京都紀行
天気予報によれば、天気がよく暖かいのは今日だけとのこと。だからというわけではないですが、京都観光なぞをしてきました。
京都駅からてくてく歩き、まずは近場の三十三間堂へ。
以前は千手観音行列の迫力に圧倒された記憶しかなかったのですが、今回は手前の二十八部衆をじっくり観覧。ほう、この神様たちの名前って全部サンスクリット語の音写だったんですね。世界史ではそんなこと勉強しなかったよなあ。(帝釈天について調べること)
地図をざっと見た感じでは、そのまま清水寺へ向かうのがゴールデンコースであろうということで、素直に清水寺に向かいました。坂の人混みに早くもイライラ・・・。
恒例のアレです。わたしゃ「変人」の変かと思ってました。
何処から見ても、サマになる形ですね。
さて、昼ごはんまでに急いで霊山歴史館に行きましょと向かう途中、ケータイにて皇后杯結果確認。あらNECが負けてる?嘉悦に?確かに黒鷲で見た嘉悦はブロックのしっかりした良いチームでしたけど、さすがに負けちゃいかんでしょ。スコアもあちゃちゃな数字です。Springsはさすがに高校相手でしたんで余裕の勝利だった模様。となると明日は嘉悦ですか。なんか乗れませんなあ。
団子屋で一服。あっさり甘さひかえめで美味しかったですよ。
ささ、急ぎ霊山歴史館へ。
産寧坂での喧騒がウソのように人影まばらです。期待に違わぬ展示物の豪華さ。まだ「竜馬がゆく」知識がうっすら残ってましたんで、おもしろく見ることが出来ました。なかに高杉晋作の鉄扇と歌があったんですが、高杉さんの歌はどれもこれも実にシンプルながらカッコ良いですよね。竜馬の底知れぬ大きさとはまた違った鋭利なユニークさがあります。高杉晋作といい坂本竜馬といい西郷隆盛といい、どこか日本人ばなれした日本人によって日本は転回を遂げたんですねえ。
売店にて幕末月旦札をお買い求め。なかなか良く出来ていたので、つい。トランプ占いでもやりますか。
竜馬さんと(中岡)慎太郎さんのお墓参りをしたのち、20分ほども遅刻して辿りついた先は京都の老舗麩屋さん「半兵衛麩」。待ち構えていた店員さんに案内されて、完全予約制という「むし養い」をいただいてきました。
麩だらけ!
そぼろも麩、酢の物は焼き麩とキュウリですよ、もしや真ん中のご飯も麩で出来ているのではと不安になりましたが、こちらはお米でした。ホッ。いやぁ美味しいんですけどね、やっぱ生麩は少し食べるからありがたいのだなと。次第に胃の中がグルテン化してきました。
「麩と湯葉のみぞれあんかけ」
歯ごたえプリーズ・・・
「よもぎ麩の白味噌仕立て」
実に実にまったりと濃厚でありました。堪能。
*****
モチモチとした腹をかかえて歩くこと・・・ずいぶん歩きましたね。四条河原町を抜けて二条城が目に入る頃には空も暗くなってきました。ふう、あったあった。ひさしぶりの麩嘉さんです。また麩かよ!と言われそうですが、ここの麩饅頭はやっぱり好きなので外せません。店員さんにやんわりと「次回からはご予約を」と言われてしまいましたが、無事入手。
実は昨夜、地図を確かめていたら店の裏にある中学校の名前が目にとまりまして、おお、カナコさんの出身中学ではないですか、と。その学校を横目に歩くこと10分あまり、護王神社へと到着。
足腰の守護神をまつってあることで有名な神社だとのことで、和気清麻呂さんと猪の関係だなんてのも初耳でしたが、もはや私には神頼みぐらいしか出来ませんからね。丁重におまいりしてきましたよ。そういえば麩嘉さんの壁にもここのお札が貼ってあったなあ。
どうかご利益ありますように。
さてと、ひとまず目的は達成。
お腹はまだ(麩で)いっぱいですが、何か飲みたいっすねえということで地下鉄に乗り、降り立った駅は近鉄伏見御陵駅。あらなかなかいい感じの街ではないですか。しかし目的の店がなかなか見つからず、申し訳なきことながら近くのコンビニにて地図を確認。ああここか・・・ん、えっ!「寺田屋」って書いてある!
なんと、知らずのうちに維新ゆかりの地に来ていたのでした。
ブレてますが、寺田屋
竜馬めぐり(じゃないけど)にふさわしいラストです。感激。
かっぱ天国にて地ビールと日本酒を痛飲しながら、例によって記憶に残らない無駄話を繰り広げました。
「飲み比べセット」
意外と美味しかったのはピザ。値段のわりに大きかったので食べられるかと不安でしたが、ソーセージが効いてて簡単に平らげてしまいましたよ。
妙に充実した一日のシメはこちら。
むちゃくちゃ美味しかったです。機会あればまた来たいですねえ。
「酒粕チーズケーキセット」
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