2008年10月20日

解釈次第

通勤用クロスバイクがガタついてきていることもあり、ふと手に取った本を購入。
まるでパリ案内かのようなお洒落装丁とは裏腹に、中身はきわめて硬派な内容でした。

・エンゾ・早川「まちがいだらけの自転車えらび」双葉社

文面だけを見ると、イタリア(自転)車礼賛を始め誤解を招きそうな過激表現が多々ありますが、読み間違いをしなければ著者の主張は理解できますし、なかでも近年の「おしゃれ自転車雑誌」の林立やシマノ製品への危惧などは極めて真っ当な内容ではないかと思います。専門知識のない私にもたいへん面白く読めました。

ただ著者の言う自転車選びの条件はあくまで本格的なロードバイクにおけるもの。私個人が求める自転車にそれらが全て当てはまるわけではありませんが、自転車で一番大事なのは世間全般の雑誌がこぞって騒ぐ「システムとフレーム」ではなく「車輪とフロントスポーク」であることだけは肝に銘じておきます。あとは自転車屋さんに行くだけ。いやまだ行きませんけども・・・

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