心の底から、まずはこの言葉を述べさせてくださいませ。
素晴らしいGWを過ごさせていただいたことに感謝の気持ちで一杯ですのでね。
(まぁさすがに疲れましたけど・・・)
第1セットしょっぱなからサキさんがベンチで膝のケアを受けている光景を目にし、でもここまできたら何とか1試合持ってくださいと祈るしかなく。そのサキさん投入効果もあってか、チームにリーグ決勝戦のような堅さはなく競り合いは見せるものの、しかし気が付けばセットは落としていました。
第2セットは何がキッカケだったのか・・・何をやっても上手く行かず、またしても悪夢を彷彿とする展開に。たまらず#4サキさん→#9アン選手、そして最終盤には#17ムック選手→#13ルカ選手の交代。替えるならもう少し早く、といいたいところですが、交替があっただけマシというべきでしょうか。大量点差は縮まることなくセットダウン。
第3セット、なんとかストレート負けだけは避けたいものです。サキさんとムック選手がコートに戻り、舞子選手が当たり始めます。高さある相手に対しては彼女が機能してくれなければ、どうにもなりませんからね。しかし相手レフトの木村・張両選手があらゆる技を使って一点をもぎ取るのに対し、舞子選手は基本的に真っ向勝負にこだわりますね。どこか美学が感じられるのは狩野家DNAなのでしょうか。面白いし、私は好きですよ。連戦続きの疲労もあってか、だんだん張選手の打点が下がりだし、Springsのワンタッチにかかり始めました・・・チャンス!
途中、レシーバー投入のコウキ選手が崩されたり、相手スパイクでユウ選手が顔面を直撃されたりとハラハラの連続でしたが、ここでユウ選手にトスを上げたムック選手も、決めきったユウ選手も凄まじい・・・プロですねえ。ツーアタックも決まり、なんとか25-23で1セットゲットです。願わくばもう1セット。
第4セット開始。ユウ選手の目はまだ痛そうですが、申し訳ないことに替えは居ません。チーム全員の力でフルセットに持ち込めそうな展開だったんですけどねぇ、土壇場でひっくり返されてしまいました。この急造チームで勝ち抜けるほど、東レに穴がなかったというところでしょうか。連係ミス、アタックミス、トスミス・・・個人の責任を問うことは簡単ですが、バレーはおそろしいほどにリズムのスポーツです。選手が全力を尽くしていたことは明らかでしたし、その上でこういったことが起きたのは個人責任というよりは、チームとして改善していかなきゃいけない問題が最後にこういう形で出たというべきなのではないでしょうかね。
サマーリーグに始まって、いやっちゅうほどシルバーメダルコレクターとなってしまったシーズンでしたが、そこから得たものは限りなく大きなモノだったことでしょうし、最終的にこういうチームで目一杯戦う様を見せてもらえて幸せでした。修羅場で逃げないアタッカーはやっぱりカッコ良いですよね。ファン冥利に尽きる試合でしたよ。この借りは絶対に返してくれるものと確信しております。
全日本行きの人はアレですけど、そうじゃない人はひとまずゆっくり休んでください。
******
こういう試合となったことで、またムック選手が叩かれちゃうのかなあ。
期待と嫉妬の裏返しと思って我慢するしかないんでしょうけど、ムック選手がそのデカい肩で背負ってきたものの大きさをちょこっとでも想像してみれば、おいそれと批判なんて出来ませんよ。甘いんかもしれませんけど、ファンならここで守らずしてどうするんだ!!(ムック選手の隠れファンはけっこー多いと睨んでます)
シロートが指摘するようなことなんて、ご本人がとっくに認識済のことばかりでしょう。適当な二段トスを挙げときゃ決めてくれるようなチームじゃないんです。新人ちゃんにはできるだけ決められる状態で打たせてあげたい。調子の悪いアタッカーに無理はさせたくない。でもレセプションのせいになんかしない。ファンならそんな彼女の潔ぎよさと優しさを少しぐらい慮ってもいいのではないでしょうか。
膝に始まり、腰に手にと故障続き満身創痍だった今シーズン、あれだけワンタッチも頑張って取ってくれてねぇ、ありがとうとしか言えませんってば。そういえばムック選手が膝をやってしまったのは東レ戦だったんですよね。2セット取って後1つというところから・・・トラウマとは言わないまでも、いい印象が残っていようはずがありません。早く払拭してほしいものですが、とにもかくにも今日のところはお疲れ様でした。
来シーズンこそは我慢が先に立つようなチームにならないことを祈りますし、そんなチーム作りの根幹を担ってほしいと願ってもおります。
毎年毎年いい試合をしてくれて、ほんとうにありがとう。
このチームのファンであることは誇りです。
Springs vs Arrows
(1-3)