行ってきましたサマーリーグ決勝@春日井
勝敗を気にする大会ではありませんが、冬のプレミアリーグ戦を占う上で重要なバロメーターとなる試合ではありますし、なにより一軍サイドアタッカー枠を賭けた熾烈な戦いです。てなわけで、それなりに熱く観戦してまいりました。ただしメモ等を一切取っていないので、諸々マチガイはご容赦のほど。
第2試合
Springs vs NEC
(3-0)
27-25
26-24
25-20
スタメン
#12筒井L
#9平井C
#18石井R(#6狩野)
#14雨堤L
#16浅津C
#13三上S(#17橋本)
#19座安Li
サブ
#2榛澤
#5小山
#15徳川
(Vリーグ公式より無断抜粋)
ほぼ予想通りなメンバーでの試合開始。期待のエリ選手はヒザがギアちっく。スパイク練習には参加していましたが、まだ本復状態ではないのか出場はなりませんでした。逆に予想外マイコ選手が登場。若いと治りも早いんでしょうかねぇ。しかもワンポイントブロッカーではなく、前衛でアタックなんぞも打っておられました。フォーム改善も含めてあまり無理をさせてほしくないですが、本日は2試合連続ということもあり、選手の負担を減らす意味合いもあったのかなあと。ま、立って手を伸ばしただけでも相手には嫌な高さですから、普通にリーグをも見据えた戦術なんでしょうけどね。
あ、ワンジョ選手が久々にユニを着て登場してましたよ。なんだか影が薄くなったねえ、髪の色も。
試合のほうは追い込まれてから踏ん張って1,2セットともにゲット。特に第2セットでは21-24という絶体絶命の事態からミナミ選手の連続サーブでセットを取っちゃいました。そういうケースでは弱いチームだったのに、やるやんか!しかし(私ご贔屓の)ミナミ選手、アタックは予選ほどには調子上がらずでした。偏見込みで書きますが、ルカ選手のトスはゆっくーり大きーすぎてリズムが少し合っていないのではないでしょうか。
ただ、そのルカ選手も予選時のようなトンデモナイ感はあまりなく、総じて無難なトス回しではありました。大学時代ついぞ勝てなかったNEC秋山選手がレセプションの悪さからアップアップになり、Springsブロックがつきやすい状況になったことになったことにも助けられ、なんとなくいいムードで勝利。試合中盤でムック選手が必ず二枚替えで入り、センター線にリズムをつけるトス回しを見せたこともメリハリがついて良かったのかな。
と、そんな選手団に帯同した応援団はたいそう豪華なものでありました。
「怒涛の抗議」(最初はもっと凄かった)
サキさんが率先して音頭を取っておられましたので、後の人が従わないわけもなく、やんややんや大盛り上がりでした。主審が思わず怯むほどに・・・
全日本から帰ってきたミユキ主将とカナコさんを両サイドに従えて、王様サキさんは終始ゴキゲンでしたよ。一緒に見ていた後輩曰く「なんか飲み屋っぽい雰囲気ですね」
そうそう、来日したばかりのトムさんも合流。最初はガムを噛んでたっぽいですが、途中からの手と口の動きからすると(会場で売っていた)ポップコーンを食べておられた模様。そして今年の通訳さんは男性なんですね。見た感じではお姐さま軍団との繋ぎを図ってくれそうな雰囲気でしたよ。頼みますぜ。
第3試合
Springs vs Seaguls
(3-1)
25-21
21-25
25-20
25-20
スタメン
#12筒井L
#9平井C
#18石井R(#6狩野)
#4小山L
#16浅津C
#17橋本S(#13三上)
#19座安Li
サブ
#2榛澤
#14雨堤
#15徳川
(Vリーグ公式より無断抜粋)
連続試合ということもあってかセッター交代。そして久々にワンジョ選手スタメンであります。こうしてまともにプレーを見るのは何ヶ月ぶりでしょう。やっぱりアタック決めると華のある選手ですなあ。ガッツポーズをするたび観客席のお姐様方に大ウケされてました(特にカナコさんは律儀に?毎回マネしてました)。試合後半では少々ヘバっちゃってましたが、今日の功績はなんといってもサーブ。ひっさびさに良いジャンサを放ってました。
あっさりと第1セット奪取。てか、このメンバーでは取らなきゃマズイっすわな。
第2セット終盤では季節恒例のセッター替え。点差をもらってのルカ選手登板でしたが、なんとなくずるずるしている間にセットを落としてしまいます。第1試合からなんとなく感じてたんですが、このチームはブレイク率に対してサイドアウト率が低いんですよね。それだけサーブがいいということではあるのですが、言い換えれば決定力に欠けるということの証明でもあり、そのサイドアウトを取る役割は専ら石井シュリ選手が担ってました。攻撃面での決定力が一番高いので仕方ないとはいえ、それが続けばいくらシーガルズだってマークしますよね。ドシャット!なのにまだ上げ続けるか!と終始そんな感じでセンターを使えない。早くもルカ選手のメッキがはがれかけてきた感が漂い始めました。
てなわけで第3セットはムック選手ふたたび復帰。やっぱ格がちゃいますわ。ルカ選手が「決まりそうな選手」に上げ続けるのに対して、ムック選手は「決める攻撃」を考える。そのためにはどこからでもそのトスを上げる。北京五輪男子準決勝ロシアvsアメリカで言われていた「セッターの違い」というヤツですね。見たことがないほどアン選手のクイックが決まりまくってました。やればできるんやんか。
ワンジョ選手が相変わらずブロックぶち当てやクロス一辺倒になってもまったく焦らなかったムック選手。いつの間にこんなに逆転してしまったのでしょう(遠い目)。ちなみにタイムアウト時、ムック選手がまっさきにチームメイトにかけた言葉は
「ごめんごめん、私のトスが悪かった!」
・・・すごすぎます。
その第3セット中、ふとコートの片隅を見ると
おひとりでじっと見つめておられました。
今のムック選手があるのは、ひとえにケイさんのおかげ。
虫のいい願いかもしれませんが、いつか帰ってきてほしいです。
押せ押せの第4セット最終盤、大差をつけてムック→ルカ選手交代劇がありました。これぐらいは締めてくれよとの思いもむなしく、コート内は目に見えて不安モードいっぱいに。ルカ選手がいくらシンパを増やそうとも、コート内ではそうそう上手くいかないのでしょうか。マッチポイントを握りながら真鍋さんも非情ですねえ、ムック選手をさっさとコートへ戻してしまいました。よほどシーガルズ苦手意識を警戒していたのでしょうか。25点目はクイックだったかな?
予想外2連勝。明日は優勝をかけての一戦となりました。
選手の必死な姿を見ると、うー、リーグで戦わせてあげたいよなあという気持ちがひしひし。
個人的には本日一番の功労者は筒井ミホ選手。
対戦相手のレセプションがボロボロと乱れる中、Springsがなんのかんの言いつつも自分たちのバレーをすることができたのは、ミホ選手中心に固めたレセプションのおかげ。地味だけど、それがどれだけ意味のあることだったことか。ライトだとばかり思ってましたがミホ選手、実はミユキ主将ポジションだったんですね。前衛でもいいスパイクを放ってましたし、これはリーグでも来るかな。
まあしかし、3試合見るとさすがに疲れました。
サキさんもリクライニング態勢