センターはどこへいった
新幹線に乗るやいなや、横の女性がゴホゴホと咳をし始めました。
おいおい、風邪が大流行する会社で私がどんだけ予防に努めてきたと思ってるねん!呪いの念を込めてちょくちょく見つめておりますと、それが効いたわけでもないでしょうが、名古屋で降りてくれました。ああやれやれ。消毒がてらビールを飲みつつネット三昧。あっ富士山も見えたよ!
東京駅は京葉線ホームへ日本一長い乗り換えを終え、舞浜駅からねずみ城を横目にてくてくと歩き、会場に到着したのは第1試合1セット目終盤頃だったでしょうか。いやもうぎっしり超満員でした。公式プログラムも売り切れですとさ。どういうこっちゃねん。おせっかいついでで言わせてもらえれば、ゲストのバボちゃんが薄汚れてましたよ。お風呂に入れなさい。
さて、本日もっとも白熱するであろうと思われた試合でしたが
デンソーvsパイオニア
(3ー1)
選手個々の力は互角といっても過言じゃないはずだと思うんですが、粘り負けたのはパイオニア。ユキ姐フル出場の時点で、粘られるとやはり苦しい展開になってしまいますね。
ハニーフ選手はさすがでしたよ。あと、メグ選手がなかなかいいレシーブをしていたのがも目を惹きましたね。レオ選手...太った?もう全盛には戻らんのかなあと少し寂しくなってしまいました。
今日はチームとしてのまとまり具合がデンソーの方が上でしたけど、来週はSpringsも気を抜けませんね。デンソーに関してはルーキー本田選手のサーブには要注意っと。
そうこうするうちにSpringsメンバーがぞろぞろ登場。トム選手はハニーフ選手のもとへ駆け寄り、しばし抱擁。身長差20cmのせいか、なんだかトム選手がしがみついてるみたいで可愛らしかったです。
ムック選手は...おやおや、髪型にまた変化が。人生初パーマ?あの長さだとパーマの方が手入れも楽でしょうし、いいんじゃないですか。なんかムック選手じゃないみたいでしたけどねっ。
と、ここで髪型どころではない衝撃が。カナコさんがTシャツ姿です。えーーーー!ベンチ外!?ユウコ選手のTシャツ姿どころの騒ぎではありません(コチラも悲しかったですが)。てことはサキさん対角は必然的にあの二人のいずれかということですね。声にならない叫びを上げながら、急ぎテレビ観戦者さんにご報告したところ「サキカナは膝が良くないそうです」
ん、サキカナ?
なんか文字数多くない?
サキさん、さっきまでセンターお笑いの会やりながら監督と談笑してましたやん。
心の整理つかぬままに試合開始。あら仁木さん、じゃなかった兵動さん、舞子選手も入ってますねえ。そしてセッターはムック選手なんですね。あまりに衝撃を受けていたもんで、ミユキキャプテンの不在にもしばらく気づかない有り様でしたよ。
とまぁここまで来れば、「ミユキさんは足首が...」のメールにも苦笑するしかありません。リヴァーレ相手ということで真鍋さん、腹を括りましたね。でも、やること極端過ぎです。もうちょっとやりようないんですかい。
Springs vs Rivale
(3-1)
えー、そんなこんなでコートの中はシッチャカメッチャカ状態でした。このメンバーでは約束ごとも徹底されていないでしょうから仕方ないとはいえ、選手が交錯するたびにドキドキさせられ、センター線はクイックどころかワンタッチもままならず、「打ち切れよ!」というトスがすべてフェイント処理されていく状態。くわえてレセプションには多少難のあるカズ選手が入っていたものですから、終始ヒヤヒヤさせられ通しでした。
と、これだけ連携の取れていないコートではトスを上げるムック選手も大変です。開幕戦の硬さも手伝ってか序盤は少々不安定なトスが続きました。それでもとにかく合っても合わなくてもセンター線を使い倒し、トム選手はまるで居ないかのごとくトスを上げないムック選手。それが出来る所に今年のチームの強さを感じました。とにかく一つ一つ点を取って勝つという明確な意思は見えましたんで、あまり心配はしてなかったんですが(ちょっとウソ)、真鍋さんも内心では相当冷や汗をかいたんじゃないでしょうか。第1セットでの選手交代は確実に計算できるピンチサーバー・シュリ選手のみ(Vリーグデビューおめでとう。後輩さんたちの「シュリさーん」の掛け声が印象的でしたよ)。ルカ選手投入も第4セットで5点差がつくまではありませんでしたね。
第2セットではミスの積み重ねから点差をつけられ、11-16の時点でなんとなんとのカズ選手→ワンジョ選手という交代。最初に決めたコースがストレートだったところに彼女(とムック選手)の意地を見た気がして、少しくジーンとしてしまいました。ブロックも決めてましたね。セットは落とす結果になりましたが、シーズン通して考えれば、ワンジョ選手復帰は朗報です。3年前の夏を思い出しましたよ。眠れる獅子はとうとう目が覚めたのでしょうか。
第3セットは取り返し、そしてなんのかんの言っても地力に勝る選手集団です。第4セットに入る頃にはだんだんとチームとしての体が作られ始め、ムック=アン選手の高速クイックコンビが、そしてサーブ&ブロックが機能しだしました。マイコ選手のサーブがハードパンチになってたのが面白かったですね。マイコ&ムック→ワンジョ&ルカの二枚替えも今日のところはつつがなく無事完了です。いやあデカい、全日本もビックリの高さですよ。セットカウント3-1にて勝利をおさめました。
第4セット開始前、円陣からぬけてきたムック選手に指南中。
ちょっとマジメにアップをしておられたのは第3セットでヤバくなったときぐらいかな。今日のところは出番が無かったことを喜ぶべき、なのでしょう。
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まあしかし今日勝てたのは、こういう言い方はしたくないですが、やはりリベロ佐野選手の鬼っぷりと、そしてリップサービスのヒトではなかったトム選手のおかげでした。
リョウ選手はオリンピックが終わってモチベーションが下がってるんじゃないかと心配してたんですが、杞憂とは言わないまでも、プレーは全日本より輝いてさえ見えました。素晴らしくカッコ良かったです。もうありえない拾いっぷり。オーバーオーバー言うヤツなんざぁ、くそくらえ!(失礼)
そしてトム選手、とにかく熱い。ああステキ。守備も攻撃も常に全力、ブロックでそんなに全力で飛んでたら疲れちゃうよ!との心配もよそに、アタック決定率はゲームが進むごとに上がっていきました。たとえ決まらなくとも切り替えが早いし、ドシャットをくらうこともありません。見たこともないほど美しい二段トスを軽々と上げておられましたのにも驚きました。世界は広い・・・。
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リヴァーレは、うーん、どうでしょうね。シダルカ選手は上尾に居た頃よりは有効活用されているものの安定性に欠けますし、センターも嶋田選手が強いのは後衛サーバー時だけってのはやっぱマズイでしょう・・・。
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その後、武富士vsトヨタ車体を第3セット途中まで観戦。
サーブ&ブロックがキッチリと機能している時点で武富士に分があり、そしてトヨタ車体は新リベロの不安定さでもってレナタ頼みでは勝てませんわな。ま、どのチームもシーズンは長いですからまだまだ分かりませんけど。
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