誠意
今年は金曜日の降雨率が高いのか、楽器を運ぶだけでも面倒なのに、これに傘が加わると、荷物は増えるわ自転車にも乗れないわで悪いことづくし。こうして皆さん車を購入されるのですね。
さて、本日は本番指揮者さんとの初合わせ。練習前の楽器運びで思わぬ汗をかいてしまい、予想通りトップ横の席で弾く羽目になったにもかかわらず、イマイチ乗り切れないままに1曲目が終わってしまいました。2曲目ようやく少しずつマシになってきたところで休憩となり、先生と目が合いました。「久しぶりだねえ、Nekoさん」・・・うわぁ、覚えてもらえてる。
実は今回の指揮者さんはその昔、大学オケ最後の定演で振ってもらい、それはそれはお世話になった方なのです。あのとき先生が真剣に仰った「みんな社会人になっても絶対に音楽を続けてほしい」という言葉が無ければ、なんだかんだ言ってこうして楽器を弾き続けていたかどうかも分かりませんし、そのほかにも音楽をやる上で先生から学んだことはたくさんあり、恩人の一人といっても過言ではないのです。しかし、まさか10年以上も経って覚えていて下さるとは。
音楽を全力で楽しむ姿勢はまるで変わらず、ブルックナー愛にあふれたブルックナー6番の練習は特に面白かったです。ブルックナーは「転調」で常に聴衆を感動させることができる作曲家なのだそうで、そこをいかに聴かせるかが一つのポイントとなるのだとか。今回の演奏会はこのブルックナーがイヤで休団した人も居るそうですが、こんな練習を味わえないなんて、やっぱり食わず嫌いは勿体無いなあ。
練習後は先生との飲みに参加。先生のすぐ近くの席が空いており、トップさんを差し置いてどうかとは思ったのですが、どうせ私は終電も早めですし、他にもトップじゃない人がいましたので、まあいいかとあつかましく着席し、楽しんでまいりました。
・・・がんばろう。
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