土佐日記その一
高知上陸。
機内では気圧の変化で顔が痛くなり、本も読めない状況でしたが、着陸後はケロリ。そして・・・暑いです。半袖シャツでもよさそう。空港バスを待っている間に東レバスが走り去り、そしてトヨタの選手がぞろぞろ通り過ぎていきました。車体?と思いながらよく見ると違う。ああ、バスケのアンテロープスですな。朝早いからか皆さん不機嫌そうです。
高知駅にて荷物をコインロッカーに放り込み、市街地散策へと出かけました。
最初にぶち当たったのは
おお、「竜馬がゆく」の流れ通りやないですか。この人の暗殺から土佐の維新は始まったのですからね。てくてく歩き、ひろめ市場へ。さすがは三菱グループ始祖生誕地、キリンビール率が他地方に比べて多いように感じるのは気のせいでしょうか。
なんかよく分からない煮こごりと茄子の煮物。ビールがえらく美味しい。
武市瑞山記念碑を横目に高知城を通り過ぎ、高知文学館へ。
土佐日記から西澤保彦へ(タック&タカチシリーズの舞台は高知)。探偵文学の祖でもある黒岩涙香(万朝報)、中江兆民、植木枝盛、幸徳秋水・・・地味ながら大きな足跡を残した人も多い土佐ですが、なんといってもここのメインは寺田寅彦。資料も充実してました。多才な人だとは聞き知っていましたが、凄い。物理学者としても名を為しながら、文章は漱石のお墨付き、絵も水彩から油彩まで玄人はだし、音楽はなんとチェロを演奏されたんだそうですよ。ちらちらと随筆を読んだことはありますが、これは帰ったら必ず読まねばな。
大急ぎで高知駅へと戻ります。
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