松尾部ナイト
古いファイルから発掘されました。
無駄に長いのですが、捨てるのも勿体無いので...。
2002.12.9(Mon)大雪 19:30~新宿ロフトプラスワン
そもそも、このイベントは春に神戸で大々的に開催されるはずだった。
そそくさと申し込みも済ませて楽しみに待ちわびていたある日、
あえなく中止のお知らせが届く...。
数ヶ月後、某日、松尾部でこのイベントが告知され...悩む間もなく参加を決意した私。
チケット発売日に並んでくれたX君、Thanks!
客席に芸能人がいないかと見渡していると、「あ、猫背さんがいますよ」との声。
そのテーブルは猫背椿さん、田村たがめさん、内田滋啓くん、松尾さんの奥さん...豪華。
ちょこちょこと走り回っていたのは小番頭・斎藤氏と近藤公園くん。
荒川良々さん、平岩紙ちゃんの姿もちらり。
開催に先立ち、司会:田辺氏(SPA!編集部)による挨拶
「皆さんの飲食がそのまま今日の出演者のギャラになりますので、よろしくお願いします」
田辺氏は、船越英一郎をちょっとダメにした感じの風貌。
1、オープニング:三遊亭あし歌氏による開会の辞
松尾部掲載の日記そのままの人。にしても、こんなに面白くなくていいんだろうか。
「松尾さんは今、楽屋で凄い勢いでシャケ弁当を食べています。物凄い速さです。
3分で食べると言っています」
とにかくイケてなかったっす。ある意味、評価できるほどの「イケてなさっぷり」全開。
2、金紙・銀紙トークセッション(マンガ家:河井克夫&歌人:枡野浩一)
ピンクレディーを踊りながら出てきた2氏。
会場に投げたバラを友人が獲得(私が頂きました)。
・2人が「似ている」ということについて簡単な説明
・2人の共通点(あまりなし。体育が苦手なことぐらい)
・枡野さんが奥さん(=南Q太さん)に逃げられ、子どもにも会わせてもらえないというグチ
・枡野さんの歌集の宣伝(くよくよした内容です、とのこと。)
・途中から、学生歌人加藤さんを交えてのトークセッション
時間が押していたにもかかわらず、くよくよしたあとがきを長々と朗読した枡野さん。
面白かったけどね。
ノゾエ征爾さん(松尾チルドレン)&武沢物語さん(元・大人計画)による
劇団「はえぎわ」公演宣伝。
3、宮崎吐夢&篠崎真紀トークセッション
この2人もやはり歌い踊りながら登場。
会場での「悩み相談室」を予定していたらしいが、当然のごとく相談者は現れず
結局ハガキ相談に篠崎さんが答えるという形式にて進行。
最後もまた歌い踊りながら去りゆく2人。何を歌ってたんだっけ...。
4、松尾スズキ登場
刹那さん(漫画家)のギター演奏にあわせて、松尾さん、歌い踊りながら登場。
カッコ良い!黒いセーターにダークグレーのナイロン地のパンツ。セーターは袖部分に
長くファスナーがついていて、手首の部分だけ微妙に開いているのがまたステキ。
スニーカーはナイキかな。
5、井口昇さんによるスカトロについてのトークセッション?&新作映画宣伝
(食事中の人には不向きな内容多々アリ)
登壇者
・井口昇
・松尾スズキ
・平岩紙
・刹那(漫画家)
・井口さんのスカトロ映画常連の女優さん2人(うち1人は漫画家・卯月妙子さん)
キレイな女優さんが「スカトロは愛です」「(彼氏と)スカトロをするのが夢です」と語る姿は
...なかなか新鮮な経験だった。
松尾さんは紙ちゃんとカップルという仮設定で臨み、ステージ上にて「紙~♪」と絡む。
その度に井口さんが「もう~、そこの2人」ツッコむ痛々しい展開。
松尾さん曰く
「井口君はなかなか良い映画を作るんですよ。
スカトロ映画の方はDVDをもらったんですが、まだ見てません。
こないだ危うく妻のお母さんに見つかりそうになって、慌ててベッドの下に隠しました。
まあ人間、行き着くところは此処、みたいなのはあるかもしれませんね。
こないだの「業音」も実際そうでしたし」
▼作品上映
井口さん監督によるスカトロ作品を5作品続けて上映、
審査員(松尾、平岩、刹那)全員が×カード(=耐えられない)を出した時点で中止
という条件で上映開始。
松尾さんは早々に×カード。全般的にグッタリしていた印象。
カードは途中「○」に変わったりもしていたけれど、
だいたいが「×カード」。刹那さんはもう少し許容範囲が広く、
意外や?平岩紙ちゃんが最後まで「○」のまま。
「紙、見損なったよ」とこぼす松尾さん。
そんな松尾さんが唯一元気になったのは、いわゆる「スカトロ」本番の箇所。
女優さんのお尻からブツが出てくるシーンにて「ちょっとそこ、テープ逆回しに
してみて」と指示した時。生き生きしてましたねえ。
上からも下からも吐くやら出すやらのオンパレードに、
会場内は次第にうつむく人たち続出。
空気も次第に硬くなる中、緊張感ある上映が次々と繰り広げられていく。
「この映像のなかで、果たして食べ物は売れるんだろうか、と心配する自分がいます」と松尾さん。
そんな中、しばし歓声を上げていた(とおぼしき)のは、後方テーブルの猫背さん。
あの特徴ある声、そして堂々と感嘆の声をあげることからいっても
猫背さんに間違いないと思うのだけど。
○新作映画「人面愛(仮題)」予告
新井亜紀さん&荒川良々くん主演の「ラブストーリー」
時にメルヘンタッチな映像に、場内は軽く爆笑。
6、松尾スズキ再び登場
「劇団毛皮族」のお姉様方をバックに従えて、「ルパン3世」(←お好きですね)を
歌い踊りながら登場。時に最前列の客に絡み、残った生ビールを飲んで
「ぬるいっ!」とか叫んでいた(ような)。
...かっこいーわー...(も、ミーハー以外の何物でもなし)。
7、「SPA!」松活妄想撮影所の裏話トークセッション
・松尾スズキ
・大橋仁(カメラマン)
・片桐はいり(風邪で寝ていた所を田辺氏に電話で呼び出された、とのこと)
・田辺氏(「SPA!」編集部、松尾さん担当)
グラビア(未掲載写真含む)をスライド上映しながら4人が語る
・「いつも撮影後に、男性3人がいやらしーい会話で盛り上がってんですよ」(片桐さん)
・「これまで一番松尾さんが素で嬉しそうだったのは、永井流奈ちゃんの時
でしたよねえ。」(片桐さん)
(→未掲載写真がスライドで流される。確かに松尾さん、ふやけた顔をしている)
・「事務所の検閲がけっこうあるんだけど、一番厳しかったのは小池栄子ですかね。
ちょうど転換期に来ていたから、イエローキャブがかなり神経質になってました。
でも、この土手を見落とすなんざ、甘い」(松尾さん)
→その後、松尾・大橋・田辺氏による「(女性の)土手とはいずこ」論争が繰り広げられる
・「『女優人生賭けて"露出度全開で"って言われたのに、最初の1回以降
どんどん露出度減ってきましたよね。ダメだったんでしょうか、私」(片桐さん)
・「初回の小島聖がブラをして来て『何考えてるんだ!』って怒鳴りましたね」(松尾さん)
・(初回)、片桐さんの(胸を隠して首からかけられた)タオルが揺れるたび
ドキドキしましたよ」(大橋さん)
そして、担当田辺氏よりお知らせが。
「次回の松活のゲストは深津絵里さんです。」
「わおお!」(←私の内心の叫び)
サービスショット、いー感じ!「恋は余計なお世話」もそうだけど、
松尾さんって深津ちゃんの可愛さを分かってるよなぁ。さすがだ(なにがだ)。
「僕にとって深津さんというのは『敷居の高さが読めない女』なんですね。
敷居が低いのかなあと思って近づくと高い。しかも自分でもそれを分かっていない、みたいな。」
「実は撮影が終わったのが昨日(12/8)です。場所が閉館後の映画館だったので、
終わったのが朝。
その足で大阪にうどんを食べに行きました。もう本当にうどんだけのために往復6時間かけて。
で、その道中にインタビューもしました」
大阪のうどん屋ということは、心斎橋の「川福」にちがいあるまい。
「川福」に松尾さんと深津ちゃんって...ご、豪勢すぎる!見たかったなあ。
8、飛び出せボーイズ(皆川さん、荒川さん、村杉さん)登場
「僕たちも『松尾部』に入れてください!」と登場したボーイズ(いびつに声を揃えて)に
松尾さん「面白かったらいいけど...ていうか、その、いちいち練習したセリフやめろ!」
わりと痛い感じのコントをやっている間中、松尾さんは後ろで頭を抱えてうめいてました。
猫背さんは舞台前に陣取ってデジカメで写真を撮りまくり。
なので弱気な私も一枚だけ便乗して撮影。
バックで松尾さんがコント内容にイライラしてますな。
コント内容で唯一覚えてるのは、蝉さんが「なんで俺だけこの色(黄色)なんだよう!」と
突っかかったことぐらい。
最終的に松尾さん、「いいよ、いれてあげても。でも、そのセリフやめろ」
9、オークション
時間がとてつもなくおしている中、目玉企画が開催される。既に終電で帰っていた客も多数
・枡野浩一さん「歌集の色校」
桝野さんの「このイラストだけでも価値があるのよ」他、様々な煽りで、じりじりと値段も上がり
→5~6,000円だったかと。
・河井克夫さん「今日の出演者の寄せ書き落書きノート」2冊組
→3~4,000円(安すぎ)
・篠崎真紀さん「飯島愛の顔写真入りTシャツ。92年のレアもの。
愛ちゃんが「SafeSex」と言ってる吹き出しつき。やはりレアな愛ちゃんのカードつきで。
→これはわりと競った結果、猫背椿さんが7000円で落札。
途中から猫背さん、立ち上がって競ってましたね。私だったらその時点で降りちゃうこと確実。
「嬉しい!」と大喜びでステージ上に上がった猫背さんは
「テレビドラマ女優です。主人公の親友役です」と宮崎さんに紹介されてましたっけ。
細かいお金の持ち合わせがないとのことで、お支払いは後ほど。
・宮崎吐夢さん「芸能人本5冊(東海林のり子、カルーセル麻紀、西村知美他)
「それぞれに感銘を受けた部分に線を引いています。うち2冊には巻末に感想を書いています。
ご希望であれば、終わった後、残りの本についても感想をお教えします。
恥ずかしいので、ヤフオクにはくれぐれも売らないで下さい。」
→確か5,000円ぐらい
帰り際、落札者と思しき人に宮崎さんが本を片手に一生懸命話している姿が目に入りました。
※とにかく「ヤフオク」の言葉が飛び交う。皆さんかなりご用心なさっているご様子。
・井口昇さん
寄生虫博物館の絵葉書(今日の出演者のサイン入り)他、寄生虫モノグッズ。
映画「クルシメさん」のチラシ(確か大人計画の俳優さんがたくさん出ている映画ですよね)
ご希望であれば、後日、寄生虫博物館でデートしてもいいです。
→いくらだったっけ...。
・刹那さん
友人カップルにあげるつもりで買ったナイトガウン(あげる前に別れてしまった不吉なもの)
ペンタックスかなにかのカメラ(説明書つき)
→5~6000円だったかと
・村杉蝉之介さん
映画ビデオ(当時は1万円以上したもの。DVDを買ったので放出)
秘蔵○○写真コレクション
日本総合悲劇協会公演「ふくすけ」で使用した、自らの大きな遺影
→6~7000円だったような。この遺影はファンには垂涎ものでしょ。
・荒川良々さん
ドラマ「ガッコの先生」のスタッフジャンパーと何か
→当然、値段も覚えておらず。
・皆川猿時さん
井川遥のビデオ。井川さんのサイン・メッセージ付き
周りからの「あ、皆川さん、(舞台で)井川さんと共演したもんね」との声に
「井川さんが書きそうな癒しメッセージを私が書いてみました」→会場内爆笑
→覚えてません
・玉野さん(イラストレーター)
松尾さん他のイラストカード集他
→確か5000円ぐらい
・松尾スズキさん
色紙4枚セット
1、松尾さんの自画像+サイン
2、ヘッドホンの絵(だったように思う)
3、出演者全員の似顔絵
4、松尾氏自らの命名による芸名を松尾さんの手で揮毫
→17,000円
毛皮族に席の周りでダンスを踊ってもらい、そのままステージ上に拉致された落札者は
松尾さんにハグしてもらい、「先見の明がある」ということで「先津リカ」と命名さるる。
10.小番頭・斉藤氏による閉会の辞
時間がおした事、段取りの悪さに対するお詫び
11.松尾スズキさんから斉藤氏への愛の手紙朗読
...松尾さん優し過ぎ。それともあれは仮の姿で、現実にはもっと怖い上司なのか?
イベント終了後、店の外に出ると夜中の12時を軽くまわっていました。
いやはや、まさに「ぬる地獄」(by松尾さん)なれど、これで1,800円は安いですね。
とにもかくにも松尾さん、お疲れさまでした。
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