蔵王より、独り
蔵王と来れば・・・どうしても我慢できず、
実に8年ぶりのスキーにトライすることにしました。
なかなかスキー板に靴がハマってくれず
このまま時間を終えたら悲しすぎると焦ったけれど、
5分ほど苦闘の後、無事完了。
よたよたとリフトにゆられてゲレンデ中腹へ。
←8年ぶりに乗るスキーリフト。
ほとんどジェットコースター気分ですね。
どちらも大好き...だけど怖い...。
←リフトからケータイ撮影
すごい雪!そして寒い!
(なんせ防寒コートにGパンでしたから)
←いざ滑らん!
とりあえず、ゆっくりゆっくり八の字で滑ってみました。
緩い傾斜に差し掛かったところで独学ボーゲンもお試し。
8年?いや9年?ぶりでもカラダは覚えているもんであります。
というわけで、お調子モンは早くも中級者コースに挑戦。
...傾斜角度がぜんぜん違うがな。
...むちゃくちゃ怖いがな。
人間凧にでもなったような格好で恐る恐る滑り降りてみると
もうファミリーコースは楽勝。気分良くちょちょいってなもんです。
と、調子に乗って滑っていたら、
中級ゲレンデでスピードの制御が利かなくなって(40km/hぐらい?)
物凄いスピードで滑走する羽目になり、一瞬、幽体離脱状態に。
ほうほうの体で止まると、うっすら涙目になっておりましたよ。
滑り始めて1時間あまり。
リフト回数券はまだ残っていたのですが
バスの時間が迫っていたのと、寒さでカラダが限界だったのとで
10:15頃にやむなく強制終了となりました。
大慌てでスキー道具を返却し、雪道を走ってホテルへ。
しかし、私は諦めませんでしたよ。
なにをって
「スキー後に公営温泉に行くぜ計画」ですがな。
バスの発車は10:40
腕時計をにらめっこしながら走ること5分。
「玉こんにゃく、いかがですか~」
あ、そうだ!ココはこんにゃくが有名なんだった!
迷うことなく「玉こんの串刺し」(¥100)を購入。
こんにゃく大好き!よ~く味が染み込んでて美味しかったです。
口元が凍ってたので思いっきり唇を噛みましたけどね。
と、そんな油を売っているバヤイではないのです。
食べ終えた串をポッケに入れて、雪道をひた走る私。
見つけました、「下湯共同浴場」
料金は200円といっても、いわゆる"野菜の無人販売方式"で
「善意の箱」が入り口に置いてあるだけです。
私の財布の中には500円玉しかなかったため
「一日一善」と言い聞かせて、500円入れましたよ。
いいことありますように。今日の試合に勝ちますように、とね。
ドアは男湯と女湯に分かれているものの、何しろ無人です。
しかも「ちょいと立派な公衆トイレ」風ともいうべき外見でしょ。
いつ誰が入ってくるのやら分かりませんのですよ。
不安を抱きつつ、おそるおそるドアを開けてみると、お風呂場も無人。
ただし白濁したお湯はかなりよさげ。
時間は刻々と過ぎ去っていく。
ええい、ままよ!入るぜ!
...ご・く・ら・く...(in 湯けむり)
ほんっとむちゃくちゃ気持ちよかったですよ。
カラダが冷え切っていたのを差し引いても良いお湯でした。
「あと5分、いや1分でもいいから漬からせて...」
浴槽の木枠を掴みながら心から思いましたもん。
しかし時は無情に過ぎていきます。
脱衣場ではマフラー代わりに巻いてきたスプリングスタオルが大活躍。
温まり切らない体に冷え切った服を再びまとい、いざホテルへ!
そして、途中「湯の花10個入り」を土産物屋で買うことも諦めない私。
「不撓不屈精神」です(使い方を明らかに間違えてるよな)
なんて頭の中では冷静に考えつつ、時計は10:36。
急げ幌馬車!(古っ)
ホテルで預けた荷物を引っつかんで階段を駆け下り、
向かいのバスターミナルに着いたのは、ほぼ10:40でした。
最後の乗客(もちろん私)を乗せてバス発車。
ふうう。
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