2010年5月 7日

夜寒く

今日もわりと平和な一日でした。平和基準がおかしくなってるのかどうかはともかく、ミスの種はえてしてこういう時に蒔かれていることが多いので、気をつけねば。

オケはお休みだったのですが、練習場が空いているとのことで、チェロは有志4人でパート練習。「やる気のわかない曲だねえ」とぶつぶつ言いつつも、合わせるのは面白いですし、勉強にもなります。つい我の強い弾き方に陥りがちなので、もっと良いp(ピアノ)の音を出せるようにしないと。

休憩時間にはトップ兄さんの持ってきた譜面でアンサンブル練習。その中にコレルリの合奏協奏曲があり、コレルリいいよねー。もちろん一番パート(ハイポジが多くて大変)はトップ兄さんにお任せで、ぜひ7月のアンサンブル大会もこれで出ましょうと強く推し。

知っている曲だということはCDを持っているはず。帰宅後に棚を漁るとたった1枚ですが、見つかりました。ERATOレーベルなので演奏は安心です。はて、どの曲だったかしらと順に聴いていく内に、聞き覚えのある曲が耳に入りました。あれもコレルリだったんだ!合奏協奏曲op.6-8、別名クリスマス協奏曲。ちなみにチェロアンサンブルの曲はこの曲の最終楽章です。メロディーも通奏低音もそれぞれに魅力があり、どのパートも弾きたくなってしまいますね。夏のクリスマス・・・しかもイタリアン・・・まあいいじゃないですか。

〇読了本
・横溝正史「女王蜂」角川文庫
朝の電車で読み始め、ほどなく話と犯人を思い出しました。以後、ものすごい飛ばし読みで読了。この作品にはあまり思い入れがなくて、同じような話だと「三つ首塔」の方が印象深いんです。あちらはエログロ要素が強かったので仕方ないとしても、主人公の名前がねぇ、絶世の美女が「智子」というのはこれいかに。全国の智子さんには申し訳ないですが、小説上においては、音禰(三つ首塔)とか美禰子(悪魔が来りて)とかの方が神秘的じゃないですか。単なる「禰」フェチじゃないかと指摘されそうですが、あ、珠世(犬神家―)もOKですよ。
トリックの作り方を始め、構成はしっかりしているだけに、なんとなく勿体無い作品。

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