2010年2月17日

十年一昔

昨日amazonから「発送完了」のお知らせが届きまして、何か注文したっけ?と見れば「(仮)きらきらひかるDVD-BOX」(予約)注文発送とありました。あーもう発売日だったんですね。

到着後さっそく封を開けてみると、BOXには深津絵里・小林聡美・鈴木京香によるスペシャルコメンタリーと書いてあるだけ。味も素っ気もなく、コメンタリーなるものがどこに入っているのかすら分かりません。出しただけありがたく思えということでしょうか。テレビ局が不況でアーカイブ切り売りやってるだけのような気もしますが、ともかくもファンにとってはありがたい話でございます。

1枚目のディスクを入れると、第1話にコメンタリーON/OFFの字が現れました。何度となく見たドラマですから、迷わずコメンタリーON。あらー、副音声で3人が喋ってくれるんですね。てっきり3人それぞれがドラマの感想コメントを寄せただけかと思ってましたが、これはテンション上がりますな!
のっけから松雪さん欠席を残念がる3人。「すいか」「かもめ」メンバーもいいですが、このカルテットもステキでしたもんね。役設定では深津さんが年下いじられキャラになってますが、実年齢では深津さんと松雪さんは同学年ですよっと。

これからDVDを見るであろう方もいらっしゃるはずなので細かくは書きませんが、どうやら御三方とも視聴者以上にドラマの内容を忘れておいでのようで、コメントを忘れてうっかり見入ってしまうというシーンもしばしば。「この頃のお化粧はマット」「粉っぽい」なんてな感想は女優ならではというべきでしょうか。あと、この作品は小劇場役者さんたちがあちこちで登場するのですが、そこに細かく反応される3人がまた面白く。久々にミーハー魂全開のひとときでした。ドラマは気が向けばそのうち。

何を隠そう(隠してませんが)私が最初に深津さんファンになったキッカケはこの作品です。めったにレンタルショップに行かない人間が、気まぐれで借りたこのドラマのビデオに大ハマリ。連日徹夜に近い勢いで見終えて、そのまま「踊る大捜査線」も全シリーズを見て…あれから10年…飲んだくれの10年…手元に残ったのはチケットと領収書の山であります。

ははー。

2010年2月16日

先週から引きずりまくっていた悩みがとりあえず落着。
安堵すると同時に、起き抜けから悩まされていた胃痛がひどくなりました。ストレスは減ったはずなのに…昨日一気噛みしたソーダガムが良くなかったんでしょうか。それとも昨夜一気食いした茎わかめの酢の物?後輩ちゃんに「去年も確かそれ(=茎わかめ)言ってましたよね」と指摘されました。学習機能ゼロです。

夕方まで唸りながら働いた後、大慌てで楽器屋さんへ。頼んでいたはずの弦交換が伝わっておらず、その場で高弦二本の交換をしてもらうことに。待っている間、傍らのオールド楽器に目を遣ると名札がついており、そこには大学の先輩のお名前(と金額)がありました。かれこれ10年以上お会いしてませんが、何やかやと影響を受けた方です。お元気でしょうか。
「○○さんもこちらに来てはるんですね」と声をかけると「楽器見て解りますか!」と驚かれ、いやいや名前(フルネーム)書いてはりますがなと大笑いしたのでした。なんでも表板の大修理で1年ほどかかったのだとか。道理で凄い金額だったわけです。

帰宅してさっそく弾いてみますと、今度は低弦二本の鳴りの悪さが気になります。高弦の方が早く消耗するとはいえ、やっぱりバランスの問題ですか。近日中にこちらも替えねばなりません。
万札パタパタ…。

○読了本
片桐はいり「わたしのマトカ」(幻冬舎文庫)
文庫化されていたのでサクッと購入じっくり読了。
映画「かもめ食堂」撮影でフィンランドに滞在されていたときのエッセイですが、とても初著作だとは思えぬ筆運び。北欧のゆったり感が飄々とした人柄と合わさって、えもいわれぬ風味を醸し出してます。貸し出し用にもう1冊買おう。

2010年2月15日

スタート

月曜っぱらからチェロつき出勤。お金と時間の都合がつく時に行っておかねばと、会社帰りに楽器屋さんへ。どうぞよろしくお願いします。

帰宅後、ビール片手に某雑誌の石井桃子特集を読みふけり。あぁこの方の著作と訳書にどれだけ影響を受けたことでしょうか。ともすると品切絶版になりやすい児童書ですが、石井さんの関わられた作品が一冊でも残り、一人でも多くの人に読まれることを願ってやみません。
そういえば絶版で思い出しましたけど、こないだ本屋の新刊コーナーでなぜか岩波少年文庫の「床下の小人たち」を見かけまして、はて?と見ると、帯には宮崎ジブリ次回作の文字が。今さらオリジナルじゃないジブリの意味が分かりません。古典には侵食しないでください…。

てなことはさておき、なんと今、世田谷文学館では石井桃子さん展が開かれているのだそうな。うわー絶対行きたい!!!3月一杯はバレー観戦もままならないスケジュールなんですが、展覧会開催期間は〜4/11とありますから、ギリギリ行けるじゃないですか。ついでにVリーグの決勝戦にも行けちゃったりしますね。どちらかというと言うまでもなく、行きたいのはスウェーデンの決勝リーグですけど(確かこちらは5戦3勝方式だったような。これまた日本よりマトモ)現時点ではさすがにねえ。

○読みかけ本
佐藤亜紀「陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見〜」ちくま文庫
読むたび自分のバカさ加減を思い知らされるのですが、それが痛快になるというマゾヒスティック本。史学深し。

2010年2月14日

無題

女子モーグルを予選決勝ともにライブ観戦。たとえ何万か分の一でも、あの緊迫感を体験出来てよかったです。

それにしても転倒選手があれだけ続出する中、最後にあの完成度とスピードを叩き出すトップ層はやはり凄いとしかいいようがなく。金メダル狙わなきゃメダルなんて取れないのねーという、何度となく見せつけられてきた光景を目にしながら、でもメダルについて言及していいのは、ご本人を始め、ごくごく限られた人たちだけでしょうよと、いつもながらメダルメダルとうるさい放送にイライラしてしまいました。

続いては女子バイアスロン(7.5km)。選手は30秒ごとに出発していくので相手と競うことも少なく、ひたすら自分との戦いという感じ。北ヨーロッパでは人気競技だそうで、旅行中も何度となくテレビ中継を目にしましたが、この競技の楽しみポイントは、それこそプレーしてみないと分からないのかもしれません…。実際クロスカントリーは一度トライしてみたいのですけどね。

ちなみに日本からただ一人出場の鈴木選手はお祖父さんがマタギなのだとか。まさにルーツというか、そのもの。後日行われるパシュートにも出場されるようなので、今度はもう少しテレビに映るといいなあ。

*****

ノルディッククラブカップから2週間、舞台は再び国内リーグです。

Engelholm - RIG Falköping
(3-0)
25-14
25-16
25-23

目が行くのは第3セットのスコアですが、そもそもの発端は第2セットでした。大差をつけて終盤に#9Nellie Fredriksson選手を投入したあたりからリズムがおかしくなった印象です。確かサウスポーのアタッカーで、若手衆の中では一番良かった記憶がありますが、なにぶん若干14歳(たぶん)。連続失点を許してしまい、なかなかセットポイントに行き着かず、結局元に戻す羽目に。ここまではよくある話ですが、なんと点差のない第3セットでも再び彼女の登板チャンスが巡ってきました。そりゃ苦戦にもなりますわ。格下相手の試合で育成したいお気持ちはよくよく分かりますし、チーム経験としても悪くはないのでしょうけど…これではシーガルズさんではないですか。

まあしかし、何のかんの言いつつも、無事ストレート勝利。お疲れさまでした。

*****

Springsは鬼門ながらもトヨタ車体にストレート勝利。ケイさんの300試合出場記念でもあったそうで、ひとまずおめでとうございました。

どうもケイさんに対しては、私、微妙な感情が多すぎるようで、ただそれは私がムック選手ファンだから、ということだけではないんです。いろんな意味でケイさんが居なければ、ムック選手のファンにもならなかったと思うので、本当に感謝してますし。せめて私があと一年早くSpringsファンになっていたら、もう少し違った見方が出来たんでしょうけどね。

ああもういっそ高校バレーにでも目を向けますか…というわけではないですが、ネットで就実高校春高出場決定の記事発見。岡山シーガルズ理大附属出現でけっこうヤバいと耳にしてましたけど、こちらもひとまずおめでとーございました。
記事を見てますと、あら、カントクさんが替わってますね。確か就実中には有望選手が居たはずですし、これは近年中に古豪復活なりますでしょうか。
ガンバレ

2010年2月13日

数珠つなぎ

夕方からオケでしたので練習しなきゃなーと思いながらも、バンクーバーオリンピック開会式中継をしっかりと見てしまいました。だって好きなんだもん、選手入場(つか衣装チェック)。ベルギーのユニフォームが小気味良かったのと、スウェーデンチームのカバンがステキだったのが印象的だったかな。日本は可もなく不可もなく。

自分がスポーツファンだなんて大それたことは申しませんが、今回楽しみにしているのはアイスホッケー(男子)とバイアスロン、そしてフィギュアスケート(女子)です。忘れずに録画予約かけておかなくちゃ。

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週末なのでバレーな話題も。まずはこちら。

Kylan försenar byggprojekt i Ängelholm(HD.se)

予想以上の寒さでÄngelholmに新しく作られる体育館の着工が遅れているのこと。手元の地図で場所を見てみると、ほぅ、この辺ですか。駅からはちょっと遠くなりますね。当初の予定では今年9月中に竣工予定だったのが、11月末に延期されそうなのだとか。意外と早く建つもんなのね、という気もしますが、チームやファンにとって来季リーグ開始に間に合わないのは残念でしょうね。建設費用面でも延期は困るでしょうけど、事故が起きては元も子もありません。早く寒さが和らぐことを祈っております。

しかし、来季のEVSは新体育館落成、そして(本格的)ヨーロッパ進出。一つ一つ積み上げていく様子が嬉しいですね。その計画にムック選手がどこまで加われるのかはわかりませんが、応援してます。いい風が吹きますように。

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一方こちらは相変わらず、ホームってなんだ?状態だったようで。

Springs vs Arrows
(2-3)

1,2セットは大差をつけて取ったのですが、第3セットでどうやらシュリ選手が負傷交代となった模様。途中から復帰されたようですが、昨季ムック選手が同じく東レ戦でケガした時も(最終セットで)強引に復帰したことで長引いたんじゃないかという疑念もありましたし、そないに無理せんでも...。そのシュリ選手に替わって入ったミユキさん、どうもケイさんのトスと合ってる印象が少ないんですが、今日はどうだったのでしょう。つーか打数少なっ!

第5セット序盤は大差をつけて、これは取れるか?と思ったんですが、まくられ負け。去年より強い和の力...なんてイヤミを言っても仕方ないですね。過去にケガ人が出て勝った試合を私はほとんど見たことがありませんし、そもそも悪運つきまくりのSAGAですから、何があっても驚いてはいけないのです。本拠地とか言うんだったら、まずは久光アリーナの一つも作ってくださいよ。思想も計画もへったくれもありやしませんわ。

あぁ、勝っても負けても文句ばかり。現チームに上積みの期待は持っていませんが、頼むからこれ以上ケガ人だけは出してくれるなよと。それだけはね、切に切に願っております。

2010年2月12日

謙虚かつ大胆に

懸念事項が一向に解決されず、今日もまた心痛む一日でしたが、悩んでばかりいても事態が好転するわけもなく、そろそろ気持ちを切り替えねばなりません。なんとかするしかないわいな。

ここ数日カバンに入れっぱなしだった「火の鳥(宇宙・生命編)」を朝ようやく手にとり、大阪駅に着くまえに読み終わりました。読み返す気力すら湧かないまま、ぼんやりと思考し続けていると、頭の中に次々といろんな言葉が浮かんでは消え浮かんでは消え・・・わたしゃポエマーか。

自分がどう生きるべきか、ということを意識したことはあっても、人間が(自分が)生かされる意味をこれほど考えさせられたことってなかったのです。能動態と受動態とでは、まるで意味が違います。神という存在なく、ここまで表現しきってしまう手塚さんの全知全能ぶりに畏怖に近い気持ちを抱きました。逆に「ブッダ」をどう表現されているのかも気になります。森羅万象輪廻転生・・・この世の事象を司るナニモノかに生かされて、生きているという意識を生まれて初めて持った朝でした。

日常そうそうデカいスケールでは生きていけませんけど、私のなかで絶対的に不足しているものは小さな「積み重ね」。この年で一からベース作りかと思うと少々暗澹たる気持ちにもなりますが、四の五いわんと地道に生きなければ。

*

某所で行われる小沢(健二)さんのライブチケットが運良く取れた模様。ちょっと運勢上がったか。上がれーーー!

2010年2月10日

混乱

普段はメガネ人間なので、だいたい1年かけて使い捨てコンタクトレンズ(約3か月分)を消費しているのですが、今年は軽く1年以上経って、さすがにそろそろ買いに行かなきゃあかんかなーというのんびりペースです。薄い網膜さんの検査もしてもらわにゃなりませんしね。

そもそもコンタクトをつけるのは視野の広さやキツい度数が要求される観劇や観戦時がメインで、他にも演奏会本番だとか鍋料理のときなんてなケースもあるんですが、いずれにせよ、まあこれだけバレー生観戦が減れば、そりゃ使わないよなあ。

なんてなことを考えてた昼休みでしたが、夕方になってエライことが判明・・・。

ただいま頭がちょっとパニック中です。

2010年2月 9日

雨始め

歯医者の定期検診へ。前回の検診では都合4回も通う羽目になりましたので、今回はどうやって間隔をあけようかと考えていたところ、なんと1回で終わりなんだそうで、次回以降も虫歯が発見されない限りは基本的に1回で終了するとのこと。何やら会員登録もされまして、歯だけはマメに点検してもらうことになりそうです。

今日はご贔屓歯科衛生士さんが担当で、内心喜んでいたのですが、椅子に座るなり話し掛けられまして、
「こないだ駅の駐輪場でお見かけしたんですよ。どこかで見た顔だ...と思ったんですが、ちゃんとお名前も思い出しましたよ!」とのこと。覚えられていたのは嬉しいんですが、私の何がそんなに印象に残っていたのやら。場所が場所だけに、これは聞かないほうが身のためなんだろうなと、歯医者椅子でぼんやり考えておりました。

あまりいいことのない一日でしたけど、まあまあ満足な終わりであったか。

2010年2月 8日

行脚

楽譜屋→タワーレコードという危険コースを通って帰宅。

しばらくクラシック界にもCD界にもご無沙汰気味で知らなかったんですが、PHILIPSレーベルってDECCAに吸収されちゃうんですね。好きなアーティストが多かっただけに、あの臙脂色が消えてしまうのは残念です。

てなわけで、店内最終ワゴンセールなるものを覗いてみると、ヨッフムのベートーヴェン交響曲全集を発見。オケはもちろんコンセルトヘボウ。あーせめてブラームスとかブルックナーならなあ。しかしこれは苦手なベートーヴェン(の交響曲)を克服するチャンスなのかもと言い聞かせ、ポイントで購入することに。

あと、ふだん同じ曲のCDは極力買わないようにしているのですが、今日はグリュミオーのベートーヴェンVnコンチェルト二枚目を買っちゃいました。しかもソロ奏者だけでなく、オケまで同じコンセルトヘボウというもの。サー・コリン・デイヴィスはソツがなくてとくに好きな指揮者ではないのですが(1枚目の指揮者はベイヌムでした)、帰宅後さっそく聴いてみると、こっちの方がいいじゃないですか。オケが主張し過ぎてはいけないコンチェルトには向いているのかもしれません。あるいは録音状態が良かったのか、はたまたグリュミオーの調子が良かったのか。ちなみに1枚目はDECCA、2枚目はPHILIPSです...。

そうそう、所有するCDのPHILIPSレーベルを数えてみると、全部で47枚ありました。ほとんどが室内楽やソロ楽器CDでした。んで、今日の購入にて何とか50枚越え。意味ないですけど。

あー、交響曲のHDD移行は11日にでもやりますか。せめて水曜が休みだったらなあ。いろいろ憂鬱続きです。

2010年2月 7日

謎々

ライブスコアくらいは見るつもりだったんですが、読みかけのまま放ったらかしていた文庫本「ブラバン」をうっかり読了してしまいましたら、試合も終わってました...。本は後半が意外とおもしろかったのです。登場人物が多いのと(なにしろブラバンですから)、少々丁寧すぎる表現が難点でしたが。

Springs vs Airybees
(3-1)

そもそもデンソーさんは私にとって引っ掛かりどころが少ないチームですのに、ここ数年は、その中でも好みの選手ばかりが次々に引退もしくは移籍されてしまうものですから、印象もチームカラーも薄くなるばかり。慣れて(従って)しまえばこういう監督って案外ラクなのかもしれませんね。
さあて、今年はセミファイナルで撃破なりますでしょうか。どうでもいいともよくないとも言いかねますが。

*****

所用でテレビをつけると、男子のJT対豊田合成戦第5セットの真っ最中。第4・5セット目ともに25点越えというお疲れゲーム、両チームともチャンスは何度もありましたが、前日に引き続いてフルセットをモノにしたのはJTでした。

どちらかといえば豊田合成贔屓なんで、残念でした。フルセットゲームにおいてサーブミスは敗因とは言いたくないので(同チームのサーブミスが二本続くことはないんですから)やはり痛手だったのは高橋弟さんの選手交代ミスだったのではないかと(高橋選手前衛でのワンポイントブロッカー投入のはずが、まだ後衛だった)。5セット目後半でこのミスをやっちゃうスタッフはマズイよー。

先日、今季限りの現役引退を表明されたセンター北川選手はブロック通算800本まであと一本とのこと。年齢的にも実力的にもまだまだトップクラスでやれる選手さんが、この時点で引退されて教職につくということが最善だと思える現状をどう捉えるべきなのか...とはいえ、引き際というものは本当に難しいことだと実感し続けているだけに、今やめるという選択もアリなのかもしれません。

それにしても、バレー指導において、後付けではどうにもならない技術の習得というものは、いつ、どこで、どのようになされるべきだと考えられているのでしょうね。

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