土佐日記そのニ
大急ぎで高知駅へ戻り、ホームへ駆け上がると一両編成の電車がポツリ。車掌さんに切符を見せると「あ、それは向こうのホームですよ」
うわわわわ、もう30秒切ってるよ~。これを逃すと次の電車は1時間後。そしてそれではなんのために予約したのか、努力が水の泡です。大慌てで階段を駆け下り、心臓をバクバクさせながら階段を登りきり、なんとか電車に飛び乗りました。胃は痛いわ汗だくだわで、周りを楽しむ余裕すらありません。
アンパンマン列車のアンパンマンシートを予約しておったのです。
みどりの窓口で「アンパンマンシート」というのは恥ずかしかったんですけどね、車内はガラガラでした。
車体はこんな感じです。
須崎の駅で撮っていたら危うく電車が発車してしまうところでした。
ちなみにここ須崎は母方の祖母がその昔引き揚げて来たときに上陸した港でもあります。
乗ること1時間あまり、土佐久礼駅に到着しました。カツオだカツオだカツオだ・・・
生カツオとトビウオの刺身をいただきました。
カツオに臭みがないのはすごいですねえ。美味しかったけど、市場はあんまし大したことなかったです。宣伝にやられてしまったか。
高知って海と山が限りなく隣接してるんですね。目の前は海、振り向けば山!みたいな。なんつか閉塞感と開放感が同居してるとでもいいますか、ちょっと変わった土地かも。
ふたたび電車に乗り込み、慌しく戻ります。今度は鈍行、旅はやっぱり鈍行がいいですね。
のどかな車窓です。
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