繁忙録[diary]
(2009-07-30) by neko


練習見学終了後、日焼け止めを塗り重ねながら炎天下を歩くこと30分あまり。駅に着くと電車は18分後との表示が。さっさとタクシー呼べばよかった。朝からことごとくタイミング悪いなあ。

時折やってくる頭痛をこらえながら、灘にある兵庫県立美術館へ向かいました。

<画像:2009073010.jpg>

なんとしても特別展「日本の表現主義」は平日に行っておきたかったので、がんばりました。
戦前の作品というのは、つい作者の背景から評価してしまいそうになるのですが、大正という時代は国家の存在が若干希薄だったのか、あふれる気迫は拭いようがないものの、作品として見入るものが多いように感じました。なかでも版画と写真がおもしろかったですね。築地小劇場の舞台装置写真なんてのもあり、これ、今でも使えるなあと思いながら見てました。

と、今日はここで立ち止まってはいられません。次は元町。

神戸市立博物館「一瞬のきらめき 薩摩切子」展

なんとか閉館時間ギリギリで間に合いました。神戸市立博物館にしちゃ粋な企画だなと思ったら、サントリー美術館と共催ですか。なるほど。
ってなことはともかく、島津斉彬の時代に大きく発展した薩摩切子、いやぁ素晴らしいですね。織物の柄を取り入れたとされる紅色の作品がものすごく良かったです。ぼうっとした縞がたまんないわ。篤姫お輿入れ時のお道具の数々も凄かったし、一見の価値はありますね。

息つく間もなく、今度は楽器屋へ。目をつけていたチェロケースを見せてもらい、大いに悩みながらも「今日は無駄遣いに注意」というテレビ占いを思い出し、ひとまず保留。安いとはいえ10万近くするんですからねえ。ちょうど明日はオケの日。師匠もいらっしゃることですから、お伺いを立ててみてからにしましょう。

高架下を歩きながら、そういえばここいらに好きな靴屋があったよなぁと探していると、お、ありました。でも「閉店セール」の紙が。えーーーー(何年も来てなかったくせに)。
店内を見ていると「どんなものをお探しですか」とおじさんに声をかけられました。んー、夏だけどサンダルじゃなくって・・・とかなんとかごにょごにょと返事をしますと、じゃあこういうのにしときなさいとパンプスを出されました。一足あって困らない靴だから、と。確かにね。
サイズを出してもらい、履いていると「たぶんちょうどいいはず。あなたは左足の方が少し大きいね」と、本人にもよく分からないようなことを指摘され、この靴がいかにいいかということについて細かく説明を受けました。あー、こういうプロ店員さんっていいよなあ。
お会計をしながら「こんなに色んなコトを教えてくれる靴屋さんがなくなるなんて、残念です」と申し上げると「皆さんにそう言ってもらってます」と。8月いっぱいは営業されるそうなので、なんとかもう一度は行っておきたいところ。

そして最後に向かった先はミント神戸のタワーレコード。思わず「オードリー」DVDを買いそうになるのを我慢して、クラシックとロックを合わせて4枚ばかり。タワレコインを2枚もらってきました。なくしそうだなー、これ。

朝は出遅れてどうなることかと思いましたが、なんとかミッションはクリアしましたよ。ああやれやれ。


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