2004年5月21日

えらそげ

今日も朝からカンヌ入り某氏の映像が続く。
インタビューにて曰く、「日本で言えば熱海に世界中のすごい人たちが集まってる感じ」
確かにカンヌは保養地ではあるが...ホントに「たとえ話」好きだねぇ。
でも、的を得ていない例え話って逆効果だよ。

本日の一冊
・吉井妙子著:蘇る全日本女子バレー―新たなる闘い(日本経済出版社)

基本的に初心者・にわかファン向けのようで、よく読むと取材不足、誤植の多さが目立ち
"この時期に発売"という裏事情が垣間見えるような粗さがある。
スポーツドキュメンタリーはほとんど読んだことがないのだが、
ライターの文体(というか言葉の使い方)、会話の引用の仕方が甘いことも気になる。
そして装丁のダサさも...。
出版社側が「柳本監督に学ぶ部下育成法」といったビジネス需要も当て込んでいるのか
全年齢層を意識した作りだと思うが、そういった意味においても意識が低いと言わざるを得ない。

と、これだけ貶しておいてなんだが、電車の中で読みながら感動してしまったのも事実。
それはひとえにライターの腕にではなく、選手・監督の抱えるストーリー、素材のおかげ。

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