そして鈍感になる
忘れることで生きていけるんだけれども
忘れるために生きているわけじゃないからなあ。
ぶつぶつ。
朝、スポーツニュースを何の気なしに見ていたら
ヒンギス選手のインタビュー映像が流れていました。
以下、ちょっとうろ覚えながら再現。
「パワーテニスは確かに強いけれども、
試合の最初から最後までパワーは持続できないものよ」
へぇ、テニスにも「パワーテニス」っていう分類があるんですね。
そして、けっこうな筋肉隆々に見えるヒンギス選手は
「パワーテニス」に対抗してテクニックで勝負するタイプのようで。
さらにインタビューは続きます。
「私が(パワーテニスと)戦う上で一番大事なことは・・・」
・・・何だか強烈なデジャブ感が。
「予測することよ」
東レパンパシフィック、ちょっと見てみようかという気持ちになりました。
*****
取り掛かり本
・Evelyn Waugh(吉田健一訳)「ブライヅヘッドふたたび」ブッキング
衝動買いの本なんですが、なんだろう、このワクワク感は。
本を読んでるっていう楽しみをひたすら実感させてくれます。
原作に漂う英国のかほりが見事に伝わる訳がまたすばらしく
英国に縁が深い吉田さんならではの仕事ですね。
ヒンデミットの「気高き幻想」をBGMに読んでいたのですが、
これが異様なほどシンクロ。なぜだろうと考えるうちに
この曲の精神構造が少し分かりかけた気がしました。
ああ、だから面白いんだよなあ。
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