2009年8月31日

待ち伏せ

昼食後、買ったばかりの雑誌「MORE」の深津さん記事を切り抜きながらパラパラと他ページも眺めてみましたが、どれもこれも着そうにない服ばかり。私も年をとったということなんですかねえ。

いつものように残り雑誌を後輩に贈呈したところ、ニヤリと笑いながら「MORE、(深津さんが)表紙だったから、買うのやめてたんです」と手を出されました。抜け目ないというかなんというか。思わず笑っちゃいました。買わなかったらどうするつもりだったんでしょう。

いろんな成り行きでアボカドを4個も買って帰宅。

2009年8月30日

どこからどこまでも

朝から晩まで凹みまくりの一日。

なぜそこに居るんですか・・・

昨夜の「あべ一座」を完璧に逃していただけでもガックリだったのに、なんと先週放映された「R2C2」の録画も失敗していたという・・・まあ再放送はあるでしょうけど、今日観るつもりにしてたのに。残念無念。

投票したい人も党もまったく思い当たらないという困った選挙でしたが、いちおう投票はしましたよ。予想以上に民主党大勝だそうで、そっか皆さん民主党に、ねえ。

2009年8月29日

生還

新大阪から真っ直ぐに練習場へ。今晩は師匠によるチェロ&ベース合同レッスンでして、当初は(練習参加を)諦めかけていたんですが、芝居がお昼だったので、これは頑張れば間に合うなと・・・頑張りましたよチェロつき旅行。新幹線がすべて最後部で予約出来たのが大きかったですね。映画館や劇場でも快く預かっていただけましたし、持ち歩く距離があまり多くなかったのも助かりました。ご協力頂いた方々、どうもありがとう。

ほぼすべてのミッションをクリアして帰宅。頬がコケた気・・・のせいですね。

20090829.jpg

アホの子のチェロみたいになってますが(ここにしか刺しようがなかった)今日はこれを抱えて歩き回りました。

折り返し点

トルコ時間が流れるトルコ料理屋でランチをとった後、急ぎ東京芸術劇場へ向かいますと、入り口でまたも後輩とバッタリ。そもそもこのチケットは彼女に手配してもらったものですが、今回もまた超良席でありました。多謝多謝。

「ザ・ダイバー」
作・演出:野田秀樹
出演:大竹しのぶ、渡辺いっけい、北村有起哉、野田秀樹

午前中の映画につづいてのハシゴということでアタマが持つかどうか心配でしたが、よりによって舞台は能表現から始まりました。ひーっ、静かだわ暗いわ、眠くなったらどうしましょう。しかし、そこは野田さんです。物語はぐんぐんと進み、エンターテイメント要素もしっかりと盛り込まれており、助かりました。芸達者な4人が織り成すアンサンブルはどこまでも自由で、紙袋と扇子そして能面が表紙の本といった小道具を色んなものに見立てる様なども多彩(扇子が電話になったり車のハンドルになったり、時には宅配ピザになったりする)。見飽きなかったです。

源氏物語の女御たちが次々と取り憑くような役どころの大竹しのぶさんはちょっと既視感がないでもありませんでしたが、かといって誰もが出来る役ではありませんし、男優3人の動きの美しさと面白さといったら言いようもなく(とくに野田さんの女役が絶品でした)これぞ舞台!という醍醐味満載。とくに有起哉さんがカッコ良かったなあ。「あの」3人と対等に渡り合っているだけでも驚きなのに、今回はスーツ姿もピシッと決まり、光源氏的なシティボーイっぷりも妙にハマってました。

作品の解釈はパンフの大江健三郎×野田秀樹対談にお任せするとしまして(「頭が良いってこういうことか」と芯から痛感させられる内容でしたわ)私もこれから脚本を読むつもりですが、源氏物語に疎い人間がどこまで理解できるのか。楽しみなような怖いような。やっぱり源氏物語を読む方が先かなあ。

ここ最近の野田作品には珍しく救いのあるラストに少しだけホッとしながら芸術劇場を後にし、池袋駅へとひた走りました。

幸先よし

今回の上京は本日午後の「ザ・ダイバー」が目的だったのですが、とある日メールボックスに届いたチケット情報を見ておりますと、あれっこれなら行けるのでは?なんとかチケットもゲットしまして、行ってきましたよ。朝も早くから渋谷はシネクイントへ。あら、シネクイントってパルコに入ってたのね。

「女の子ものがたり」(初回舞台挨拶つき)

午後の「ザ・ダイバー」は池袋ですから、渋谷からは近いですし、時間的にもこの初回であれば舞台挨拶が少々長引いても充分間に合うはずという目論見。

入り口で荷物を預かってもらい、さあ入場です。なにやらデカいヒマワリの造花とそしてカネボウブランシール試供品セットを頂きました。言わずもがな深津さんがCMに出てるヤツですね。映画館は思いのほか小さく、そしてあらためてチケットを見ると4列目。近いじゃん!映画はさほど前で観る必要はないですが、舞台挨拶つきとならば話は別ですからね。ヤッホー!

まずは、なにはさておき映画ですが・・・良かったです、とても。のっけから低音ボイスで不機嫌そうに登場した深津さん演じる主人公。そーなんだよ!深津さんの魅力は低音と怒った顔ですからねー。いいぞいいぞ!
とはいうものの、深津さんは原作にはない役回り。映画としては、やはり原作エピソードを再現した(と思われる)子役の二世代がむちゃくちゃ良かったです。やっぱり映画って感情なんだよなあ。あのセリフはやっぱ沁みますわ。乱闘シーンも心に来ました。
深津さんは三世代の代表看板ってなとこかな。エイベックス絡みのせいか、あのえげつない宣伝活動をこなすには子役だけではどうにもならんかったでしょうしね。でも、そんな大人の事情?抜きに面白かったですよ。もう1回観てもいいぐらい。

と、余韻にひたりつつも、私を含め皆さんやっぱりそわそわ。舞台周辺には報道各社がどんどんと入り始めました(初回ということもあり、番号札だけで30くらい呼ばれてました)。おおー、それっぽくなってきたー。司会のお姉さんからひとわたり段取りを聞かされた後、皆さま入場です。会場のテンションもぐわぁっと上昇。

入場は高山侑子さん、波瑠さん、大後寿々花さん、深津さん、サイバラさん、福士誠治さん、森岡監督の順番でしたかね。サイバラさんを始め、皆さん美人さん揃いですが、なかでも深津さんはひときわ目鼻立ちがクリアでシャープですね。そこだけピントがクッキリ、みたいな。何度かナマで拝見してますが、こんなに実感したのは初めて、でもないか。サイバラさんと深津さんが並ぶと太・細みたいにならんかと心配しましたが、深津さんのワンピースが比較的ゆったりだったので、あまり目立ちませんでした。

挨拶内容自体は特筆すべきことはないんですが、サイバラさんが「深津さんは見た目若いけど、背中を開けると50歳(の貫禄)です」とか「今日の深津さんは後ろから見ると月影先生みたいなんですよ。マヤ〜!」などと嬉しそうだったのが印象的でした。あと深津さんが締めの挨拶で「お気をつけてお帰りください」と言ってたのも妙にツボでした。終始お隣のサイバラさんと仲良さげに喋っておられましたよ。

挨拶後は客席に来られた俳優さん達と一緒に写真&ムービー撮り。言いつけ通りヒマワリを揺らしてきました。ヒマワリはお土産とのことで・・・ちょっと大きいよなあ。

2009年8月28日

欲求不満

東京に来ました。
ファイナル以来ですから、およそ4ヶ月ぶりでしょうか。新幹線からは富士山もきれいに見えましたよ。ただ、今年の関東は涼しいと聞いていたのに...暑いやん!

大荷物を抱え、ひとまず父親宅へ。持参のファブリーズをシュシュッとやりながら掃除をし、冷蔵庫の発泡酒を仕方なく飲みつつ「相棒」再放送を鑑賞。流れで土曜サスペンスの再放送も。東京まで来て何やってるんですかね私は。
さあドラマが終わりましたのでお出かけですよ。

銀座でうろうろとチケットぴあを探し、明日の公演チケットを発券完了。いつもながらにギリギリですが、まあ出来りゃいいのです。ちょっと焦ったけどね。そのままちょいと寄り道しようかとも思いましたが、迷うと厄介なのでひとまず目的地であるテアトル銀座へ。入り口でバッタリと会社の後輩と遭遇。同じ回だということは知っていましたが、この時間に会うとはお互い用心深さが同じだったということやね。強引にお誘いした友人も無事登場。ホッ。

パルコ・プロデュース「斎藤幸子」

作:鈴木 聡
演出:河原雅彦

出演:斉藤由貴,粟根まこと,千葉雅子,明星真由美,中山祐一朗,松村 武,弘中麻紀,小林健一,鬼頭真也,伊藤正之,柳家喬太郎,きたろう

"もんじゃ焼"屋が軒を連ねる東京の下町・月島。
もんじゃ焼屋「さいとう」の次女・幸子は、ちょっとピントがずれてはいるが、元気と美貌がとりえの高校生。店主の洋介は、妻を亡くし男手ひとつで娘たちを育てている。「さいとう」の隣は、もんじゃ焼屋「富ちゃん」。和夫と健一郎という親子で営んでいる。近所に住むソープ嬢の美奈子を幸子は"師匠"と慕っている。タロット占いから姓名判断まで、その占いはプロ級である。美奈子によると「斎藤幸子」は画数が悪いらしい。ゲージツ家肌でアーティストとしての才能に溢れた姉・悦子に、どんな恋愛にも満たされないといった心情を吐露する幸子。そんな幸子の前に、高校の担任で音楽教師、澤渡が現れる。「幸せとは僕といることだ」の一言に魅せられ、駆け落ちを決心する幸子。阻止しようとやって来た教頭の村木をはじめ、近所を巻き込んでの大騒ぎとなるのだが、二人は大阪へ行ってしまう・・・。

*****
鈴木聡さんはともかく、河原さんがとっても苦手なワタシがこれを観ることにしたのは、ひとえに主演の斉藤さん目当てだったからですが(あと明星さんと千葉さんも・・・女優ばっかだね)いやー、やっぱ斉藤さん良かったです。フツウにかわいかったですね。さすがはトップアイドル出身。客席にも彼女のファンらしき男性客がちらほら・・・ロビーではCDも売られてました。なんてなことはさておき、コメディエンヌとして才能ある女優さんの使い方としてこの作品は正直物足りなかったです。

脚本を読んでいないので、演出がどこまで脚本に忠実なのかは分かりませんけど、何事もすべて「下町人情」で片付け赦されてしまうというストーリーは私には疑問の嵐でしたし、ともすると全員でアクションなんてな古臭さにもちょっぴり辟易。銀座の劇場ということで客層も幅広く、「そこでウケるの?」というところで笑いも湧いていたので、それはそれでよかったんでしょうけどね、この内容で休憩込みとはいえ3時間は長かったです。とくに休憩明けの「もんじゃ焼き講座」が余計でした。スポンサーの関係で外せなかったそうですが、これと休憩と、あと着ぐるみシーンとか、あれやこれやを縮めれば2時間半以内で収まったでしょうに。少しでも早く終わらせて、月島に行こうと思わせた方がいいんじゃないのかなあと余計な一言。

役者さんは皆さん良かったですよ。粟根さんにも珍しくイライラしなかったし(なぜそこまでモテるのかという説得力は若干なかったけど)明星さんは相変わらず芸達者さんでしたしね。しかし伊藤正之さんが端役というのもこれまたなんやかなあですし、楽しみにしていた鬼頭さんはもっと普通の役で観たかったな。正直あの役ではなんとも言いようがないですもんね。


数寄屋橋ニュートーキョーにてサクサクと飲み、帰宅。

2009年8月27日

黒船

月末仕事を前倒し気味にあくせくと。よーし何とかなるかな、というところで後輩ちゃんとともに心斎橋へ。前々から気になっていた「ペリーのイクラ丼」に行ってきました。カウンター八席の小さな店なので並ぶ覚悟でしたけど、すんなり座れました。ラッキー。

イクラ丼は一年を通じて食べられるようですが、今なら季節限定の「うに」も食べられるんです。迷える二人は迷わず「うに&イクラ丼」を注文。イクラは固い(噛みごたえを楽しめる)のと柔らかい(ご飯馴染みがいい)のを選べるとのことで、こちらは悩んだ末に「固いの」を選択。イクラonlyだと半々も可能らしいです。

20090827.jpg

最初はこの量でご飯が持つのかと心配しましたが、いや充分すぎるほどでした。ウニも臭みがなく美味!イクラはもう少し後のシーズン中に再挑戦したいな。今度は「柔らかい」ほうで。いや、やっぱり半々か。

駅近くで後輩と別れて楽器屋さんへ。チェロケースのシルバーが入ったら連絡下さいねとお願いして帰宅。

*****

読了本
・関川夏央「女流」集英社文庫

林芙美子さんと有吉佐和子さんの評伝。どちらも面白かったけれど、林さんの方がより性格と行動が破天荒だっただけに読み応えがありました。「放浪記」は読みましたけど、もう一度読み直そう。

森光子さんの万歳三唱もいいですが、個人的にはやはり書籍。芝居だと大竹しのぶさんの「太鼓たたいて笛ふいて」も良かったですね。
ちなみに彼女の系統を継ぐのは、業種は違いますが西原理恵子さんじゃないでしょうか。確かご本人もこの作品を読んだことが大きなキッカケとなったというような文章を読んだ記憶がありますし。

有吉さんはですね、あの「地唄」を書かれたのが23歳の時だったということに心底ビックリしました。そしてこれが直木賞(芥川賞だっけ?)落選したということも…あり得んわ。

関川さんによると、有吉さんは(女流全般に言えることですが)早熟な作家だったとのこと。小説家として完成した時期が物凄く早く、世間や文壇の女流認識が追い付かなかったということでしょうか。林さん、有吉さんともども命を縮めた原因が薬だったというのも(前者はヒロポン、後者は睡眠薬)胸詰まる話です。

この本によって二人の再評価熱が高まってほしいですね。私もはやく本棚の未読本に手をつけなくては。

2009年8月26日

おとなの野球

夏休みで鼠島に出かけた後輩ちゃんの仕事をそそくさと片付けて、神戸はスカイマークスタジアムへ。お誘い受けて、オリックスvs日本ハム戦を観てきました。
2009082601.jpg
「近っ!」

ボールの音がバシバシ聞こえます。ボールのスピードも体感。おおぅ。
日ハムと並ぶとオリックスユニフォームは特にズボン裾が太く、なんだか白いトレパンかのようです。もっと体の線を出した方がカッコ良かろうに。

カレー食べつつ暢気に観戦。オリックスは打てず守れず、日ハムはその逆。その打球取るか!?

2009082602.jpg

花火も堪能。ビールに花火カスがぷかぷか。
そうこうする間に追加点が入り、さらなる点差がつきました。こりゃ勝てそうにないですな。

あっさりと河岸を替え元町へ。いつものエビスにたこわさをつまみながら、あれやこれや軽めトークを。朝からケータイでエロ小説読むなとか、サンテレビ名物枠の思い出話とか。そういえばさっきのスタジアムでも隣席親子の父親がせっせとケータイでエロメールしてたなあ。あんまり私の視線上でフォント特大は使わない方がよいかと。

たこわさ二皿目を食べたところでお開きに。今夜はちょっと湿気が高いですね。

2009年8月25日

狭窄

こんなに急に涼しくなるとはねー。ほんとに過ごしやすくなりました。耳もだいぶマシになりましたよ。音を聴くのを一日休んだだけでも違うもんですね。音楽がなけりゃ本があるじゃないの、というわけにはいかんのですが、もう少し我慢します。

読了本
・関川夏央「昭和時代回想」集英社文庫

作者自身の青春期が語られたり、いろんな作家さんのエピソードから内面が読み込まれたりと、それなりにはどれも面白く読めるんですけど、「その先は?」という欲求不満が募りました。スタンスも文体も好きな作家さんであることに変わりはないんですけどね。
ちょっと面白いなと思ったのは「一見は百聞にしかず」という話。外国に出かけりゃ変わるなんてことはない。自分の目を過信するのも禁物だと。なるほどな。

*****

WGP総括をグルリと眺めていると違和感がざわざわ。なかでも選手スタッフに対するくだらない比喩がエスカレートしているのが気になります。
「リードブロック」を「Lead block」と勘違いしてたようなバカに言われたくはないでしょうけど、私もトンチンカンなことを言うのは居酒屋だけにしておかんとなー。

2009年8月24日

らんでぶ

耳の調子がよろしくないので、しばらく通勤時の音楽や在宅時のBGMを(練習を除いては)取り止めることに。あーストレスたまるなー。

というわけで帰りに読むものをと本屋へ。
店頭に例の話題沸騰マンガ「星守る犬」がズラリと並んでいましたが、犬が死ぬだけでも勘弁なのに、飼い主も死ぬ(ところから始まる)ときてはなあ。二の足踏みまくりです。そういえば公開中の映画「HACHI」は飼い主リチャード・ギアの声を北大路欣也さんが吹き替えておられるそうですが、今や北大路さんといえばソフトバンクのお父さん(犬)。吹替版を見た人は「HACHI」が喋っているような錯覚に陥ったそうな...。

まずは書評で気になっていた村松さんの市川雷蔵本を物色。しかし雷蔵映画を見ていない私がこれを単行本で購入するのはいかがなものかと保留。ブルックナーのスコアも音楽聴けなきゃ意味ないしなあ。久しぶりに「ダ・ヴィンチ」でも買いますかと尚もウロウロしていると、球技コーナーに男子バレーイヤーブックとやらが並んでいるのを発見。こないだ出たヤツの男子版ですね。

サラッと立ち読んだんですが、こっちの方が女子版の数倍面白いですやん。字数が多く(女子版にグラビア要素が求められるのは仕方ないとはいえ)内容も深い。見るとライターは米虫さんと市川さん、ああ女子版にも関わってほしかったな...。

「ダ・ヴィンチ」と関川夏央さんの新刊その他を購入して帰宅。武田百合子さんの「富士日記(上)」は母に進呈。

 1  |  2  |  3  |  4  | All pages