクリーンて!

イエスのネタ(=聖書)については、大昔、土曜学校に通っていたことがあるので多少の知識はあるのですが、ブッダのルーツを案外知らないんですよね。わりと頻繁に脳内にて??な単語が発生中です。一度ちゃんと本を読まなきゃなあ。やっぱ手塚さんの「ブッダ」か?

 

2009年5月12日

不況自虐

KERAさんのblogによると、シアターテレビジョンが国内演劇放映から撤退するのだとか。最近はWOWOW放映が増えているので、あまり気にしていませんでしたが、そういえばナイロン100℃の放映はほとんどシアテレなんですよね。

ま、ナイロンぐらいなら営業努力次第でWOWOW放映あるいはDVD自主製作も可能な気がしますが、地方にはテレビをあてにしている方も居られるでしょうし、なにより小劇場演劇を陰ながら支え続けてきた功績者でもあるシアテレの撤退はやはり残念です。

とはいえ、昔にくらべると録画(収集)欲が落ちているせいか、さほどの衝撃がないというのもまた事実であり

観に行った芝居はもう観たんだし、いいじゃん。
観られなかった芝居は観られなかったんだから、しょうがないじゃん。

てな具合に割り切れるようにもなっちゃいました。
実際観に行くと面白いし、刺激も受けるんですけどね。
てなわけで、ナイロンチケットありがとー。

読了本
○吉田戦車「吉田電車」講談社文庫

前作の「吉田自転車」は売ってしまったので改めて比較はできませんが、自転車よりこっちの方が笑い所は多かったような。
吉田さんご本人は自転車愛好家ですので、自転車(=ナイスバイク号)への思い入れのほうが断然大きいはずですが、文章としては力が抜け加減が良かったのかもしれません。鉄道本というよりも、紀行混じりのエッセイといった感じです。吉田さんファンなら...もうとっくに読んでますよね。

 

2009年3月27日

結晶

春なのに日ごと寒さがつのるっつうのも、どないなものかしらん。
帰りの電車の中で寝ようかなどうしようかなーと考えつつ手にした文庫本を読み始めたところ、おもいっきり目が覚めてしまいました。

・杉浦日向子「杉浦日向子の食・道・楽」(新潮文庫)

最後のエッセイ集という響きとは裏腹に、もちろんあの杉浦さんがお涙頂戴な文章なぞをお書きになるはずもないのですが、粋で味わい深い随筆の数々に舌鼓を打ちながら、日本酒が飲みたくてたまらなくなり(そして飲んだ)涙腺もちょっとゆるみかけました。

すばらしい、本当にすばらしい。なんでこんな人に限って早く死んじゃうんだよ!!病気がちな人は長生きするって言うじゃん!ああ、もっともっとまだまだ書いてほしかった・・・。

どうか騙されたと思って読んでみてくださいな。文庫本は420円(税込)、けっして高くはないですし、きっと満足を得られる1冊だと確信しますんで。

 

2009年3月26日

からから

帰りがけ、本屋にて柳原和子さんの「百万回の永訣」を立ち読み。
内容からして立ち読みで済ませる類の本ではないのですが、今これを本棚に置く心の余裕はないので申し訳ない。ただ、流し読みした印象だと前作「がん患者学」の方が興味深かったなぁ。

読了本
・井上ひさし「わが蒸発始末記」(中公文庫)

買うほどのものではないですが、損というほどでもない、より抜きエッセイ集。
井上さんはその作品によって全てが赦されてしまう(と思う)数少ない作家さんですが、それにしたってこんな人と一緒に生活するのは大変でしょうねえ。
宮沢賢治への愛があふれる文章には毎度のことながらジンとしてしまいました。

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夕飯を食べながら、テレビで流れていた「渡る世間は鬼ばかり(最終回)」をちらりと鑑賞。
ありえねーありえねーのオンパレード。これを確信犯的にOKする時点で脚本家も局(TBS)も終わってると思うんですが、まだ続くんでしょうねえ。

*****

みんな大好き春高バレー!は東九州龍谷の2連覇で幕を閉じたようで、まぁ普通に強いですもんね。準優勝が古川ってのもこれまた2年連続だったようで、えー、お疲れ様でした。

しかし、この高校バレー上位チームの選手がそのまま順調にすくすくと思惑通り育つのかというと、これが一概にそうとは言えないのは面白いというべきなのか、あるいは残念というべきなのか。その意味では東九州龍谷と古川って似てますよね。いずれも名物監督から引き継いだ二代目監督が結果を残しているという点では「これから」の学校なのでしょうが、卒業後今ひとつ伸び悩む選手が多いことや、五輪にもあまり縁がないことだとか、実はマイナスイメージも意外と共通している気がするんですよね。

その意味では、菊間さん(嫌いだけど)の八王子実践はやっぱ凄いのかなーとか、高校での結果は今ひとつかもしれないけど、何年かおきに味のある選手を輩出してるよなー就実、とか、方向性がズレてるんじゃないか須磨女・・・名門もいろいろですなあ。

有望選手の進学先もですが、指導者さんの適材適所についてももう少し考えられて然るべきなのではないかと素人は思います。現実問題として現場にそんな余裕はないのでしょうけどね。

 

2009年3月16日

エンタメ志向

給料日後にもかかわらず、今月は緊縮財政のため慎ましく…のはずが、所用で帰りがけに本屋へ。
気付けば1時間以上も滞在し、そしてお勘定は¥5,249円也。@1,050円×5冊といったところですが、実際には4冊しか買ってませんから、どこが倹約やねん。
まあなるようになりますわ。

読了本
・ケラリーノ・サンドロヴィッチ「労働者K」(角川学芸出版)
・「三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー」(朝日新聞社)

それがこの本かい?ってな本二冊。
同年代同職業でありながらタイプのまるっきり違う変人脚本家さんたちのエッセイ集が同時期に発売なんてねえ。なにも両方買うこたなかったんですけど、ついつい。

ケラさんのエッセイは夕刊フジ連載だったんですね。いくら名物コーナーとはいえ、こんな遅筆家さんがよく引き受けたものです(つか依頼する方も依頼する方)

内容は相変わらず言い訳率が高いものの、それでも読ませてしまうリズムの良さは音楽畑出身ならではなのかな。頻出する喫煙ネタはともかく、非日常世界感覚は面白かったです。さて、5月の公演を観に行こうかどうしようか。

三谷さんは前回の「役者気どり」が今一つだったので迷いましたが、マジックアワー記念購入。連載開始から数年が経ち、だいぶエッセイ形式が板について違和感がなくなってきましたね。同居のご家族である猫(オトッツァン)や犬(とび)も確実に年を重ねているようで、傍らで日々一喜一憂しつつも基本どこか冷静な夫婦スタンスが垣間見えます。
好っきゃわー。

 

2009年3月 5日

あれやこれや

なんのかんのいいつつ、晴れは気持ちいいですねえ(花粉症じゃないので)。
仕事も良い感じで片付き、気分よく帰宅した勢いでチェロケースの蓋を開けてみると弦がゆるゆるになってました。切らないように気をつけながら丁寧に調弦...したところで今日は終わり。コンサートは5月末なんですが、近々カルテットの練習があるのでちとヤバし。明日は弾かねば。

Springs公式更新。
ははは~、ミナミ選手はファンの喜ぶツボを分かってらっしゃる。"ムック船長"の表記にククッと笑ってしまいました。でも、はだしのゲンは・・・怖いんだよー(ヒロポンという単語はこのマンガで覚えた)。しかし佐賀大会試合後フォト、異様なアイシングに撮影者さんは何も思わなかったんですかね...。

〇読了本
・広瀬正「T型フォード殺人事件」(集英社文庫)
めずらしく表紙買いしてしまいました。しかもSFだったのねコレ。や、昔は筒井(康隆)さん全集を読みふけってたぐらいですし、カート・ヴォネガット・ジュニアも面白く読める人間ですから抵抗はないんですけど。

クラシックカーのモデル製作を生業の一つとしていた著者ならではの、T型フォードについての記述だけでも読む価値ありですが、ひさびさに物語の中でふっと自分が浮遊する感覚を味わいました。SFって世界そのものが動きますから尚更ですよね。暗くもなく明るくもない中庸な感じはけっこう好みです。

 

2009年1月23日

年2回

本屋の開店早々勢い込んで「少女ファイト5」(日本橋ヨヲコ)通常版+特装版をセット購入。売場には山と積まれており、なんだ昼休みでも良かったんじゃん。あーでも昼休みは医者に行かにゃなりませんしな。

てなわけで、昼休みはお薬もらいに医者へ。まだ明け方に咳が出るんですよー、という話をすると眉を曇らせたドクター。「一度アレルギー検査やってみますか」ということになりました。アレルギー検査って採血なんですね。ビール酵母に反応しないことを祈りますわ。薬はさらに減って漢方薬のみになりました。

待合室でほとんど読みきってしまった「少女ファイト」を帰りの電車で二度読み。やっぱおもしろいですわ。バレー漫画としてももちろんなんですけど、最終的には題材(バレー)を介在してストレートに人の感情を伝えようとする気合がカッコイイのですよね、日本橋マンガは。それが自分にフィードバックされるのも毎度の話。相手がいるから自分が居る。ひさしぶりに「ファン(好き)やったら何やっても許されるっちゅうもんやない」なんてな言葉を思い出しました。

今巻では三國兄がクローズアップ。あら、こういうキャラ設定されてたのか。んでからルミコが豹変する瞬間。ゾクっとしますが、ああいう表情って惹き込まれますわ。この絵を自在に描ける日本橋さんが羨ましい。そして犬神さんが最後にバックアタックのトス上げるとこ。あのラインもいいっすな。まだ読んだことがない方は是非にと。既刊「G戦場ヘヴンズドア」もいいですよー。

 

2008年12月 5日

終わりは始まり

朝から天気と上司が荒れた一日。なんなんやろかもう。

読了マンガ
・「モリのアサガオ」(6)(7)
・「きらきらひかる2」vol.3

そういや「きらきらひかる2」のラストって持ってなかったよなあと購入。調べてみると郷田さんは「モリのアサガオ」連載完了後、「きらきらひかる最終章」なるものをお描きになられたそうですが、単行本発売は延期に次ぐ延期となっているようです。いやあこれも読みたいっすね。延期原因は良く分かりませんが、早めの発売を望みます。

というわけで、「モリのアサガオ」読了。
帯という帯に「しをん号泣」の文字があったせいか、号泣はしませんでしたし、物語の設定にはいろいろと疑問もあったんですけど、でもやっぱ心には染みましたね。2,3回読み直しながら考えてみたいです。

*****
全日本監督就任会見があったようで
(JVAとつるむ)サンスポによれば、真鍋さん推しが協会、達川さん推しがリーグだったようで、これでは先日の報道とまるで逆。んー?まあいいけど、今度はお互い拒否はなしってことで。

レシーブとブロックを重視ってのは、いかにも真鍋さんらしい。理から外れたことをする人ではないし、肝の据わった人ではあるんで、前クラッシャー監督より悪くなることはないでしょうけど、スタッフの人選が肝要かと。そんなこと言われなくても真鍋さんが手をつけないはずはないですけどね。

ってなことより気になるのは目先のSpringsです。
年内はあと1勝できれば御の字ぐらいの心持ではありますが、誰だって好き好んで負けたくなんかないでしょうし、どうなりますやら。ケガ人が復帰できないとならば、鍵を握るのはどう考えてもルカ選手なんですが、毎回ぬるい日常生活の延長みたいなバレーを見せられては応援する気も萎えますよ。そのルカ選手を重用しつづけてきた真鍋さんをも含め、ちょっとした不信感の塊です。Springsを全日本の下敷きにしないでくださいね。

明日はひさびさにライスコ観戦を楽しめるといいのですが、佐賀は鬼門中の鬼門。ひとまずケガ人がこれ以上増えさえしなければ良しとします。

 

2008年12月 4日

お茶とマンガ

本屋でふらりと立ち読みした1巻の続きが気になって気になって、1日悩んだ挙句買いました。

・郷田マモラ「モリのアサガオ」(2)~(5)

そんなに気になったんやったらチャッチャと買えよ、というところですが、題材が題材だけに少々怖かったのと、単純に現金の持ち合わせが少なかったのと(またかよ)、両方の理由で一晩躊躇しておりました。
しかし元々好きな作家さんですし、絵も内容もちょっと怖いけど「はだしのゲン」ほどではないしな、という妙な理由付けでもってまとめ購入。電車で少しずつ読み進めました。

やっぱ面白いというか、こんなに心の中にまっすぐ踏み込む勇気をもった作家ってそうそう居ないよなぁ。このスタンスを見られるだけでも読む甲斐があります。「死刑制度」の是非については、昨今の理解不能な殺人事件などを見聞きするにつけ、単純に結論を出すことはできませんけれども、人が人を裁き、殺すことというのはやはり大変なことなのでしょうね。
さ、明日は残りの(6)(7)を購入せねば。

*****
ここからはちょっと私信。

文庫包み?見覚え聞き覚えがあるような...リュックをゴソゴソ。

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試合前にコンビニで買ったお茶についてました。どうせならと「青」を選んだったっけか。文庫カバーは基本的に使わない主義なので置いておきますよ。

お茶と言えば、先週の試合前にコンビニで買ったお茶はコレ。

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ご当地もののお茶って珍しいですよね。

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