2008年7月 5日

サウスポーサウスポー

遠くの全日本(もどき)より近くの生サマーリーグですよ。
基本的にはイチャモンつけるより、楽しんだ者勝ち派なのです。

てなわけでサマーリーグ2日目。

昨日の戦いぶりからして決勝進出は厳しいかなと思いつつも
2試合ストレート勝ちすれば芽があることは存じてましたので
(この時点でデンソーが健祥会に負けたことを知らなかった)
予想に反してドキドキの観戦となりました。

1試合目
Springs vs Red Hearts
(2-0)

スタメン
#9(アン)#12(ミホ)#13(ルカ)#14(ミナミ)
#16(ユウコ)#18(シュリ)#19(コウキ)

昨日に引き続き、1試合目はルカ選手先発。
序盤は昨日の再現ドラマを見ているかのようなグダグダぶりで大差をつけられましたが、データが生きたのでしょうか、中盤以降はサーブで打ち崩し、それに伴いルカ選手が調子を持ち直し、なんとか1セット奪取。あとはけっこう楽な展開だったかな。
言ってもチャレンジリーグ、サーブが弱くブロックが低いですからね。昨日大活躍のミナミ選手がさほど頑張ることなくチームも流れに乗り始めました。畳み掛け始めれば地力に勝るSpringsがサラリと勝利。

さあさ、あと2セットです。

2試合目
Springs vs Eighty8Queen
(2-0)
31-29
25-21

スタメン
#2(マイ)#9(アン)#12(ミホ)#16(ユウコ)
#17(ムック)#18(シュリ)#19(コウキ)

後方から「ムック出すんか!」と他チームファンから非難の声が洩れ聞こえましたけど、知ったことか。先発はルカ→ムック、ミナミ→マイとなりました(真鍋さんはミナミ選手を極力温存したいのではないかと)。1試合目をストレートで取っている以上、この試合も意地でもストレート勝ちしたいところであります。となれば、もうメンタル勝負ですわな。

開始早々センタークイックが2連続でアウトとなり、不穏な空気漂いまくりの展開。ズルズルと相手リードが広がってしまいました。期待のジャンサもネットにかかり、早々とフローター切り替えです。何とか差を取り戻したのはシュリ選手のサーブでしたかねえ。

しかーし、ムック選手の持ち技はそれだけではありません。昨日はほとんど出さなかったツーアタックです。普通なら返すしかない位置に上がったボールをカンペキな助走で打ち抜いたアタック、観客の度肝を抜いてました。基本的にムック選手がツーを乱打する場面は状況が悪いことの表れなんですが、そんなことを通り越してあのツーはカッコ良いっすからねえ。観客をも巻き込むセッター、いいぜ!

なのに気が付けば22-24てな展開。
見ているコチラは半分諦めかけてましたけど、タイムアウトも良い具合に取っておられましたし、セッターさんの顔を見ればこれまた全く諦めてない。サイドアウトの連続でうわうわ言ってるうちに30点て!いやぁ面白かったっすわー。
最終盤はキャプテン榛澤マイ選手のブロック&アタックが光りました。チャレンジチーム相手ということもあり、決めまくってくれました。うむ、ブロックはマイ選手>ミナミ選手ですかなあ。

「絶対にこのセットは取れる」と確信しながらも、セットが終わって足元を見ると、脚がブルブル震えてました。我ながらザマないな。

1セット取ってしまえば後は何とやら、2セット目は精神的に楽でしたね。ムック選手のツーフェイントが決まりまくっていたのが印象的でした。己のツーの威力を知りながら、知るが故に極力ツーは打たないムック選手ならではのトス、敵はおろか味方までもが惑わされてましたよ。やっぱ面白いセッターさんですなぁ。

しかし、この試合で特筆すべきはなんといってもユウコ選手のアタック。過去のサマーと比べても一番のキレ具合だったんではないでしょうか。スイングの速さといい強さといい、初めて見たぞ!!うむむ、これは真剣にリーグ戦でも見たいですね。活かし方は難しいかもしれませんが、ぜひぜひライト起用でひとつよろしくお願いしたいものです。

ちなみに本日はリベロのコウキ選手が奮わず。センター陣のサーブ時に連続得点が続いたのは好サーブだけのせいではなかったはずです。レセプションはシュリ選手が随分とカバーに入ってましたし、ブロックフォローも位置取りが悪い。ただし視野の広さとセンスでまだまだ伸びる余地のある選手だと思いますので、これから、ですね。

あとは、そうだそうだアン選手、クイックを打てるようになってきましたねえ。リーグだったらどうかな?というアタックもありましたけど、昨年より随分と意識の向上を感じました。ダイレクトの成功率も格段に上がりましたし、センターとしての違和感が減りましたね。ここ1,2年はチャンスやもん。センターのレギュラーポジション目指して頑張って下されい。

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決勝リーグ目指してどういった作戦で臨むのかSprings
全力で臨み、勝利を掴み取ってこそ経験は生きるというもの。

応援してますぜ。


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