2009年2月 7日

余談

岐阜へ向かう鈍行道中、米原駅にて買い求めた駅弁をつつきながら第二試合(NECvsJT)を観戦

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湖北のおはなし」(井筒屋)

おかか弁当と迷ったんですが、やっぱコレは美味しいですからねえ。小さな手間のかけ方が素晴らしく、ご飯の下に敷かれた桜の葉がnice!でした。そしていつぞやはご馳走していただきありがとうございましたっと。

試合のほうは予想に反してJT優勢。どちらが勝っても素直に喜べないチームですが、実力からすればやはりNECに頑張ってほしいところではあります。タイムアウトのたびに落ち着かない監督だとか、やる気あるのかないのか分からない元ブルーロケッツ主将コーチだとか、昨年から指示系統がむちゃくちゃなNECさんですが、ここまで来たらもうそれで通すしかないわけで、どうしたんでしょうか。まあこんな日もあるということかもしれませんが、よりにもよってJT相手じゃなくてもねえ。JTセッターさんが元気になっちゃうじゃないですか。明日はなんとかサイド陣のお鼻をへし折らせていただかねば。

第3セット途中に会場を後にして岐阜駅へ。またもえんやこら鈍行にて本日宿泊先の中津川に向かいます。1年ぶりですな。

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銘酒「七笑」を飲みながら、スーパーで半額購入したお鮨をつつき、ドラマ「警官の血」なぞを鑑賞。原作は読んだことがないんですが、これは文章で読んだ方が面白いかもなあ。特に江口さんと木村さんの夫婦が爽やか過ぎたのがねぇ。それに比べると、息子夫婦役の吉岡&貫地谷コンビはなかなかよかったのではないでしょうか。続きはいつなんだろう。

くたーっとしている間に就寝。

ホッとしました

勝ったことにではなく

サキさんがフルセット通じて調子悪くなかったことに、です。

若手の成長は嬉しいんですが、前回あんな形で引っ込められてしまって大丈夫かしらと気を揉んでいたのです。ファンですからねえ。ああちょっとだけやれやれ。

本日はパイオニアも懐かしのメンバーを揃えて総力戦の気配でしたが、勝敗を分けたのは最終的にセンターの差でしょうか。で、結局こうなるんなら、最初からこうしておけば良かったのにねえってなことはさておき、吉田監督はいったい誰と試合してるんでしょ。ローガン選手と?まったく堪え性がないですねえ。タイムアウトと二枚替えのタイミングが素人にはどうにも理解できませんでした。

Springs vs Redwings
(3-2)

体調不良のワンジョ選手欠場のなか、ユウコ選手が初スタメン。日替わりスター誕生は...なりませんでした。

応援はしてる選手ですし、頑張ってるのもチームを支えてるのも見てとれるんですが、やっぱり打点が低いのですよなあ。緊張もあってかレシーブも弾き、いいところを見せられません。第2セットでマイコ選手に交代となってしまいました。ああうう。

そのマイコ選手は...足ほっそ!なんたって大怪我明けですからまったく無理はしてほしくないんですが、替わりも居ませんものねえ。パワーはなくとも、高さと器用さで乗りきった格好でした。あ、第4セットでのトスアップはよかったですね。バランスの良さに改めて気付かされましたよ。

選手がこうも替わるとトスを上げるムック選手は大変だろうにと思いますが、どうなんでしょう。全身でブロックを振ってはマイコ選手にトスを上げるたび、凄いもんだと感心しきりでした。尊敬。試合後はユウコ選手とずっと喋ってましたねえ。

そろそろフルセットロードは終わらせたいですが、第2試合のJTさんを見てましたら竹下さんを含め、ちょっと嫌なモードに戻りつつあるようでしたので、要注意ですな。

えいやあ。

2009年2月 6日

渋オケ

招待券をいただき、橋元知事に潰されようとしている大阪センチュリー響の定演へ行ってきました。案に相違して、座席はシンフォニーホール特等席。ステージを含め何度も来ているホールですが、ここに座るのは初めてです。おおよく眠れそうだ。

開演前につらつらとプログラムを眺めておりますと、チェロトップに林俊昭さん(関西チェロ界の重鎮)のお名前が。え、いつの間に?林さんて...え?

まったく聞こえない演奏前プレトークも無事終わり、団員さんがぞろぞろ登場。うわ、ほんまに鼻の林さんが居ますねえ。

指揮:アラン・ブリバエフ
小山実稚恵(ピアノ)
・ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲 "モスクワ川の夜明け"
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
・プロコフィエフ:交響曲 第7番 嬰ハ短調 作品131「青春」

1曲目は林さんのボーイングに見惚れている間に終了。チェロパートの中でも動きと音が際立ってました。ええのか悪いのか分かりませんけど、個人的には面白かったんで良し。

全体としては楽器がまだ鳴りきっておらず、曲のよくわからなさも含めて印象薄かったんですが、気になったのは管楽器のピッチ。いいとか悪いとかじゃなく、パート間のバランスが微妙にずれてる感じがして、気のせいかなあ。

2曲目はですね、ちょっとイヤな予感があったんです。いくらロシアものとはいえラフマニノフの2番てねえ、安易過ぎますやん。
予想は別地点で当たりました。ピアノが酷い...

小山さんはもう少し丁寧に弾く人というイメージだったんですけどねえ。いくらロシアものだからって、あんなにがなられては。和音も潰れてたしなあ。ガッカリですよ。おかげで大音量の1楽章から軽く熟睡。静かな2楽章も爽やかに熟睡。

しつこいアンコール拍手と休憩が終わり、3曲目。プロコフィエフの7番です。知らない曲だけど、プロコは地味にいい曲が多いので大丈夫でしょうとたかをくくり、冒頭メロディに耳を傾け、ああ、いい曲やん。

ちょっと待てよ。
私、この曲知ってる?
つーか、弾いたことある?

第4楽章でようやく確信。やっぱり弾いたことありますわ。このメロディ弾けなかった記憶がありますもん。やーねー、しかしいつどこで弾いたんだか?

てなことはさておき、演奏の方はつつがなく、そしていい曲でした。オケとしてはどうかなあ。上手いんだけど、どこか渋いというか、もう少し突き抜けたらいいのにと思うことが何度かありました。特にヴァイオリンの音色にもう少し色気がほしいなーと。目立たないヴィオラとトップ目立ちまくりチェロはよかったですよ。

しかしまあ大阪フィルとはそこかしこで対照的なオケですね。ここの丁寧さ(特に金管)は大フィルにも見習ってほしいし、高弦と木管の色気は大フィルのがいいし、どちらも特色活かしてこの苦境を乗り切ってほしいと願っております。

チラシを見ると大フィルの2月定期はマーラーの5番なんすね。カップリングのモーツァルトもいいし、行こうかなー。

2009年2月 5日

ぐずぐず

一風邪去ってまた一風邪?
昨日からどうにも気分悪し。しかし今風邪なんざひいてる場合じゃないのです。

お湯ポカ頼むぞい。


2009年2月 3日

雨豆

節分行事がえらいことになってましたわ。
御愁傷様でした。

2009年2月 2日

きわめて

平和な1日。
たまにはこんな日もあってよし。

2009年2月 1日

大久保さん吠える

本日のMVPは大久保コーチでしょう。
(ヒロインインタビューは平井アン選手)

Springs vs Airybees
(3-2)

*****

昨日の大荒れ天気とは打って変わってピーカンのもと、平らな道をてくてく歩いて会場かなくぼ体育館へ。ここには3年前、12V開幕戦で来ているはずなのですが、記憶にあるようなないような。あの時はワンジョ選手がスタメンで、ムック選手はまだピンチサーバーでしたが、たしか二人のサーブが炸裂してストレート勝利をおさめたんですよね。相手はくしくも本日と同じデンソーでした。懐かしいなー。

外見は立派ながらも座席の少ない(そりゃチケットも売り切れますわな)体育館に入り、コートを覗いて見ると、一人黙々と走っている選手の姿が目に入りました。
・・・よかった・・・ひとまずはホッとしました。前日の試合で腰を痛められたようだったので、むちゃくちゃ心配していたのです。

で、試合はといいますと、思いのほかデンソーペースで始まりました。
セッター転向一年目新人鈴木選手を守り立てようと、チームがまとまりつつあるデンソーに対し、Springsはといいますと、前日(というか4試合連続)フルセットの疲れが歴然です。得意の中央突破がコミット気味のデンソーブロックに捕まり、センター線が膠着状態に。ブロックも今ひとつ機能していません。第1セットを落としてしまいます。

第2セットに入り、サキさん→カナコさんにチェンジ。しかしこれまたチームとしてはあまり改善が見られず、コート内は混乱の様相さえ呈してきました。相手チームのサイドばかりかセンターまでをも活躍させ始めてしまいます。自滅まっしぐら。見所はムック選手がセンター真正面からツースパイクでブロックアウトを取ったことぐらいでしょうか。

最終盤は大差をつけられたところで、#1カズ→#18シュリ、#5ワンジョ→#16ユウコ、#8カナコ→#9アン、#17ムック→#13ルカと総取っ替え。私の前に居た女の子集団が「アンさ~ん!ルカさ~ん!」と叫んでいたところをみると、彼女たちはツクバーズなのかな?しかしルカ選手はいつものように淡々とトスを上げ、そして淡々と終了。んー、いくら逆転は難しいとはいえアピールのチャンスを無駄にするのは勿体無いと思うのですが・・・無欲なのですねきっと。

第3セット、メンバーを戻して#8→#9アン選手がスタートから入ります。センター攻撃で点を取ろうとしつつも、コート内はまだ浮き足状態。そんなとき、1stテクニカルタイムアウトの後だったでしょうか、大久保コーチの大声がコート全体に響き渡りました。

「見たこと、喋る!口、動かせ!」

応援席も一瞬シーンとなったほどの大声でした。その後も声掛けは続き、傍目には試合が大久保コーチの支配下で進んだかのような印象さえ受けました。学生バレーではよく見かける光景ですが、従来のSprings的ムードからはかけ離れた雰囲気です。しかしこの辺りからプレーがやっと落ち着きを見せ始め、それに伴って相手コートを良く見たプレーが出るようになってきました。

実は普段の試合では失礼ながら大久保さんの声はちょっとウルサイなーと思ってたんですけど、今日は有効でしたね。だってこの後明らかに連携ミスが減りましたもの。やっぱり声出しって大事なんだなーと改めて。是非ともこれは次回以降の試合にも繋げてほしいと切に願っております。ゲームは中盤にサイド陣奮迅プレーによって4連続得点(デンソーの#2矢野選手→#3福田選手の交代も大きかったのかな)。ムック選手もツーでダメ押し。なりふり構ってなどいられません。第3セットGET。よしよしよしよーし。

タイムアウトでは(川北)元コーチがローガン選手を笑わせます。そしてローガン選手も積極的に選手と笑顔交流。いいっすね。

第4セット、アン選手がアタックにブロックにと大活躍。ツクバーズな後輩ちゃんたちは大盛り上がりです。「アンさん!アンさん!アンさん!」その様子を見ているだけでも面白かったですよ。後輩に良いとこ見せられて良かったですねえ。

そしてローガン選手、豪腕としか言いようがないアタックが次々に繰り出されました。誰だよ「爆発力には欠ける」とか言ったヤツ(監督でしたっけ?)。やっぱ後半上がってきてこそエースですよな(ミユキキャプテンもこのタイプ)。今季見てきた中でも一番感動を覚えるスパイクの連続でした。

ブロックが安定してきたことにより、レシーブもきっちり返るようになりました。そういえばこのセットからでしょうか、ミスした選手が「今の(ミス)は自分の責任!」ってなジェスチャーを示すようになりましたね。ローガン選手も相手強烈スパイクを弾いてしまったとき「今のは私」というジェスチャーを見せていたのが印象的でした。てなわけでムード良し。さぁ、あと1セット!

既にフルセット慣れしてきた感のあるSpringsですが、第5セットではデンソーの反撃にあい、一時は7-11と4点差をつけられます。普通だったら諦めかねない点差ですが、いやあ・・・負けなかったですね。ムック選手は#9アン選手と#11ローガン選手にボールを集め、前衛が1点1点とブロックで点を重ねるうちに、とうとう#28ロンドン選手のバックアタックを#9アン選手がブロック!!12-12の同点に追いつきました。会場の(そして私の前のツクバーズの)どよめきっぷりは最高潮に。もう冷静になんざ見てられません。

#19コウキ選手の二段トスをローガン選手が決めて14点目、いよいよマッチポイント。ムック選手は迷うことなくローガン選手へトスを上げました。ガッチリとレフトからクロス15点目!勝ちましたあっ!!うううよかった・・・そして疲れた・・・。

周りの観客も、そして前のツクバーズも興奮のるつぼでしたよ。
「私もファンクラブに入ろうかなあ。で、バースデーカードは絶対アンさん!」

*****

冷静に考えますと、デンソーさんは正セッター抜き、リベロもおそらくセミファイナルからは櫻井エビ選手でしょうからね、そうそう喜んでばかりもいられないのですが、前節@佐賀はルカSpringsで敗北を喫していますから、まぁ今回はおあいこってなとこですか。

とはいうものの、怪我人だらけチーム状況を考えると、今日の勝利はやはり大きかったですね。2セットダウンから盛り返したチーム力もですが、なんといっても嬉しかったのはアン選手の活躍です。ここ最近試合中のセット間(アップ中)におけるアピールぶりが激しかったので、密かに期するところがあったのですが、予想以上お見事でした。顔つきも笑顔が減って少し精悍になられたかな。接戦を勝ち抜いた経験がいいキッカケとなりますように。

とにかく前へ前へと進むチームです。見とかなきゃ損ですぜ!

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