土佐日記:ニ日目
んー、今日は雨ですね。
朝風呂を浴びたのち、朝食へ。なかなか豪勢なバイキングですが、朝から焼きそばや麻婆豆腐を食べる人がいるんやろか。
地場産だという野菜が美味しかったっす。豆乳(オレンジ味)は失敗。そして朝からカツオのたたき。全体としてはなかなか満足な朝食でした。旅の朝食は大事ですからね。
チェックアウトを済ませた後、タクシー飛ばして駅へ。うっわーギリギリ、電車来とるやん。小銭キッチリで支払い、走る走る・・・なんとか間に合いました。ふう。
高知駅到着。今夜のホテルに荷物を預けた後、さあ何処へ行こう。今後の予定を考えるとやっぱここで桂浜やなあ。で、その前に自由民権記念館。
なかなかの面構えの記念館でしたが、中身はぬるいっすわ。植木枝盛、中江兆民、黒岩涙香、幸徳秋水を擁しながらこの展示じゃね、気迫も思想も伝わらんでしょう。最終的に挫折してしまった運動ですから、まあアレなんですけどね。それよりなにより1階カフェBGMのカーペンターズが鳴り響いてまして、カーペンターズと民権運動はちょっと似合いませんよ。
気を取り直して桂浜へ。時刻表を見ると、ちょうどよくバスがやってきそうでしたんで、バス停で待つことしばし、ちょっと遅れてやって来ました。
が、しかし、乗っているうちに行き先がどうも違うような気がしてきました。高知の交通機関って車内アナウンスの声が小さいもんで、分かりづらいんですよね。気が付いた時点では既に取り返しがきかず、バスはニュータウンにて終点を迎えたのでありました。あちゃあ。
こうなればもう、体育館に直接向かうかと、バスの運転手さんに体育館への道を尋ねたところ、「あんさんの足やったら20分もあれば着くんとちゃいますか」とのこと。しかし私はどちらかというと方向音痴です。地図もありません。もうこうなりゃ・・・
タクシーにて桂浜へ向かうことに。ああ、桂浜~体育館はタクシーの予定でしたけど、行きまで乗る羽目になろうとは。だから田舎は嫌なんだ!がしかし、気を取り直していざゆかん竜馬記念館へ。
なんだかなあ。
知ってはいたんですけどね、手紙からなにから複製ばっかなんですよ。昨今の複製技術はホンモノと見紛うばかりのものですし、竜馬の手紙自体はたいへん面白かったんですが、現物のほとんどは京都国立博物館にあるとのこと。もうこりゃ京都に行くしかないですな。
展望台より桂浜を見下ろす。
・・・外に出たくなるよなあ、これは。
途中までバスに乗ろうかと奔走しかけましたが、諦めました。タクシー。
こんな日ですからねえ、負けても「やっぱりそうか」ってなもんです。第2試合は第3セット途中まで観戦。さあ帰りますかとバス停に向かえば、目の前をバスが通り過ぎていきました。次のバスは1時間半後ですって。もうやってられませんわ。高知キライ。
本日の夕食
左手前がウツボのたたき、右手前がクジラの刺身(臭さを消すために、わざと冷凍で食べるんですと)右奥は塩(かつお)たたき、真ん中がどろめです。なかでもウツボと塩たたきがメチャうま!でした。今日はじめてホッとしたひととき。いや違うな、さっき商店街の電器屋さんで店番のおばあちゃんとたいへん心温まる会話を繰り広げたんで、二回目。人はね、とてもいい人が多いです、高知。
ここはとてもいいホテルです。
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