気持ちがこうも落ちてきては、やっぱり本を読むしかないでしょう。
・滝田 務雄「田舎の刑事の趣味とお仕事」 (創元推理文庫)
もともとイギリス田園系推理小説大好きな人間ですから、タイトルからしてモロに好みの匂いがぷんぷんしていたんですが、諸事情が重なってなかなか大型書店に行けず、本日ようやく入手しました。創元推理文庫って小さい本屋には置いてないんですよね。
内容は主人公の刑事・黒川さんが、無能な部下・白石くんや掴み所のない奥さんに悩み怒りながら謎を解決していくというもの。最初の事件が本ワサビ泥棒というんですから脱力系ユーモア小説には違いないんですが、舞台設定と毒舌がツボにハマってしまい、短編集にも関わらず一気に読んでしまいました。
来月には続編も出るとのことで、楽しみ。