思考の深度[diary]
(2009-11-14) by neko


朝食をとりながらHDDを物色し「スポーツ大陸・長谷川穂積」を再生鑑賞。
なんかサラーッと流されてますけど、継続だけでも大変なことなのに、さらに結果を出すためには卓越したセンスと運が必要なわけで、長谷川さんはそれらを兼ね備えた稀有な人ということなんですよね。人間がスポーツから学ぶことは本当にたくさんあります。私もそのことをもう少し早く知っていたらなあ。

お片付けと練習で昼間はあっという間に過ぎ去り、夜、山積みのDVDから頂き物の「JEWELS 4」を引っ張り出しました。秒殺女王フジメグこと藤井惠さんゲスト番組を見た後(藤井さん、なんか飄々としてて面白かったです。やっぱ江口リーさんに似てる)、いよいよ世紀の一戦「藤井惠vs石岡沙織」をば。

忘れてましたけど、私、こういった格闘技ってほとんど観たこと無いんですよね。かろうじてボクシングをちょっと見るぐらいで、プロレスはもちろんK-1も総合格闘技も一切観たことないんです。

だもんでですね、観てたらもうなんか苦しくて苦しくて。肩にも力が入りまくって何度も一時停止ボタンを押しそうになりながら耐えました。打撃あり寝技あり、何でもありなんだもん。どこから倒されるのか分からない。そりゃ総合力がないと圧倒的に不利ですわな。映像で見ると藤井さんと石岡さんでは体つきも表情もまるで違っていて、あまり良く知らなかったんですが、藤井さんの方が段違いに格上なんですね。はぁー。解説も藤井さんの勝利前提みたいな感じで、あぁなんか話とは少し違うような。

ジョシカク内での位置付けとか過去とか全く知らないのでアレですけど、たしかにこれは生で観たいかも。格闘技系は奥深いんで、軽々しく手を出すのは怖いんですけどね・・・。

〇読了本
木村元彦「蹴る群れ」(講談社)
こないだ読んだ「フットボールの犬」も面白かったのですが、こちらはさらに深い。でも入り口は広いというのが、この木村さんの凄いところです。それにしてもサッカーというスポーツの奥深さに驚くべきなのか、人間の底知れなさを思い知るべきなのか、どちらもなんでしょうけど、ああ世界は広い、日本も広い。必読の書。

バレー絡み目線で気になったのは女子サッカーの話でしょうか。ここではノルウェーのリンダ・メダリン選手を切り口にして女子サッカーが語られているのですが、ノルウェー協会のクヴァスさん曰く、「日本協会の理事に女性は何人いますか?ノルウェーは副会長も含む8人中3人が女性です。24時間女子のことを考えている人を、せめて1人は入れないといけない」
リンダ選手はこうも語ります。
「日本は長期的な計画が必要ではないでしょうか。私の国は人口462万人ですが、女子サッカーの競技人口は10万6000人いる。小さな女の子がサッカーをしたくなるような底上げが必要でしょう。でも、日本選手のポテンシャルの高さを私はよく知っている。また野田や澤とオールスターでやってみたい」

日本の報道がいかに偏っていることか...いいや、偏っているのは私自身です。


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